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【つながる旅行記#96】in弘前 白神山地とマザーツリー

目覚めたら、岩木山があった。


山頂の雪は前に見たときよりも大分減ったようだ。

※過去の様子↓

#88より

そう、ここは弘前(ひろさき)

前回は横浜にて聖地巡礼未満のなにかをしたわけだが、
この弘前はといえば、つい一月ほど前に「ふらいんぐうぃっち」の聖地巡礼で訪れた場所。

あまりにも来訪するのが早すぎる。


前々回の下北駅でホリデーパスを買ったのも、「あ、これで弘前まで安く行けるな……」という発想があったからなのは否定できない。

いやちょっと安くなるくらいではあるのだが。

下北から弘前へ

それになにより、前回の弘前観光で思ってしまったのだ。

「白神山地に行きたい」と。

弘前城内の植物園で見たマザーツリー情報が気になったのもあるし、なにより昔から地図帳を見るとなぜか白神山地に目が行っていた。

これは何かの意味がある。いかねば。

というわけでバスに乗り込む。

そしてたどり着いた。

アクアグリーンビレッジANMONに。

今回自分はマザーツリーを見に行きたいだけなわけだが、
どうやらここでキャンプもできるらしい。

今後もしキャンプにハマったら、来ることもあるのかもしれない。

食べなきゃ!

さて、今回はマザーツリーのほど近くである津軽峠までバスで行く。
そのあとは山道(自然観察歩道)を歩いて帰ってくる予定だ。

というわけでバス移動開始


そして到着。


では、マザーツリーを見に行こう。
津軽峠から5分で行けるらしい。お手軽である。

あっという間に到着。

白神山地は人の影響を受けていないブナ林が生い茂る地だ。
その中でもひときわ大きいのがマザーツリー


では見てみよう。

おぉ……!


こりゃマザーだわ……!


なんだかもう枝の太さもそこらのブナとは比較にならない。

なんでこんなにこの木だけ大きくなったのかは不明だが、これは守られているわけである。

謎の吸引力によって下北からここまで来てしまったが、
これもまたマザーによる力なのだろう。(謎)

周りでは鳥とセミの鳴き声がすごいことになっている。
まだ6月だというのにもう夏真っ盛りみたいだ。

自分は別に虫が得意なわけでもないので、こんなTHE大自然みたいなところに来るような人間ではなかったのだが、変わるものである。

なんだか人生の大先輩である巨木からエネルギーを貰えたような気がする。

なにせ樹齢は400年以上らしい。芽が出たのは江戸時代だ。

そう考えるとすごいな本当に。

さて、それではマザーに挨拶も済んだことだし、白神山地の散策といこう。
たしか地図では山道を歩くルートがあったはずだ。


※マザーツリーが折れたと聞くのは、この2年後の話である……。


バスの走ってきた道路に出た。


あっれ~……?

いや、ここに出ては駄目だ。
やはりマザーツリーの方に道があるはず。

そうしてしばらく山道を捜索したわけだが……


いやまあ、うん。

道路歩いてるんだけどね。


オトモの謎の虫

いや結局山道がよくわからなかったんだよね……。

それにほら、よくわからないのに行くのもおかしいしさ。

遭難とかしたら元も子もないし。

おかしいな……本来はブナ林の中を歩いているはずだったのだが……。

いや今もブナ林の中を歩いているといえば歩いているんだけども。

こうやって何かを諦めて山道を下っていると、石鎚山の一件#54)が思い出されてならない。

いや、まんまあれと同じパターンだ。

道路だし。

山だし。

しかしだからこそ、歩いたら見えるものもあるかもしれない。
普通はバスで通り過ぎるだけの道なのである。

石鎚山のときだって、謎の椅子とか落ちてたりしたし。

アリ
めっちゃ咲いてる
ちょうちょ
コロポックルいそう
水分補給
はちみつ?
~帰還~


(なんだろうこの回……?)


い、いや大丈夫。マザーツリーは見れたから。
もうそれが撮れ高みたいなものだから。

全然白神山地を味わえた感じはしないが、多少マシだから。

どう見てもいける

……そう、そうだ。
多分もし山道歩いてたら滑って骨折とかしてたと思う。

これでよかったんだよね実は!!

……そういうことにしよう。

それでも悔しいのでブナ林散策をすることに。

おぉ……。

おぉ……!


おぉっ!?


(わりとここ歩くだけで満足感あるのでは……?)



なんだかんだ来てよかったな!



そんな感じで、謎の白神山地編は終了した。

こりゃあれだな、登山かなんかでもう一度来なきゃだな……。

何だあのすごい橋

というわけでホテルに帰還。


明日はいっぱい移動する予定だ。

まずは疲れた体を休めよう。



次回へ続く…


【おまけ】
・ANMONのマタギ小屋

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