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セカスク主催「気軽に腕だめし!俳句コンテスト」の結果発表!

先般、講師を務めるセカスクにて開催した「気軽に腕だめし!俳句コンテスト」の結果が発表されました。

テーマは「2023年わたしの『名場面』で一句」。

結果と選評は12月23日のZoomにて生配信しましたが、テキストでも書き起こしましたので、こちらでもご紹介します。

ご投句いただいた皆様ありがとうございました!各賞受賞の方々、おめでとうございます。
 
 
【大賞】松葉杖の脇締め一歩夏旺ん (おかげでさんぽ) 
※講師選出、副賞Amazonギフト券5000円分
 
体験したことのない酷暑に見舞われた今夏。松葉杖が必要な暮らしはご苦労も多かったことでしょう。一歩踏み出そうときゅっと脇を締めるたびに、汗も吹き出してきそうです。それでも、前へ進んでいこうとする姿、旺盛な夏の勢いに負けまいとする「生命力」を感じさせる一句。「脇締め一歩」の身体感覚を伴った具体的な描写の力強さが素晴らしいです。

 
【准賞】母の着し父のセーター遺りけり  (まさひで) 
※講師選出、副賞Amazonギフト券2000円分 

母が大切に着ていた父のセーターが遺品として残ったという景。父もすでに他界しているのでしょう。父母がこの世にはいないという寂しさも漂わせつつ、優しさと温かさが感じられるのは、「セーター」という季語が持つ力なのかもしれません。残ったセーターを手にし、思い出に包まれている作者が見えます。
 
 
【特別賞】白靴や小樽運河の喫茶店 (正則)
※参加者投票にて選出。副賞Amazonギフト券2000円分 

接戦の末、多くの参加者の支持を得て見事「特別賞」に輝きました。「小樽運河の喫茶店」も「白靴」も洒落た雰囲気が漂い、旅の高揚した気分をビビッドに伝えてくれます。地名から喚起される映像の力を存分に生かし、写真にも負けない文字の力で「思い出の名場面」を切り取った一句です。

セカスクでは、月に3~4回程度講座を担当しています。俳句以外にも、ヨガやピラティス、フェイササイズ、ボイストレーニング、脳トレ体操、歴史、栄養学などのバラエティに富んだ講座(オンラインレッスン)がありますので、よかったら覗いてみてくださいね。

30日間無料でお試しできます!

https://second-life.school/

 


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