【Amazonの闇】新生活をAmazonが彩るよ！！
最高に便利だが、最近は”最高に危険”なAmazon。
もはや初心者に使わせるのは注意が必要なショッピングサイトとなった。
そんなAmazonでは新生活SALEを開催中。
ではさっそく、恒例行事になってきたAmazonの闇を見ていこうと思う。
おぉ……！
毎回見る奴らだ、面構えが変わらん……！！
では、さっそくサクラチェッカーを……なんかすごい混雑してるな。
まあでもサクラチェッカーのサイトが混んでいるということは、騙される人が少なくなっているということでもある。良いことだ。
さて、結果を見ていこう。
相変わらずの「危険」祭りだ。
でもなんだか評価が良いものも一部ある。
しかし、信用してはならない。
サクラチェッカーが万能というわけではないのは、以前の記事で紹介した通り。
例えば以下の商品。
見事にサクラチェッカーで「合格」をとっている。
しかし商品ページに行くと……
なるほど、元は59999円だったらしい。
それが2999円だなんて出血大サービスである。
……どう考えても異常だ。
自分は仮に商品がまともに使えるとしても、こういうことをするメーカーの商品は買わない。
そして正直この商品も、元値6万の価値などないと思われる。
お次はシャワーヘッド。
サクラチェッカーでは「合格」の商品だが、レビューを見てみると……？
そう、このレビューを見てわかる通り、このページは以前はマウスの購入ページだったのだろう。
しかしあとから商品をシャワーヘッドに変更し、レビューと評価を引き継ぐことで、このシャワーヘッドを評価が高い商品に見せかけていると思われる。
実際にこの店のストアページを見に行くと……
いや露骨におかしいだろ……。
商品がまともなのかどうかは不明だが、こんなことをする時点で察しが付くというものだ。
そして次もまたシャワーヘッドである。既視感が凄い。
商品ページへ行くと、なんと評価数は1400越え。
レビューも見ていこう。
星５の大絶賛ばかりである。
だが以前書いた初売りでの闇の記事を見ていた方ならレビュー内容を読まずとも察しがついたことだろう。
もちろん彼らはシャワーヘッドのレビューなんて一切していない。
画像付きのレビューがあったので見てみよう。
そう、元となったページはこのような本の購入ページだったのだ。
そのページを利用して、今はシャワーヘッドを売りつけているわけである。
そしてこの店のストアページに行くと、更に凄い商品もあった。
90万円の「しゃわーへっど」である。
……もう何も言うまい。
今度はワイヤレスイヤホンである。
「商品画像に謎のエフェクトが付いてるやつはヤバい」といわれるAmazonだが、もちろんエフェクトを標準装備している。
しかしこれもまた星4.41と評価が高い。
サクラチェッカーは「確認」と評価しているので、確認してみよう。
59999円が2999円という、どこかで見たような光景が即座に広がった。
ではレビュー欄も見ていこう。
……ああ、かわいそうに。
騙されたらしき日本人たちが低評価レビューをしている。
しかしそんなものは通じないのだ。
なぜなら100件を越える外国人の高評価レビューがあるからである。
そしてもちろんこれらのレビューはイヤホンを褒めているわけではない。
翻訳してみよう。
そう、また何かの本の商品ページだったようである。
これもまた、レビューと評価を引き継いで騙す手口を利用しているわけだ。
そしてこれをやられると、現状のサクラチェッカーでは判定を間違う。
「安全」という評価が出ても、商品ページを見てレビューをチェックし、他の細かな違和感を察知する必要があるのだ。
Amazonでの買い物を甘く見てはならない。
……しかし多くの人はタイムセールという時間制限に急き立てられ、ろくにレビューを読むこともないまま購入してしまい、結果としてアレな製品を掴まされるのである。
人を騙すには判断力を奪うのが最適解。
酷い話だ……。
どうだったろうか？
これが今のAmazonである。
この他にも異常な送料のチェックなど、気をつけるべき項目は多々ある。
そして、今の自分には理解できない仕組みで高評価になっている商品もまだまだあることだろう。
闇の全貌は見えていない。
はっきり言わせてもらうが、自分はAmazonをPC以外で利用したくない。
きっとスマホアプリでAmazonを利用している人は多いとは思う。
しかし、スマホアプリではサクラチェッカーの利用や、商品の比較、レビューの比較、翻訳作業等々、全ての作業においてPCよりも手間がかかる。
こういったセール時は「スマホアプリから買うとポイントが増えます！」とAmazonは広告しているわけだが、素直にアプリで買い物なんてしようものなら、高確率で変な商品を掴むことだろう。
追加のポイントが欲しいのであれば、PCで商品に問題がないかチェックをしたうえで、その商品をスマホアプリで検索して買うのが良いだろう。
もちろん本当に悪いのは悪質なストアの運営者なわけだが、Amazonの対応が後手に回っているのは事実。
自分は電子書籍はKindleまかせだし、中古の紙の本をAmazonで買うことも多い。
どうにかこの状態が健全化することを願いたいものだ……。
※過去の闇記事
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