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カボチャは溶けるもんだ【料理】

ある日、自分はスーパーに買い物に来ていた。

なにげなく野菜エリアを見ていると、カボチャが安い。まさかの100円だ。
そういえば家に長らく眠っているカレーのルウもそろそろ賞味期限が切れそうだった気がする。

よし、今夜はカレーにしよう。
これで2日間は食事の内容を考えなくて済むぞ。


ということで、家に帰ってカレーを作り始めることにした。

カレーは良い。
野菜や肉を適当に切って、煮て、市販のルウを入れるだけで完成するのだ。

まったく、ハウス食品には足を向けて寝られないな……!
(どこに会社があるのか知らないが)

さて、今回はカレーに初めてカボチャを入れる。
今まではルウの箱に書いてあるような野菜しか入れてこなかったのだ。

よく見る夏野菜カレーのようなカボチャの長さは必要ないと思ったので、
3~4cmくらいの短冊状に切って、鍋にドボドボ入れていく。

ルウの箱の説明では各具材は炒めなければならないのだが、どうせ食べるのは自分だけだし、煮て火を通した場合でもさほど味は変わらない(自分の舌では違いがわからない)ことは経験で知っている。ひたすら煮よう。


野菜を中火で煮つつ、アクを取っていく。

アクを……取って……取って……。


な、なんかさ……?


かぼちゃスープみたいになってないか……?

明らかに今まで作ってきたカレーとは色が違う。
まだルウを入れてないのにこの黄色さは一体……?

試しにお玉で具材を掬ってみる。

カボチャがどこにも見当たらない。

・・・

助けて!!yahoo知恵袋!!

2008年からの助言

”皮をむいて、煮込んで溶かしてもおいしい”


ああ、溶かしても良いんだ……!

じゃあ……いっか。(自分のは皮を剥くどころか皮しか残ってないが)


他の回答も見てみる。

死ぬほど美味しい”らしい。

自分も死ぬほど美味しいカレーを食べてみたいものである。

ちなみにこの人はカボチャだけレンジで加熱するそうだ。
今後、カボチャの形を残したバージョンにするときはそうしよう。


というわけで無事にカレーが完成した。

食べてみたらふつうに美味しい

……いや、いつもよりコクが増してさらに美味しい気がする。

なんだかカレーもねっとり感があり、普段より水っぽさがない。
これがカボチャを溶かした効果なのだろうか。

まあカボチャの味は……よくわからんけど。

でもカボチャの栄養は全部入りだし、栄養面も良い感じだろう。
カボチャのビタミンAとEは油と一緒に摂ると吸収効率も高まるらしい。

なにより、これで2日ほどは食事のメニューに悩まされないのが助かる。

あぁ、カレーはなんて素晴らしい料理なんだろう……!


※注:サムネは借り物です☆


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