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フライパンを捨てた

料理が好きではありません。
こんにちは、ズボラ代表、つかさです。

料理は作れるんです。凝ったものはレシピがないと無理ですが、自分で適当に食べるものなら適当に醤油とか味噌とか塩とかみりんとかでなんとなく味の想像がつくようなものが作れる。
美味しい料理というか、名もなき日々の料理なら作れるんですよ。

でも作りたくない。作りたくないけど美味しいものは食べたい。
ローストビーフなんかは絶対に、肉とシーズニングを買ってきて自分で作ったほうが美味しくてお得。たくさん食べられる。
豚キムチとか、野菜炒めとか、炒り卵やフレンチトーストとか。その日食べたい気分のものを自分で作れるのは本当に最高だと思います。

でも!作りたくない!(矛盾)


それでもちゃんとフライパンを買ったんです。
実家からもらった琺瑯のスープ鍋では炒め物なんかしたら具は飛び出すし焦がしてしまって、やっぱりフライパン要るよねって思ったので、とりあえずニトリで買いました。
でもね、やっぱりね、使わないんです。
料理しないから。
そのうえ収納がほぼないミニキッチンですから、フライパンなんて大きめの調理器具をしまえる場所もなく、どうにかして吊り下げるしかありませんでした。その吊り下げ用品もニトリで買ってきてぶら下げていたんです。ガチっと閉まるタイプの吸盤のやつです。

先日それが落ちました。
朝起きたらキッチンの床に吸盤とフライパンが転がってた。

それで衝動的にフライパンを不燃ごみの袋に突っ込みました。

これから先もローストビーフを作りたい日があるでしょう。
フレンチトーストが食べたい日も。
自分の好きなだけキムチを突っ込んだ豚キムチが食べたいときだってあるはずです。
それにはどうしてもフライパンが必要なんです。
でも捨てちゃった…。

たぶん、わたしにあのフライパンは大きすぎたのだと思います。確か26㎝を買いました。お店で見たらちょうど良さそうに思えたので。
家に持って帰ったらちょっと大きかったかなとは思ったけれど、大きな肉も焼けるし炒め物したときに鍋から具が飛び出していくこともないし、いいかと思ってたまに使っていました。
シンクが小さすぎて鍋が入り切れず、ものすごく洗いにくかったけど、買ってしまったのだし安物だし傷むまでは使おうと思って。

――使う頻度が低すぎて傷まないんですよ、これが。
やっぱり洗いにくさがすごくネックになりましたね。使ったら絶対に洗わないといけないのに、めっちゃくちゃに洗いにくいんですもの。そりゃあ使いたくありません。
直近で使ったのはいつだったでしょう。……最後にローストビーフを焼いたのが4月だから、つまり4ヶ月ほどは使っていませんでした。
みりん干しだってレンジで加熱できちゃう時代です。
フライパンの出番がなかったのです……。


調理器具って難しいですね。
今や唯一の調理道具になってしまった琺瑯の小さい鍋は、手入れをさぼっているので焦げや着色がこびりついてしまって可哀想な有様です。あんなに真っ白できれいだったのに…。
気が向いたときにやる自炊はスープやシチューばかりなので、この鍋ひとつで事足りています。スープ鍋ですので丁度いいのです。
ローストビーフも小さめのお肉を買えばきっとどうにかなるでしょう。炒り卵も作れるし、小さく切ってから焼けばフレンチトーストもできるんじゃないでしょうか。豚キムチは…上手く混ぜられなくて鍋から具が飛び出すしきっとまた焦がすでしょうけど。
とりあえず今の焦げと着色を手入れしなくては。


フライパンを捨てたのに蓋だけが取り残されていて、また必要になったときのために取っておくか、潔くこれも捨てるか、ちょっと迷っているところです。
自炊を滅多にしない腕力のない人間に、26㎝のフライパンは重くて大きいだけでした。引っかけても落ちるし。随分前に買った安いものとはいえ、勿体ない買い物をしてしまいました。
燃えないゴミも増やしてしまった…無念です。
もし、もしも次にフライパンを買うとしたら、取っ手が取れるタイプで24㎝のものを買おうと思います。
洗いやすくて、軽くて、IH対応で、シンク下にしまえるもの。
安物を使い捨てるより、ちゃんとしたキッチン用品のお店で手に持ってみながら探すのがいいかもしれません。


皆さんもフライパンを探すときはぜひ、シンクの大きさと自分の腕力とを考えながら選んでみてください。
わたしの失敗があなたの糧になりますように。

読んでいただいてありがとうございます。サポートくださったら、それで美味しいものを食べて生きます!