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人生の点数は100点でお願いしたい話

 私の点数は何点だろう?
 もちろん試験の点数ではない。人生の点数である。

 例えば、人があの世に渡る時、閻魔大王様に何点をつけられるのか?
 生前の行いが良ければ100点で、悪ければ0点だとする。自分なんて、けっこう悪いかも知れない。

 でも、どうしても100点であって欲しい人たちがいる。
 それは、人生半ばで旅立ってしまった友人や後輩たち。原因は病気だったり、不慮の事故だったり。
 彼らは皆若く、お転婆な小学生から働き盛りのサラリーマンまで様々だった。そして、残された人たちは例外なくとても悲しんで、いつまでも喪失感を埋めることができなかった。

 かくいう自分もことあるごとに彼らのことを思い出す。今生きていれば、一緒に何をしただろうかと。
 何よりも、特に悪いこともしていないのに、大切な人たちを残して早々と虹の橋を渡らなければならなかった彼らが一番つらかったに違いない。

 だから閻魔大王様、せめて彼らの点数は100点にして欲しいと願います。どうぞよろしくお願いいたします。

 これは、自分なりの鎮魂歌もどきです。長い間胸にあったモヤモヤをようやく少しだけ形にすることができました。
 最後まで目を通していただきありがとうございました。感謝いたします。

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