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KindleOasis(中古)の中間報告レビュー【第3世代】

中古での購入なら許されるだろうと入手したKindleOasis(第3世代)

購入から少し経ったので、どんな感じかを語りたいと思う。


Q. 読書量は増えた?

A. 今のところ微妙……。


いやこれは自分の読書リズムがアレというのもあるので一概には言えないが、買った初週にしては微妙な感じだったと思う。

確かにKindleは読書に集中できる
だって機能的に本しか読めないから。

しかし他にやりたいことがあったら、Kindleの端末を手に取る前にそっちを優先してしまうものだ。

そして、この端末を使用しての風呂読書は最高だが、読んでいるときに「これ調べたいな…」という事柄があっても即座に調べられないのは、やっぱりもどかしさを感じる。

今は気になった部分は風呂に浸かりつつ防水メモに残して、
あとで調べよう…!(調べない)」みたいなことになっている。

こればっかりは今後の経過も見たいところだ。



Q. 充電関係はどう?

A. ちょっと問題あり。


充電速度に関しては、過去の記事で「充電器だと30分で55%回復!」みたいな感じで紹介していたと思うが、問題はその後の充電速度だ。

そもそも充電というのは一定量まではかなりの速度で行い、終盤は速度を落とすのが今のガジェットでは定番ではある。

しかし自分のKindleOasis(中古)は、
91%から”30分充電”しても、92%にしかならない。

(これはさすがに問題のような……?)

自分はスマホに関しては、バッテリー劣化防止のために充電量が85%まで行ったら止まるようにしているのだが、Kindleは100%にして使いたいと思っていたので、正直残念。

とはいえ、10%の状態から充電を開始して、1時間30分ほどで90%には回復するので、もうこういうものとして割り切っていこうと思う。



Q. バッテリーのもちはどう?

A. 聞いてたより短い。


一応前提として、これは中古品の話であって、いつ買われてどれだけ使用されていたのかもわからないということには触れておきたい。

たくさん使われていたら充電回数も多いだろうし、劣化もするだろう。
発売直後の2019年に買われたものだったら、3~4年はバッテリー劣化が進んでいる可能性だってある。

ではあらためて中古Kindleのバッテリー調査結果についてだが、
計測は92%から充電警告が出る10%までで行った。
(本当は100%からやりたかったけど)

そして使用した条件としては、今週は6時間くらい本を読んだ。
(湯船で2時間読書×2と、その他で2時間)

WiFiは常時ONの状態だが、主要アップデートは終わっているし、広告なしモデルなので、スリープ中に余計な通信もしていない(と思いたい)


バッテリーが10%になるまでの時間は……

111時間(4日と15時間)だった。


もちろん厳密に言えば、本をストアに探しに行ったりした時間もあるし、ダウンロードも何回かしている。

しかし仮に結果を2割増ししたとしても、133時間(5日と13時間)だ。

公式によると、KindleOasis(第3世代)は最大6週間使えるとあるが、今回の結果を見た限りでは1週間すらもっていない。
6週間といったら42日間である。(ホントにもつのか……?)

もちろんこのレベルでもたせるには、以下のような条件がある。

「明るさ設定13、ワイヤレス接続オフで1日30分使用した場合」

通信はオフが前提。
しかし明るさに関しては、13はそこそこ明るい気がする。(自分は5だし)

そして「一日30分の使用」とのことだが、6週間なら計1260分
この条件なら21時間は本が読めるということだ。
6週間分のスリープもこなしながら。


バッテリーに関しては、今後条件を公式に寄せて検証したいと思う。

機内モードにして、明るさ設定も自分は5なので、それでどうなるかだ。
読んだ時間は厳密に調べるのは面倒なので、ざっくりになるだろうけど。



Q. 漫画の読み心地は?

A. 物によってはきつい。


キンドル端末はなんだか色が薄いというのは以前も述べた。

これは漫画ではない本を読む場合でも、元がカラーだった場合にその部分が薄く表示されたりして問題になる。(黄色文字とか)
そしてその影響なのかはわからないが、なんだか解像度も低く感じる

漫画では、この色の薄さ解像度の低さが大いに影響を与えるのは言うまでもない。

例として、電子版は巻末の作者コメント等が読みにくいことで知られる『ゆるキャン△』を見てみよう。

左:KindleOasis 右:スマホアプリ
スマホアプリでの表示

スマホならまだかろうじて読めなくもないが……

KindleOasis

Kindle端末だと正直もう厳しい

どうにか読めそうな部分もあって、人間に備わった補正能力に感心するばかりだが、「金払ってこれかよ!」と文句が出ても仕方がないレベルだ。

また、『ぼっち・ざ・ろっく!』のような線が細くてコマも小さい漫画は相性が悪いかもしれない。色味も相当薄く感じる。

左:KindleOasis 右:スマホアプリ
スマホアプリ
KindleOasis


さらに、ズームの最大値もスマホよりは小さくなるのがKindle端末だ。
加えてスマホアプリとは段違いにズームに手間と時間がかかり、しかもズームは段階的なので、自分のちょうどいい大きさに出来るとは限らない。

なのでそのうちズームをする気がなくなる

元の表示
限界までズームした表示

やはりKindle端末は活字本を読むためのものなんだなと思わされる。

ちなみに他社製の電子ペーパー端末は普通に色が濃いものもあるので、Kindleの方針が薄め重視ということなのだろうか?

KindleOasisの新型機が出るなら、色味は改善してほしいな……。



……そんなわけでKindleOasisを手に入れて最初の一週間が終わったが、まだまだ真価は発揮できていないのかもしれない。

なんだかダメなところばかり語ってきたが、Kindle端末は本を読むのに良いところはいっぱいあるのだ。

例えば起動に関していえば、ボタンを一回押せば本を読める状態になるというのは素晴らしい。(絶対に広告なしモデルが良い)

これがスマホアプリだったら、画面をつけてロックを解除してKindleアプリをタップしなければならない。気軽さが段違いだ。

ただし、他の本に浮気したくなったときの切り替え動作に関しては、Kindle端末に良いところは無い。
電子ペーパーなので動きが遅いわ選びにくいわでイライラが半端じゃない。

容量に関しては、自分は過去記事で「64GBはないとな~」と言っていたが、現在使っているのは7GBくらい。
だがそうなっている理由はポジティブなものではない。

単純に操作性が悪すぎて、本を入れる作業をこれ以上やりたくないだけだ。
あまりにも時間がかかりすぎるから。

・・・

なんだか文句ばっかり言うフェーズにまた入った感が出てきたが、持ち運びアイテムを買っちゃうくらいには、このデバイスを気に入ってはいる。

自分は本体カバーなどは重さが増すので使わないが、さすがに本体をそのままカバンに入れるわけにもいかない。

画像にあるクッション性に優れた収納袋は、なんとダイソーで100円だ。

100均最高!!

そんなわけで、またバッテリーが無くなるであろう何週間後かに記事を書こうと思う。

今週はしっかり本を読んでいきたいな……。


果たして結果はどうなるのか。

乞うご期待……!



結果↓


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