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【つながる旅行記#69】はじめてのワクワク☆江の島巡り part.2 ~岩屋と役小角~

※Part.1↓

唐突な陽キャ出現によってダメージを受けつつ、江の島探索を続ける。

別に陽キャはただアクティビティを楽しんでいただけである。
ああいう人生もあるのだ。

(自分にはなかったけど)

しかしこう……。
自然の凄みを感じる。

歩いていくと江の島岩屋というものがあった。

海蝕洞窟らしい。
自然の力は洞窟も作り出すのである。

江の島No.1パワースポットらしい。

中に入るとちゃんと道は整備されていて明かりもあった。
なんだかちょっとだけ別子銅山の坑内を思い出す。

中には石製の仏像やらなんやらがいっぱいあるらしい。
かつては石鎚山で知ったあの役行者が来たこともあるとか。

いや、年代順で言えば役行者が先で、仏像があとになるのか。

まあとにかく、かつては道もコンクリート整備なんてされてなかっただろうし、石仏を運び込むのも大変な作業だったろう。

こうやって出来たらしい

岩屋は二箇所あるようで、第一岩屋はこれで終了。

亀石

下を見ると亀にしか見えない石があった。

自然は時折、圧倒的な奇跡を生み出すのだ。
なんと神秘的なのだろう。

地元の石材店がやりました

いや違うわ。


説明読んだら、地元の石材店の中村亀太郎さんがやってたわ。

奇跡なんて……ない!!

気を取り直して第二岩屋へ。

相変わらずの撮影スキル

この絵は江の島に伝わる『天女と五頭龍の伝説』を描いたもの。

どんな伝説かというと……

鎌倉の山中に居た悪龍が子供を生贄にとることに苦しめられていた村人。
ある時激しい地震が起き、天女が参上。江の島もついでに出来る。

悪龍は唐突に現れた天女に一目惚れするのだが、天女はそれに対し、
悪いことするやつは嫌いだな~」と返答。
悪龍は悪しき心を改め、天女と結婚するのだった。
よかったよかった。

なかなかぶっ飛んだ伝説である。

無関係の龍

先へ進む。
気をつけないと危ない場所もあるのが第二岩屋だ。

ろうそくを頼りに進む

進んでいくと、突然ろうそくを渡された。
どうやらここから先に石仏たちが置いてあるゾーンがあるらしい。

ろうそくの明かりを頼りに昔の雰囲気を楽しむわけだ。

とはいえ普通に明かりもあるので、石仏が見にくいということはない。

役行者


なめらかな感じになった役小角(役行者)もあった。
ありがたいということで触られすぎたのだろうか。

しかしよくこれが役行者だと判別出来たな……と思ったが、石鎚山にある像と比べるとなんとなくわかった。

石鎚山の役行者
江の島の役行者

そう、なんか棒みたいなものを持っているのだ。

なんだかただのなめらかな石が、ちゃんと役行者に見えてきた。

弘法大師
また弘法大師
発祥の地

そして上の画像が江島神社(えのしまじんじゃ)発祥の地である。

まさか発祥の地が洞窟の中にあったとは。

しかも年代は552年らしい。
学がないので何時代かよくわからない。

調べたら飛鳥時代だった。
仏教伝来の時代だったようだ。

狛犬

この謎の像は一応狛犬なのだが、なんと子供に乳を与えている狛犬
狛犬にもこんな自由なバリエーションがあったのだ。

江の島の信仰に触れて気分も清浄になった気がする。

こういうのが寺社仏閣へ観光する醍醐味なのかもしれない。

さあ、外の世界へ帰ろう……。

世界が平和でありますように。


ピューィ!!!!(鳴き声)


突然だが、みなさんはトンビに襲われたことはあるだろうか?

自分はある。

外で肉を焼いていたときに、肉をワンパックまるごと奪われたのだ。
残されたウィンナーを焼く会になってしまったのは言うまでもない。

江の島はこの憎きトンビが大量にいる。
バッチリ巣も作っている。
人間の持つ食べ物を虎視眈々と狙っているのだ。

油断してはならない島である。

唐突な来訪者により、清浄な心は一瞬で吹き飛んだのだった……。

「でも俺たちにも生活があるし……」

そんなかつての失敗を思い出しつつ、次の場所へ向かおう。

そう、ガチのデートスポットに。

おそらくだが、精神へのダメージが予想される。
猫で癒やされておこう……。

さあ、いくぞ。


次回へ続く――


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