【つながる旅行記#237】色々あって丹後街道を歩くことになった春の日【下調べの重要性】
前回は初めての福井にて解体新書をゲットした。(嘘は言っていない)
ではお世話になったホテルをあとにして、近くの駅へ向かおう。
昨日は雨だったが、今日は天候に問題はなさそうだ。
道端の草花からは、春の良い香りが湧き立っている。
たまらん……!
というわけで美浜駅である。
いや、実は昨日のうちに小浜市から美浜町に移動していたのだ。
(ホテル確保の問題で)
そして本日行きたいのは、『三方五湖』である。
方角的にはここから西側にある。
三方五湖はその名の通り湖が5つある場所だ。
まるでアメリカの五大湖みたい。
(なおアメリカの五大湖の名称は一つも言えない)
それでは切符も買ったし、
さっそく電車で美浜駅から三方駅へ……!
ふぅ……
気持ちいいな……。
ここは美浜町。
のどかな風景が広がる素晴らしいところだ。
自分はそんな美浜町から、西へと歩いている。
いやー……
電車の時間を調べてなかったんだよね。
常日頃からテキトーすぎる旅行スタイルなのはわかっていたが、とうとうこうなったか……。
そう、この時間には三方駅行きの電車は存在しないのだ。
現在時刻は10時。
つまり次の電車が来るのは1時間40分後なのである。
なお三方駅までは7kmの道のりで、徒歩での所要時間は1時間40分。
歩いて行こうが電車で行こうが、駅までの到着時間は変わらない。
そういうことなので、電車を待つくらいなら歩こうと思ったわけだ。
まあきっと、歩くことで何か出会いもあるだろう。
ポジティブ思考でGO!!
そんなわけで三方駅に向けて出発。
7kmのウォーキングが始まったのだった。
途中にあった五湖の駅で焼きドーナツをゲット。
そしてなにやらこの辺りは金ケ崎の退き口の舞台となった道とのこと。
戦国無双をプレイしているので地形はともかくイベントは知っている。
福井県のこの辺りは、あの信長の大ピンチの舞台なのか……!
電車に乗れないのはアクシデントではあったが、こうやって自分の足で生きる知識を得ることもあるらしい。
なんだか遠くに桜らしきものが見える。
もう4月末なのに咲いてくれているということは、関山か……?
このポコポコした感じの花は……!!
関山!!(たぶん)
いやはや、桜は何度見ても良いな……。
そして気づけば若狭町へ入った。
行程としてはここが中間地点だろうか。
いやしかし良い景色だ……。
なんだか実家の風景に似ているせいか、学校行事の田植えを思い出した。
裸足で入った田んぼのチクチク感、
なんだか微妙にぬるい泥、
学校の帰り道でカブトエビを取ったこと……
急にノスタルジック……!!
いよいよ三方駅が近づいてきたようで、三方石観世音という看板を発見。
ちょっと寄ってみようか。
三方石観世音は遠かったので、近場にあった謎の門を見ていく。
では、三方駅までラストスパートだ。
11時30分、とうとう三方駅に到着。
長い道のりだったが、無事に歩き切る事ができた。
そしてなんだかんだ得るものもたくさんあった気がする。
おお……若狭三方はウォーキングのまちなのか。
期せずして若狭町にふさわしい行動を取っていたようだ。
……さて、それでは駅の中に入ってやることをやらねば。
「あ、それでお願いします」
ここからは自転車で行きます!!
……え? 「ウォーキングのまち」?
それはもう十分やったんで……。
なお、駅で割引券もゲットした。
実は三方五湖には『若狭三方縄文博物館』があるのだ。
縄文好きとしては行かねばなるまい。
そんなわけで、レンタサイクルを借りたことで超高速移動が可能になった。
博物館までは2kmくらい。
自転車ならば一瞬でたどり着けることだろう。
相棒とともに、次回へ続く……!
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