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絵画からイメージ作曲2022.7.10(300)

「立って抱擁する裸のカップル -ベートーヴェン・フリーズから「この口づけを全世界に」のための習作-」クリムト 1901年

「ベートーヴェン・フリーズ」という壁画作品をクリムトが作っていたとは知らなかった。
第九交響曲を聴いて、、クリムトは何を感じたんだろうか?

高揚した躍動感でト長調になりました。

ト長調 4分の4アレグロ
1901年の夏、クリムトは短い間に『ベートーヴェン・フリーズ』のための大量の習作を制作しました。それは、1902年の4月から7月にかけて、ベートーヴェンに焦点を当てて開催された展覧会に、ウィーン分離派として出品した壁画作品。裸で立つカップルの、このドローイングは、抱擁する恋人を描いた壁画の最終部分のための初期習作です。ベートーヴェンが交響曲第9番の最後の合唱の部分に採用した、シラーの『歓喜の歌』の一節、「この口づけを全世界に」を表現しています。クリムトがこの主題の壁画表現の指針としたのは、リヒャルト・ワーグナーによるベートーヴェンの交響曲の解釈でした。この展覧会の芸術的な核は、マックス・クリンガーが制作したベートーヴェンの彫像。分離派による数多くの芸術作品がその周囲を取り囲みました。『ベートーヴェン・フリーズ』のグラフィカルで二次元的な様式は、クリムトの地位を引き上げると共に、ウィーン芸術の新たな方向を指し示したのです。
デイリーアートより

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