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【つながる旅行記#282】想像以上にしっかり『水族館』を楽しむ【東海大学海洋科学博物館】

前回は絶滅動物に思いを馳せつつ、自然史博物館をあとにした。

では今回は東海大学が誇る海洋科学博物館へ向かおう。

……と、ちょっとその前になにか人だかりがあるぞ。見ていこう。

なにやら人がいっぱい集まっていたが、この装置は津波実験水槽だ。

奥にある巨大な鉄の箱を上または下に動かすことで、海底が隆起した場合と陥没した場合の津波を再現できる。


自分は海のない土地で生まれたため、海に謎の憧れがあって海岸や港にもよくいくわけだが、海にはこういう面もあることは覚えておかねばならない。

なお実験の様子はどう考えても動画で見たほうが良いと思うので、よさげなものを貼っておく。↓

しかし流石は大学だけあって、こういうものも作って実験しているのか。

俄然『海洋科学博物館』の中身が気になってきたぞ……!


ではいこう!!

水族館入口

わぁ…! 普通にすっごい水族館!!


(科学は…?)

……いやいや、まだ始まったばかりだからな。

それにしても、館内は子どもたちの奇声 楽しそうな声で溢れている。

まあ明らかに自然史博物館よりも水族館のほうが基本的に子供はテンションが上がるものなのかもしれない。


そして展示をみていくと、凄いのがいた。

トラフシャコ

人の指を折るレベルのヤバすぎるパンチ力が有名で、寿司ネタにもあるシャコだが、この『トラフシャコ』は体長40cmにもなることがある世界最大のシャコだ。

露骨にデカいし、パンチ力もえげつないことになってそうである。

水槽、壊されたりしないのだろうか……?


なおめちゃくちゃどうでもいい情報ではあるが、自分はエビは好きだがシャコは食べることを拒否するくらい苦手である。(水族館で見てる分にはいいのだが)

わりとエビに姿も似ているのに何なのだろう……?

何かを訴えるウツボ
ニシキテグリ

そしてこちらの凄まじいセンスを見せつけている魚はニシキテグリである。

何がどうなったらそんな模様になるんだよと思ってしまうが、よく見るとわりとチューリングパターン……?

そしてなによりこの魚が凄いのは、まさかの青色色素を持っている生物というところだ。

この旅行記でもクジャクやらモルフォチョウやらで鮮やかな青色を見てきたわけだが、あれはあくまでも構造色で、実際に青いわけではなかった。

しかしニシキテグリは本当に青いのだ。

居るものなんだなあ。本当に青色を持つ生物。


そしてこちらはテッポウエビハゼのコンビである。

共生の説明で聞くことも多いこのコンビだが、この展示ではアリの巣観察キットみたいな構造になっているので、見事にその様が観察できる。

隠れるテッポウエビ

ハゼは巣穴の近くで見張り番として活躍し、テッポウエビは巣作りを行うわけだが、その巣の規模が大きいこと!(縦横70cm×100cm)

なお、危険が迫った時はハゼもこの巣の中に入って隠れる。

ついしばらく眺めてしまったが、せっせと砂を掻き出すテッポウエビと、たまにちょっと離れて周囲を探りつつ、また巣の近くに戻ってきてビシッと配置につくハゼの様子がとても面白い。

ハゼとエビ、何がどうなって始まった関係性なのかは知らないが、生物というのは奥深いなぁ。


そしてチンアナゴとニシキアナゴ
長いな!?
(体長38cmくらいとのこと)

そんなわけで、すっかり水族館を楽しんでいる自分がいた。

やっぱり水族館は時間を忘れて楽しんでしまう。

だが今日の自分は閉館時間は気にしながら行かないと全部見れないで終わってしまう可能性がある。気をつけねば。

……ん?


大学の施設とは思えない大水槽きちゃった……!!


(※全面ガラス張りの水槽では国内最大らしい)


本当に巡り切れるのか疑問に思いつつ、次回へ続く……!


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