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写真で振り返るTCS2023

2023年12月9日、福岡で開催! 

 2023年12月9日、福岡県福岡市博多区。博多駅より南へ少し進んだ場所にある「南近代ビル」という貸会議室にてイベントが開催されました。

全員参加の予選風景。メインイベントに166名のデュエリストが集った。

 その名は「Tetsu Champion Ship(テツチャンピオンシップ)」。遊戯王ユーザーが開く遊戯王OCGの対戦機会です。

TCS17の専用ロゴ。大会ページのヘッダーなど随所に確認できる。

 KONAMI公式のイベントではない一般の遊戯王プレイヤーが会議室を借りて、企画や段取りなど自前で行い、主催運営しています。いわゆるチャンピオンシップという大人数による大会です。2007年から毎年この冬時期に開催を継続しており、年末の風物詩として認知されるほどに至ります。 

前年優勝者による選手宣誓もお馴染み。

 この記事では2023年のナンバリング大会として開催された「第十七回Tetsu Champion Ship ~The Legend of Activation~」を写真と共に振り返ります。合わせてチャンピオンシップと呼ばれるイベント形態について、自分の解釈として紹介。その枠にとどまらないTetsu Champion Ship、通称「TCS(ティーシーエス)」まで知っていただけたら幸いです。


博多駅からバスで5分、徒歩も可能な立地

年末の博多駅イルミネーション。これもまた福岡の風物詩。

 チャンピオンシップと聞くと僻地の会議室というイメージを持つ方もいるかもしれません。街中や駅近くというより、公共施設として立派な地域にあることもしばしば。TCSは普段から見聞きしているであろう(?)街並みにある建物で開催されます。

会場となる南近代ビル全景。ビルと呼ぶだけあって大きい。

 イベントへ参加するためとはいえ、普段の生活圏とは違う場所へ赴くということ。また自宅から開催地まで点と点に移動となるような、未踏のエリアに訪れることへ抵抗がある方も少なくないはず。これは遊戯王に限ったことではないと考えます。

目の前にはバス停があり、通りを挟んで反対側にも。

 会場の選定時点で少しでも参加のハードルが下がれば、という願いにも似た考え方もあります。その名前のバス停があってもおかしくないくらいの最寄りバス停。日常にある非日常と形容できそうな導線もとい路線が、南近代ビルの正面入り口と向かいうように佇んでいます。

エントランス。此処から各フロアの会場へ向かう。

 最寄り駅筆頭なる博多駅から来た場合、降車後そのまま会場へとはならない(反対の車線のバス停で降車するため)ものの。新幹線の停車駅でもある博多駅からの直通バスや、自家用車でも大通りに面した立地は、県内外からのアクセスに長けています。ようこそ南近代ビル、そしてTetsu Champion Shipへ!


TCSへ参加してみよう!

参加に必要な物。TCS17大会ページ( https://tonamel.com/competition/lPRoA )より転載

 思い立ったら吉日。すぐにでも支度をして参加してほしいところですが。ある程度の準備は必要となります。KONAMI公式が開催しているランキングデュエルの準備は、参加するための一つの目安とできます。

 デッキさえ持っていればデュエルができることは間違いありません。その熱意さえあれば参加してほしい、という気持ちはチャンピオンシップを開催する方が少なからず思っているはずです。CS(シーエス、チャンピオンシップの略号)と名乗るからには、一定レベルの競技性の担保が求めらる、必要となってくることが多いです。

💡チャンピオンシップの捉え方(Tetsu節)

実際の本選トーナメント表。進出基準はチャンピオンシップによって様々。

 チャンピオンシップと聞けば、多くの人が集い、その頂点を目指す競技色が強い大会。この場では真剣勝負いわゆるガチの対戦を追求したいこと。また、遊びの枠にとどまらないスポーツのような競技性を重んじたいこと。ランキングデュエルよりも定員を大きく設定し、対戦の回数を増やして。ショップイベントよりも多様な参加者をまとめたうえで円滑に進行することも大事なこと。そのために参加に必要な物、引いてはイベントの位置づけを何とするのか、どこまでを求めていくのか。主催者によって違いが表れやすいです。そのため開催に至る経緯も様々です。もっともっと楽しんで集まれる場を作りたい、増やしたいという純粋な気持ちから企画される場合もあります。もちろん賞品を豪華にして煌びやかに、特殊なルールを設けて普段と違う刺激を…と考える方もいます。どの主催者の方も楽しく遊戯王をプレイしたい!そのための場所を作りたい!という気持ちは変わらないはずです。その実現のための手段として、ルールを事細かに設けたり、あるいは雰囲気作りに努めたり。厳しいジャッジングもあれば、より大らかに間口を広げるようなアナウンスもあります。非公式イベントの代名詞、公式に勝るとも劣らない遊戯王におけるCS文化。自分はそのように捉えて、イベント作りに努めています。

 ※ 話が逸れて…むしろ本題だったのかもしれません。戻します。

エントランスには催し物の掲示板が。文字通りの日常に現れる非日常というタイトル。

 それではTCSの続き、実際の参加する場合へと進んで行きましょう。南近代ビルへ入ると、エントランスホールには当日の同施設である催し物状況を表示する掲示板があります。2023年のTCSは3階で開かれるようです。

会場となる部屋の前ではウェルカムボード(ホワイトボード)がお出迎え!

