【つながる旅行記#51】修験の極みへ 西日本最高峰『石鎚山』登山記録 Part.1
朝5時。
まだ暗い中、ホテルを出て松山駅へ向かう。
さあ、目的地へ向かおう。
眠いけど。
電車に乗ってたどり着いたのは伊予西条駅。
そう、今日の目的地は石鎚山。
日本百名山の一つであり、四国どころか西日本の最高峰である。
昨日、松山城を観光したあとに買い出しをしたのは今日のためだ。
この伊予西条駅から、石鎚山へのバスが出る。
時刻は7時半だ。
……ということでバス移動完了。
今は8時30分。
ここから少し歩けば石鎚山ロープウェイがあるはず。
なんだか自然+冬の冷気で、空気のスッキリ感がすごい。
石鎚山は修験者の聖地だ。
修験者というと、シャーマンキングの主人公・麻倉葉の父親が思い浮かぶ。
ちなみに石鎚山は、あの役小角(えんのおずぬ)が開山し、多くの聖人もこの山に訪れたという。
「あの役小角」とか言ったが、役小角について知っているのは彼が登場するゲームをやったからである。討鬼伝、良いゲームだったよ……。
あとシャーマンキングに出てくる前鬼・後鬼は役小角の弟子らしい。
こうしてみると、シャーマンキングを読んでいるだけでアイヌ語から修験者、宗教観などなど、ありとあらゆる知識のベースが手に入っていたことがよく分かる。
……流石は武井先生だ。
歩いていくと役行者とその他色々の像があった。
(役行者と役小角は同じ人)
ロープウェイが見えてきた。
ロープウェイの運賃は往復1950円。
なかなかの値段だ。
山といえば自分は北海道駒ヶ岳に登ったわけだが……あれ?
北海道駒ヶ岳、百名山じゃない……!?
自分の登ってきた山は全て低山。そして見事に百名山ではなかった。
いやむしろ、初の百名山が西日本最高峰になるのだ。……ドキドキだな!!
ふと壁の掲示が目に入る。
ふむ……装備チェックに、登山六省か。
一応登山装備で来てはいるが、本当に万全だろうか……?
まあなんとかなるだろう!!
時間になったのでロープウェイに乗り込む。
山頂成就駅へ到着。
いよいよ登山本番だ。
山頂成就駅からの景色を楽しむ。
氷見二千石原らしき場所をカメラでズームして見てみたが、雪は少ない。
3月とはいえ、四国だと雪はこんなものなのだろうか?
しかし氷見二千石原、遠くから見ても良さげな場所だ。
いつか行きたい。
なんか案内図を見ると、石鎚山めちゃくちゃきつそうに見えるな……。
まあきっと案内図は誇張しているのだろう。
そう信じて歩いて行く。
(……なんか雪多くないか?)
さっき見た山の風景で雪は少ないなんて思っていたが、どうも石鎚山では状況が違うような気がする。
はっきり言ってそこそこ積もっている。
もちろんしっかりとゴアテックスの登山靴を履いているので、浸水などによる影響はないのだが……。
そんなことを考えていると人家が見えてきた。
旅館が並ぶ場所に着いた。
どうやら登山はまだ始まっていなかったらしい。
ここに泊まってアタックする人もいるのだろう。
ということで神門まで来た。
ここからが本番……なのか?
よし、気合を入れ直していこう。
次回へ続く…
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