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SwitchBotが無駄にメールを送ってくるので、代表のメッセージを読みに行く【?】

物理スイッチを遠隔操作できるようになるSwitchBotという製品がある。

自分はそれを2つ使用して、寝ながら音声操作で灯りを消したりしているのだが、最近そんなSwitchBotから毎日メールが届いている

内容は「デバイスのバッテリーが減っている」というものだ。


そういう警告はアプリからの通知で十分だろ……と思いながらメールを読んでいくと、どうやら別の意図があることがわかった。


キッチン(SwitchBotに付けた名前)のバッテリー残量が低下しています。早めに電池を交換してください。

SwitchBotのCR2リチウム電池を推奨しており、下記URLより電池を購入できます。
https://www.switchbot.jp/products/cr2-4p

そう、どうやらSwitchBotは自社で販売サイトを作ったようで、
そこで売っている電池を買わせたいらしいのだ。

Amazonで売っているといろいろ取られる料金があるのだろう。

こうやって自社サイトを作ることでその費用を浮かせるのも、大事な企業努力である。


それに独自サイトで安く買えるならユーザー的にも満足だ。

……とか思ってたらAmazonと大して価格は変わらない

一応今まで買ってきたSwitch Bot製品の分だけポイント換算されてクーポンにはなるのだが、最低購入金額を満たさないと利用出来ないのでかなり使いづらい感じ。

(例:4000円分買わないと600円クーポンが使えない等)


というか試しにキッチンのSwitchBotを動かしてみようとしたら、もう電池切れてる!!

どうやら3日前から知らせてくれていたらしいが、優秀な未来予知である。

しかし電池なんてこの前取り替えたばかりだろうに……。

いや、履歴を見たら電池を替えたのは1年前だった。

(レビューを見ても、使用頻度が一日数回レベルならこのくらいで電池切れになるようだ)


そういえば過去にYoutubeで大量のSwitchBotを使ってスマートに生きている家庭の動画を見たが、仮にSwitchBotを10個使ってたら電池も毎年10個必要なわけで、電池代だけで結構な負担になりそうだ。

この商品は電池交換の手間と費用という面も考えなきゃいけなかったんだなと今更気づく。



……まあそれはともかく新しい電池を買わねば。

せっかくだし公式ストアを見よう。

知らないメーカーの電池が4個1380円で売っていた。

自分の過去に買った東芝の電池は2個で700円くらいだったが、今は値上がりして800円になっているので、一応公式サイトの電池の方が安くはある。

4本で6.5年使用できます!

なんだか長持ちを謳っているが、自分の一日数回の使用ペースで1年くらいしかもたないんだから、4本で6.5年は多分無理だろう。

公式だけの特別仕様なら別かもだが、そんな物作るだろうか?

そして公式ストアは2000円分買わないと送料が無料にならない


……これはまたAmazonでの電池購入になりそうだ。

(というかこの特殊な電池、冷静に考えたら高くないか?)



ふと考えてみたが、自分はSwitchBotという会社のことを何も知らない

せっかくの機会なのでサイトを巡ってみよう。


……すると、会社の代表からのメッセージを見つけた。

SwitchBotユーザーの皆様へ

日頃より、ご愛顧を賜り感謝申し上げます。
SwitchBot代表のConnery Lee(コネリー・リー)です。

弊社は、このたび利用者100万世帯突破および販売台数累計200万台を達成いたしました。
弊社がここまでこぎつけることができましたのも、ひとえに皆様のご支援の賜物と心より感謝しております。

代表はコネリー・リーという人らしい。

海外の会社の製品だとは思っていたが、中国だったか。

そして100万世帯で200万台売れていたらしい。
単純計算で売り上げは90億。
エグい。

なお日本語版wikipediaではSwitchBotの項目はなく、項目が存在する英語版ではなぜか日本要素を前面に押し出しているのが不思議な感じである。

(wikipediaは個人が好きに編集できるのでこうなっても仕方ないのだが)

英語版を翻訳したもの(2020年設立で有限会社……妙だな…)
めっちゃ日本感を漂わせてるwikipedia(英) https://en.wikipedia.org/wiki/SwitchBot


まあ実際にはドローンで有名なDJIから出資を受けて、あの中国のシリコンバレーと呼ばれる深圳(シンセン)2015年に設立している会社だ。

一応日本法人があるのは事実だけども……。

なんだか海外では日本企業だと勘違いされてそうだ。


SwitchBot最初のアイディアが生まれたのは2015年。
遠くにあるスイッチをベッドの中から操作したい」という思いがきっかけでした。

それを形にしたのが最初の製品「SwitchBotボット」。
我々の指に代わりスイッチを押す、たったそれだけのシンプルな指ロボットです。

その小さなアイディアの種が、皆様の応援という愛の光と水を浴びて、0からスタートし今日の1,000,000という大きな花を咲かせることができました。

そう、SwitchBotは指のかわりにスイッチを押すだけの製品なのだ。

しかしこれが役に立つのだから困る。
寝る体制になってからの音声操作は至高だ。

まあこんな単純機能に4500円は高すぎだろと未だに思ってはいるが、対抗する製品が一切出ないので仕方がない。


……と思って調べたら楽天市場に指ロボットというものがあった。↓

でも本家より高い8300円である。
高すぎるわ!!

(指ロボットってもしかして凄まじい技術が結集した精密機器なの……?)


今後の目標としましては、弊社のスローガンでもある「IoRTの先駆者として世界を牽引する企業を目指す」ことです。

IoRTは今あるIoTの技術にロボット工学を融合させることで実現できます。子どもの頃、「ドラえもんのようなロボットがそばにいてくれれば」と誰しも思ったことがあるのではないでしょうか。

いつかのび太になって、困ったときや怠けたいとき「ドラえもん」と叫べば不思議な秘密道具がいつだって助けてくれたらいいな。そんな空想がこの目標の出発点です。

SwitchBotは皆様のドラえもんのような存在でありたいと思っています。

そしてSwitchBotがまさかのドラえもんを目指していたことが判明した。

そしてIoRTというIoTも未だによくわかっていない自分にとって謎の概念が提示される。

でも確かに、前々から中国は挑戦的な製品を作っているとは思っていた。

中国がドラえもんを生む可能性もあるのか……?



さて、そんなコネリー・リー氏だが、
16歳にして飛び級で大学に入り、ロボットコンテストに出まくった後にシンガポールで修士を卒業、その後会社設立という見事なライジングを果たしている。

5年で100万世帯にSwitchBotを普及させたのも凄まじいことだ。

そしてなにより、今まで紹介したメッセージだが、実は手書きである。

外国人の代表が慣れない日本語でメッセージを書いてくれていると思うと、なんだか良いなと思ってしまう流されやすい自分がいた。

たまにちょっと間違えているのがまた良い味を出している。

ロボッド

そういえば漢字に関しても中国本土は基本的に簡体字を使っているだろうし、ひらがなカタカナ日本の漢字を使ったこの文章の作成は苦労したことだろう。

そこまでして日本語でメッセージをくれるとは……!

(もしかして日本のユーザーばっかりなのだろうか)



そんなわけで電池切れ通知から代表のメッセージに至ったのだった。

きっとこれからもSwitchBotにはお世話になっていくのだろう。

こういう「なくてもいいけどあったらかなり便利」という製品は良いなあと思う。


……おや、Amazonから電池が届いたようだ。

4個で900円

簡易包装の極地を見ている気がするが、変に過剰包装されるよりこちらの方が良いと思う自分もいる。

さて、問題はこれがどれだけもつかだな。

詳細は追って報告する!!


(たぶん)


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