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ピザポテトにチーズを追加するということ
いつまで餌を待つ雛鳥でいるつもりなのか。
成長の喜びとは、雛鳥が卵から孵り出で、
そして飛び立ちを果たす瞬間にこそある。
巣立ちのときだ。
新しい世界を見つけよ。
……そう、自分はいつまで雛鳥でいるのだろう。
与えられるものをただ待ち続け、
あまつさえそれに文句を言ったりする。
もうそんな愚かな行為からは卒業するときだ!
というわけで、
ピザポテトにチーズをかけていきます。
まずは、そう考えるに至った経緯を話そう……!
ある日、スーパーで新しいポテチを発見した。
![](https://assets.st-note.com/img/1679641152750-kp1yp7QFL7.jpg?width=800)
正確にいうとこれはピザポテトではないのだが、ピザ味のポテチだからピザポテトということにする。
パッケージの『ガチ濃厚ピザ』という力強い文字、チーズ感溢れるピザ画像、これはもう本家のピザポテトを越えてくる予感を抱かせるには十分だ。
だが、過去にシン・仮面ライダーのポテチで残念な気分になった自分としては、「これも期待できないかもな…」という感情が正直あった。
なぜならパッケージのポテチ写真からは、まったくチーズ感が感じられなかったからである。
これはシン・仮面ライダーポテチと同じことになるのでは……?
・・・
そして食べた結果、やはり期待以上のものではなかった。
いや、まあまあ美味しいものではあるのだ。
しかしやはりチーズ感があんまりなくて……
やっぱりピザ系のポテチはチーズがないとさ……。
そしてこのとき、天啓が舞い降りた。
(自分で追加すれば良いのでは?)
……そう、そうだよ。
なんで今までそうしなかったんだろうか?
チーズなんて自分で追加すればいいのだ。
与えられたものに文句を言うのではなく、
自分で変えていけばいい!!
![](https://assets.st-note.com/img/1679649378865-X5fbKfSmyE.jpg?width=800)
なんかちょっと良いこと言ってる感があるが、ポテチにチーズをかけるだけである。
なんだか1000万人くらいは同じことを考えついていそうだ。
なのであえて前例を検索などしない。(記事にできなくなるからね!)
しかし自分がこれを思いついたのも、最近グラタンばっかりでチーズを常備していたことによるものなのだろう。
……どんだけチーズ食べたいんだろう最近の自分。
![](https://assets.st-note.com/img/1679649716824-bekOLBK1BT.jpg?width=800)
ではパラパラっとポテチにチーズを振りかけて……
魚焼きグリルで数分加熱する。
![](https://assets.st-note.com/img/1679649860070-PRKwfe4nC8.jpg?width=800)
おお……!!
凄まじくリッチなピザポテトじゃないか……!!
![](https://assets.st-note.com/img/1679649919708-ivsa8ex7kh.jpg?width=800)
ではさっそくいただこう。
(ハムッ…)
・・・
ふむ……。
チーズがモニュっとして、
ポテチはパリッとして、
なんかこう……
どうなんだコレ……?
いや、確かにチーズたっぷりだし、存分にチーズ感は味わえるのだが、なんかこれじゃないというか……。
柔らかさとパリッと感がどうも喧嘩してるような気がする。
いや、こういう食べ物もありそうな気がしないでもないのだが、ポテチという括りで考えてしまうと違和感があるのかもしれない。
うーん、やっぱりピザポテトには、あの謎のチーズフレークがぴったりということか。
さすがだよ、カルビー……!
![](https://assets.st-note.com/img/1679650182331-1HMnJIVnyW.jpg?width=800)
(これは湖池屋だが)
そんなわけで、挑戦は失敗に終わった。
大手企業が長年かけて磨き上げた製品を、そう簡単に越えることはできないのかもしれない。
そして最初に紹介した名言を残したイザベル・モンタギュー という人物は存在しない。
ただのChatGPTに作ってもらった「名言を言ってそうな外国人名」である。
![](https://assets.st-note.com/img/1679640332711-rSQ3taRoHr.png?width=800)
もちろん名言の方も、あれやこれやChatGPTで創作した結果だ。
AIを使えば名前も名言も顔写真も自由自在。
そのうち非実在人物のwikipediaページが大量生成されるのかもしれない。
そういえば、料理というものは一定の決まった法則で読み解けるみたいなことを「料理の四面体」という本の中で言っていた気がする。
将棋AIが人間には思いつかない一手を生み出したように、思いも寄らない調理工程でちゃんと美味しいレシピをAIが量産する日も近いのかもしれない。
分子ガストロノミーを牽引するのはAIなのかもだ。
AI関連は色々と恐怖を煽ることが言われていたりするけれど、やはりAIが広く活用される世の中は面白そうだと自分は思う。
AIが作ったレシピをもとに、AIシェフロボットが調理して、野菜や肉もAI農場産のものを使用して……
いやはや……未来だなぁ。
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