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観光列車「おれんじ食堂」(肥薩おれんじ鉄道)

どれくらい時が経っただろう
線路沿いの景色
変わらない海

停車駅
列車のドアが開くと
揺れるカーテンベール

はじける記憶のカプセル
町を包む
みかんの花の甘い香り

手を伸ばすと届きそうな
大きな夕陽
圧倒され動けなかった

おれんじ色の光を浴びながら
水平線に溶けてゆくまで見送った
遠い夏の日

忘れることのない故郷

水戸岡鋭治氏デザイン作品を巡る旅 詩100篇A5判 240頁 💴1500+税

デザインを巡る旅
(鉄道・船舶)
Ⅱ 夢を紡ぐ旅
(公共施設・駅舎・店舗・展覧会)
Ⅲ 夢実現の旅(画集他)

どうぞよろしくお願い申し上げます✨
                                                       朋

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