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【つながる旅行記#255】沼津港深海水族館でシーラカンスを見る
前回は沼津港深海水族館で普通に生きていたら出会えないであろう深海の生物たちを見ることが出来た。
では今回はその続きを観ていこう。
いよいよ注目のシーラカンスも……!?
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というわけで2階に到着。
なんだか1階とはちょっと雰囲気が変わったようだ。
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こ、こんなカヌーであの伝説のシーラカンスを……?
説明を読むと1980年代らしいので、こういうものなのかも?
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そして唐突に現れたシーラカンス……!!
(なんかやけに綺麗だけど)
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なお、この沼津港深海水族館には5匹のシーラカンスがいるらしい。
(思ってたよりめっちゃ多いな)
現地ではシーラカンスは「ゴンベッサ」と呼ばれており、その意味は「不味くて食べられない魚」とかだったのだが、「幸せを呼ぶ魚」という意味に変化したという。(研究者に高く売れるから)
そんなことある?
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(インドネシアにて別種のシーラカンスも発見)
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そして突然のハリモグラである。
ここは実は動物園だった……?
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なんでここでハリモグラなのかというと、もちろん理由がある。
ハリモグラはカモノハシ等と同じく、哺乳類なのに卵を産む不思議生物であり、他にも体温が外気の変化に応じて変わるという変温動物的な要素もあるため、爬虫類が哺乳類に進化する途中の生物なのではないかという話があったりするのだ。
そして同じくシーラカンスも、脊柱という軟骨みたいなものが体の中心にある背骨のない魚であり、ヒレが関節状になっていて後の四肢になった説があることから、両生類に近い魚と言われている。
要するに、ハリモグラとシーラカンスはちょうど進化途中に当たる生物であり、どちらも進化の鍵を握っているのではないかという話だ。
だからここに一緒に居たんですね!
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なお、ギリシャ語で脊柱(中空の脊髄)はシーラカンス(Coelacanth)という。
シーラカンスの名前はそこから来ていたのか!
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そしてなんと松山でダンクルオステウスに襲われる様が再現されていたウミサソリさんにもまた会えた。
相変わらず古代生物はデカい。
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これらの透明骨格標本は、硬い骨の部分は赤く染色され、柔らかい骨は青く染められている。
それがなんとも美しく、アート的な意味でも価値が上がっているそうだ。
(たしか北海道大学博物館にもあったのだが、旅行記ではカットしてたかもしれない)
それではいよいよ残りのシーラカンスを見に行くぞ……!!
なお、シーラカンスは1991年以降、絶滅寸前種となったことで商業目的の国際取引が一切禁止となり、鱗の1枚すら入手できなくなった。
じゃあなんで沼津に5匹もいるのかというと、禁止前に持ち帰っていたからである。
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そしてこの沼津港深海水族館の2匹のシーラカンスは、世界で唯一の冷凍シーラカンス。非常に貴重な個体なのだ。
冷凍は無駄に手間がかかるのでどこの水族館も採用せず、ホルマリン漬け等にするのが基本な中、ここでは珍しいことをしているわけだ。
では、ご覧いただこう……!!
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凄いねぇ……!!
そしてなんてことないケースに見えるが、この中はマイナス20℃である。
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この温度差でもガラスに霜などが付着しないように工夫しているという。
こりゃ確かに維持管理が大変だ。
自分が担当者になったらストレスで禿げそう。
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そしてこんな風に剥製になったものもあった。
冷凍とはまた違った色合い。
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しかしもしシーラカンス捕獲当時、境港の「海とくらしの史料館」で使われていた剥製の技術があったら、どんな色合いになっていたのだろうか。
今ではどうやっても不可能だが、そんなことを妄想してしまう。
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そしてここで水族館の飼育員の方がシーラカンスについての解説をしてくれた。色々と驚きがあったが、個人的に驚いたのは脳の話だ。
皆さんは巨大魚シーラカンスの脳の大きさについて考えてみたことがあっただろうか?
ではここでちょっと各自想像してもらって、実物を見てみよう。
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嘘だろ……?
こんな一息で吹っ飛びそうな欠片が『脳』だと……?
いや、こんな脳でも3億5000万年生き残れるよというのは重要な教えなのかもしれない。
……そういえば、養殖場から逃げ出したニジマスは7ヶ月で脳が15%もデカくなったという話があった。
人間がそんなことになったら大変なことだが、魚にはそんな驚きの一面もあるのだ。
要するに大自然の危機に直面すれば、魚は頭をフル回転させて、脳もデカくなっちゃうということ。
つまりその……
シーラカンスはあんまり環境変化がなかったから頭なんて使わなくなった結果がこの脳の大きさということで……?
……なんだか色々と考えさせられる話かもしれない。
(住む環境の大事さとか)
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そんなわけで、沼津港深海水族館でした。
「入館料高いな!!」と入る前は思ったが、超貴重なものが見れたし知識も増えたので大満足である。
むしろもう日本には絶対に入ってこないシーラカンスが見れるなら安いくらいだったかも。
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じゃあお腹が空いたので沼津バーガーでも行こうか。
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充実の魚系メニュー!!(深海魚もいるぞ!)
よーし……!!
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食べたいものを食べよう!!
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そんなわけで、沼津を盛大に楽しむことが出来た。
いやはや本当に良いところだ。
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そして沼津の南側には伊豆半島があるらしい。
……まだ休みはあるのだ。
これは行っておかねばなるまい。
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千本浜海岸で、明日行くであろう伊豆半島を眺める。
どこかに行けば、そこでまた新しい場所を目指すきっかけが得られるのが旅行なのだ。
伊豆半島ではどんなものに出会えるのだろうか。
次回へ続く……!!
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