 来場した方へ受付窓口での動作、その準備物を入場前に周知。円滑なイベント進行ために欠かせない最後の準備確認でもあり、最初のアトラクションとも言える掲示物です。(ちなみに、こちらはスタッフが当日のノリで当日に描き上げています。模写はもちろんのこと、そのイラスト自体に毎年感心させられています)

ようこそTetsu Champion Shipへ!受付窓口のやりとりも醍醐味の一つ。

 受付窓口での動作は普段の生活で体験したことあるような内容です。カードの買取だったり、病院での診察だったり。それこそ冠婚葬祭など、一般に言う受付を想像してくれるとよいです。本人確認を行って参加費を支払って。宿泊施設のチェックインがわかりやすいかもしれません。

⇒⇒⇒ 画像左側から入場して右の対戦エリアへ。本部内側から撮影 ⇒⇒⇒

 受付が終わると対戦エリアへ進んで行きます。この受付(便宜上チェックイン)が終わると、当日の参加が確認されて終日選手として過ごす段取りが整ったことになります。以降は会場内でのアナウンスに従って、最初の対戦が始まるまで待機です。

 実際にSNSなどでTetsu Champion Shipを見知ってから開催当日を迎えて。そこから予選一回戦(最初の対戦)が始まるまでの流れをまとめてみます。

  1. 大会ページから事前予約を行う(飛び入り参加ができる場合もあり)

  2. 参加に必要な物を準備する

  3. 適宜情報を確認する(新リミットレギュレーションの時期などは特に)

  4. 大会当日

  5. 会場に行く

  6. 受付をする

  7. 対戦エリアへ移動する

  8. 待機(この時間にお手洗いやデッキレシピの提出を済ませておく)

  9. 開会式

  10. 対戦の組み合わせを確認する

  11. 席を移動してデュエルの準備

  12. 対戦開始!!

さぁ、デュエルの時間だ…!(まだ誰も入場していない会場の様子)

 大会ページは主催者から参加者へ想いを伝える大切な場所。この大会ページをもって参加者への情報伝達を完了する場合が多いです。そのため参加する側はもちろん、主催者もまた大会ページを確認し習熟しておくことが前提になります。掲載内容を一字一句見逃さず暗記する必要はないものの。しっかりと要点を押さえておくことは大事です。「受付の締切時間」「制限時間のルール」「施設の利用方法(施設管理者からの案内)」はチャンピオンシップに限らずイベントで違うことが多いので、特に確認をお勧めします。

受付を終えて対戦エリアで待つ決闘者達。

 開会式が始まるまでの時間は着席での待機をお願いしています。見知った顔を見つけて、あるいは落ちづかず立ち歩くこともあるかとは思いますが。どうか円滑な進行のためにルールとマナーを守って、対戦が始まるまでの時間を過ごしていただけたらと思います。

Tetsu Champion Shipの看板。これを見ると実感が沸く主催者。

 会場内でご不明な点があれば、お近くのスタッフへお声掛けください。また緊張したり、あるいは気が昂っていたりと、CSならではの雰囲気もあります。それが楽しめるくらいの気持ちになっていたら良いですが、体調を崩す方も過去には見聞きしています。ご無理、ご負担ない範囲でTetsu Champion Shipを楽しんでいただけたら!


次回デュエル編…?

左:スタッフ 右:前年優勝者 によるマッチングも。

 今からイベント!対戦が始まる!というところで一旦筆を置かせていただきます。もっと細かく紹介したり、あるいは自分の気持ちを乗せてみたいと思ったのですが。思うことを書き続けると文章としての限度がわからないので。こういう時に言語化できる素養を持っている方がをうらやましく思います。

 この記事が反響あれば…というより自分が執筆時間を捻出できたなら続きを書こうかと思います。特にここ数年は現場に出る=何か伝わるはず!と希望的観測な活動も増えてきたので。自分はもちろん、関わってくれる方や見てくれる方に対して、気持ちを伝えたもの、程度に読み進めていただけたら嬉しいです。

記事の続きがあるなら見てみたい!という方は「スキ」をどうぞ!(写真は開会式の主催挨拶)

 仮に記事の続きを書くことになったとしても勝つためのコラム、みたいなものは難しいのでご容赦を。見てきたデッキやデュエリストこそ多いと自負はできますが。チャンピオンシップならこの構築とか、勝つために押さえておきたい所作調整方法、とかは門外漢とさせていただきます。TCSで上位常連の方がどうやって遊戯王への向き合っているか、くらいが自分に書ける内容になってくるかとは思います。

 読み進めていただきありがとうございます。2024年も“自称”遊戯王の担い手努めさせていただきます。宜しくお願いします!!





💡余談:イベントというか長時間の外出(Tetsu節)

 宿泊を伴う旅行ほどではないにせよ(県外や遠方の方の参加が多いTCSなので、むしろ想定すべきかもですが)長時間滞在が前提となるチャンピオンシップ。実際は対戦回数が多く、それを積み重ねるため起きる現象なのですが。昼食の準備やサブイベントも豊富にした現在とはいえ、長い時間を普段とは違う場所で過ごすというのは、そこだけ聞くとハードルの高さを感じてしまうかもしれません。かくいう自分も旅行など家を長く離れる際は、けっこう気になるタイプです。普段着ってどんなのだろう。大人数集まるけどトイレとか足りてるのかな。対戦が終わった後、何して過ごしたらいいんだろう、とかとか。デュエルに関しては次回予定(?)の記事でとは言ったものの、友人同士のフリー対戦とも違う。またたびたび引用するランキングデュエルであっても競技面のルールこそ同じとしても、店舗や地域で振る舞い方と言うのは違いがあると思います。初心を忘れずと言いますか、そういった遊戯王ではない目線を持ち続けていたい、というのは普段から心掛けるところであります。イベントに参加するというハードルを越えて、見ず知らずの遊戯王機会に飛び込み、チャンピオンシップというイベント形態を満喫する。ここまでの導線をよりわかりやすく、より広げて頑張りたいところです。何年、何十年携わっているんだ…というのがオチというところで。この文章までも読んでいただきありがとうございました!

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