死後の世界の話 2

まず結論からいうと私は
「死後の世界は無い」は正しいと思います
ただ
ものさしの当て方が見当違いなだけです

理性的論理的に考えれば
死後の世界なんて矛盾だらけです

意識と記憶が脳の神経組織に依存している以上
死後の自分なんてどこで存在できるのでしょう?

抑制力や理性、社会性に関わりその人の人格を決めているのが前頭葉
交通事故で前頭葉に損傷を負って性格が変わってしまった人もいます
そんな人が死後の世界に行くとどうなりますか?
性格は変わったままですか?
性格は元に戻るのでしょうか?

また生まれ変わりとか前世来世も
考えれば考えるほど矛盾だらけです

受精卵が細胞分裂して
脳や神経が生まれたのですから
それ以前の自分が存在したはずがありません

多く言われてることですが
100年前1000年前は現在より人口が圧倒的に少なかった
人間が生まれ変わりをしているなら
人口は一定のはずです
現在の世界人口では前世がまったく足りません
大部分の人間には前世が無いはずです

「仏教はよけいなものを・・・」で一度書きましたが
そもそも「輪廻転生」は
インドの支配部族(アーリア人)が先住部族に服従を強いて
カースト制を存続させるために編み出した迷信です
「今のカーストで誠心誠意尽くせば来世は上のカーストに上がれる」
という洗脳です
そんなアホみたいな考えが仏教に混じって日本に伝わったのです

さて最初の話に戻ります
「ものさしの当て方」が見当違いなんです

親方「そこにロープの束がある
   長さを測れ」
新入「わかりました・・・・
    長さは12㎜です」
親方「馬鹿野郎!それは太さだろ
   長さを測るんだ!」
新入「いや親方
   俺はものさしを当てて測りました
   ものさしで測って確かに長さ12㎜です」

これは新入君が正しい
ものさしを当てて測ったんだからそれは長さです

死後の世界なんてありません
前世とか来世もありません
死んだら意識も記憶もなくなります
そこから先はありません
生まれる前なんてありません
胎児の脳内であなたの意識は生まれました

70年の人生ならその70年がすべてです
前も先もあるはずがない

でもそれは
「ロープの長さは12㎜」と言っているのと同じこと
正しいけど
ものさしの当て方が見当違いです

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