【カルディ】人生初(?)のブルーマウンテンを楽しむ
豆のつもりで買ったら粉だった。
あると思います。
……さて、コーヒーミルを持ってるのに粉コーヒーを買ってしまってテンションはダダ下がりだが、ちょうどよく良いこともあった。
なんとカルディが半額セールをしていたのだ。
そこで手に入れたのがこちら……!!
『ブルーマウンテンブレンド』である。
このコーヒー豆、なんと普段は200gで2000円。
他の豆の2倍の価格という商品ゆえに、日頃から「誰が買うんだこれ?」と思っていたが、半額ときたらもう買うしかない。
……でも正直、この価格は疑問に思っていたのだ。
だってブルーマウンテンって、結構缶コーヒーで馴染みがあるから。
……ん?
”エメラルドマウンテン”だわこれ!!
缶の色が青いから完全にブルーマウンテンだと思っていた。
驚愕の事実が今更判明したところで、さっそく味わって……
……いや、ちょっと待てよ?
まずは情報を頭に入れるのが大事ではないだろうか?
「ラーメンは情報を食ってる」って誰かが言ってたし。
先に高級豆たる所以を頭に叩き込んでおけば、その有り難みも相まって、味わいもさらに豊かになるんじゃないだろうか。
……学ぼう。
ブルーマウンテンについて。
なるほど……!
限られた地域による生産と厳密な選別が値段の上昇に関わっていそうだ。
ちなみに味はバランス重視らしい。
さてさて他には……?
・・・
・・・
なんだかブルーマウンテンについて調べていくと、良からぬ話がいっぱい出てくる。
「世界中で愛されている!」と謳うサイトがある一方で、「スペシャルティコーヒーとしての世界的な評価はあまり高くはない」という話や、
「”英国王室御用達”という商社マンの嘘に引っかかった日本人がブランド化して飲んで今に至る」という話や、
「生産量より販売量がなぜか3倍多い」という魚沼産コシヒカリみたいな話もある。(魚沼産コシヒカリは30倍だが)
もちろん、色々法律も変わって今では改善したという話もあるが……
ちょっと情報集めはこの辺で打ち切りってことで^^;
(悪影響が怖い)
さあ!!
気を取り直して欠点豆チェック!
以前書いたコーヒーカッピングの記事では、「欠点豆が入っている方が香りが良い」という意味のわからない結果が出たが、200g2000円のコーヒーの欠点豆率は気になるところだ。チェックしておこう。
ちなみにカルディが販売しているのは「ブルーマウンテン”ブレンド”」。
つまりブルーマウンテン100%というわけではない。
ブルーマウンテンブレンドという表記は、30%以上のブルーマウンテンが入っている場合にのみ使っていいとのこと。
実際に袋のシールを見ると、「生豆生産国名 コロンビア、ジャマイカ、ブラジル他」という表記がある。
おそらく一番多いのはコロンビアの豆で、次点は30%以上のブルーマウンテン(ジャマイカ)、そして残りがブラジルなどの豆で構成されたブレンドなのだろう。
では、欠点豆の選別を開始する。
ただ、自分は前回のウガンダのコーヒーカッピングの結果を受けて「ハンドピックはそこそこでいいや」という感じになっているので、今回の欠点豆排除は基準甘々で行う。
なのであまり参考にならないかもしれない。
欠点豆は11g。
露骨に酷い豆や欠片のみを取り除いてこれくらいである。
そして合格豆は197g。
なので欠点豆率は5%といったところか。
では、コーヒーミルで豆を挽き、さっそくドリップしていこう。
ドリップ方式はズボラな自分が多用する浸漬式。
挽いた粉にお湯をかけて放置するだけである。
(こんな時くらいハンドドリップすればいいのにという気がしないでもないが)
さて、初のブルーマウンテンの味はどうだ……?
(ゴクリ……)
・・・
酸っぱ……すぎることもなく、
苦い……というわけでもなく、
バランスが良い!
……なるほど。たしかにこれは万人受けする味な気がする。
そして余裕のクリーミングパウダー投入。
申し訳ないがブラックの美味しさは未だにあまり理解できないのだ。
(ゴクリ……)
美味い!!!
やっぱクリーミングパウダーなんだよなぁ!!
というわけで、ブルーマウンテン(ブレンド)はバランスの良いお味だった。
値段に見合っているかは人によりそうだが、なんだか普通に美味しかった。
なんだかんだで日本人に合う味だから好まれてきたということなのだろう。
(日常的に飲むのは経済力がないと不可能だけど…)
半額セールによってまた新しい豆の味を知ることができて嬉しい。
……いや、でも心の中に、「ブルーマウンテン100%は飲んでないよね?」という余計な感情が生まれたのも感じる。
いつか、飲めたら良いな。
100%のブルーマウンテン……!
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