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【つながる旅行記#197】松山総合公園の謎の建造物へ行ってみる

前回は久々の松山市に到着し、夜散歩をした。

そして一夜明け、自分は……

例によって自転車を借りたのだった。

やはり観光といえば自転車である。


ちなみにこれはレンタサイクルではなく、ホテルの自転車

本来なら何キロも歩いて松山駅に行かなければレンタサイクルはなかったのだが、「サンガーデン松山」の貸自転車(無料)のおかげで余計な手間を省くことができた。

ありがたい!!

こうして走っていると、やはり松山市は色々な店があって生活しやすそう。これがコンパクトシティというやつなのだろうか。

住むならこういうところが良さそうだなと思う。

(なお、松山市は2020年から中学3年生までは医療費無料らしい)


さて、松山情報はさておき、今回目指す場所はというと……

↑これである。


#50にて松山城の天守に登った際に、遠くに見えた謎の建造物だ。

あれが松山総合公園ということはわかっているのだが、せっかくなので実際に行ってみようというわけだ。

どう考えても松山には他に行くべき観光地が山程あるとは思うけども。

松山城
ぶつだん

あぁ、やっぱりこうやって自転車でのんびり観光するのは好きだ。

もうどう見ても住宅地なんだけど。

とか思っていたら、何やら丘の上にワクワクする建造物が見えてきた。


これは行かねばなるまい。

ママチャリで坂を登っていく。

なんとここには松山市考古館というものもあるらしい。

これは寄っていかねば……と思ったら、今日は月曜日で休館だった。

……残念。

まあせっかくなので客谷古墳群をチラ見していこう。

弥生時代にはこの頂上あたりに集落があったらしい。

生活するには上り下りが大変そうな気がしてならないが、平地よりも食料が豊富だったのだろうか?

未調査の古墳
あちこちがぽこぽこしている
いやこれ入っちゃ駄目なところだわ

道の脇を見ると、地下水を観測している施設があった。

看板の説明によると、古文書に南海地震が起きたときの道後温泉のお湯に関する記載があったため、地下水などの変動を元に南海トラフの巨大地震を予測するべく設置されているらしい。

研究者は日々こうやってデータを集めているんだなあ。

そしてワクワクな建造物に到着。


ここの名前は「坊っちゃん夢ランド」というらしい。

相変わらずの坊っちゃん推しである。

夏目漱石もここまでプッシュされることになるとは思わなかっただろう。

なんだか眺めもいいし、アスレチックも良い感じで、これはファミリーにとっては素晴らしい公園な気がする。

月曜なので全然人がいないとはいえ、流石にこの歳でアスレチックで遊ぶのは控えておくけども。

過去に水風船でなにがあったのだろうか
見えている島は興居島(ごごしま)
大量のみかん
椿(松山市の市花)

そしてとうとう目的の謎の建造物に到着!!

ここだけ急に西洋な雰囲気が漂う。

ではさっそく中へ。

螺旋階段

いい景色だ……!!

街の中にぽっかり浮かぶ松山城もしっかり見える。

やっぱり高いところから景色を眺めるのは良いな。

謎の足つぼ刺激ゾーン

ところで、一体この松山っぽくない建造物はなんなのかというと、松山市はドイツのフライブルクと姉妹都市という友好関係があるので、ヨーロッパのお城っぽくしてみたということらしい。

(わりと雑な理由だな)


まあもちろん自分がドイツの地名など知るわけがないので、フライブルクについてさらっと調べてみる。

すると、かっこいいドイツ語だと自分の中で話題の「シュヴァルツヴァルト」にフライブルクは接しているらしい。

ちなみにシュヴァルツヴァルトの意味は「黒い森」だ。

実際に衛星画像を見てみると、確かに黒い森だった。

(植林したトウヒの木が暗い色に見えているらしい)

シュヴァルツヴァルトってこんな感じだったんだなあ……

というか南北150kmもある!?

シュヴァルツヴァルト山地 

今までかっこいい響きとは思いつつも、検索しようとは欠片も思わなかったシュヴァルツヴァルトだが、自分の想像を遥かに越える広さだったらしい。

150kmというと、四国でいえば松山市から徳島市の手前まで行ける距離だ。

150km

ヨーロッパの地理に関する知識の無さは自覚してはいたが、そのうち勉強しないとまずいかもしれないなとは思う。

今の自分がヨーロッパの白地図を渡されて国名を書けと言われたら、果たしてどれだけ埋められるやらだ。



それはそうと、目的も無事達成したことだし次の場所へ向かおう。

……とはいえ、実はノープランである。


そもそもこうやって公園に来ているのも、本来行きたかった場所が月曜は休みだったからという理由もあるのだ。

人と違う生活リズムでの観光というのは、空いていて快適というメリットもあるが、同時に休館日に遭遇しやすいというデメリットもある。

旅行の曜日を気にしないという自分の悪癖は、今後の旅行でもトラブルを生む予感がしてならない。


それじゃあとりあえず……

もう一回松山城でも登っとくか……?

3km戻る

なんだか観光というか、もはや運動してる感が強くなってきたが、実は自分の旅行は日頃の運動不足を補うという要素も含まれているのだ。

まあ弘前城だって何度も行ったことだし、松山城にもまた行こう!

(松山城は実質登山だけど)


そんなわけで、次回へ続く……!


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