カラダ覚醒トレーニング 健康を目指すものぐさに捧ぐ筋トレ本

デスクワークで1日座り続け、土日も基本はPC前。趣味もボードゲームとくれば運動不足はさもありなん。
一応自転車通勤ではあるが、片道10分程度ではたかが知れている。

標準体重ピッタリぐらいで太っているというわけでもないが、腹囲は順調に増えているので、長く健康で過ごすためにはそろそろ気遣ったほうがいいかなと思っていた。

そんな中「動きが軽くなる! カラダ覚醒トレーニング 」という本を読む機会があり、中々面白かったのでその後購入して比較的ちゃんと続けられているので紹介したい。

複数の筋肉を連動して動かす

この本で語られている一般的な筋トレと比較した特徴は以下の4つ

  • 複数の筋肉にさまざまな刺激

  • 筋出力が高まり全身の機能が向上

  • しなやかな筋肉になる

  • 体が機能的に、スムーズに動く

複数の筋肉に刺激、体がスムーズに動くというのが非常に心惹かれた。
私は非常に面倒くさがりであり、目的に合わないと思ったことはすぐに興味をなくしてしまうタイプだ。
通常の筋トレは、1種目ごとの目的箇所をきっちり刺激することがよいとされていると思うが、それは健康を維持するという「漠然とした」目的からは外れた方法に思えてしまう。
(きっちり全箇所鍛えればいいじゃないかという話にもなるのだが、それは面倒なので却下だ)

いろいろな部分を一気に刺激できて、動きやすくなるとなればそれは非常に目的に合っているように感じる。

ちなみに、筋出力やしなやかな筋肉というのは正直眉唾だと思っている。

バランス感覚を鍛えるという要素がゲーム感覚にしてくれる

このトレーニングで筋肉を最大限に刺激するための5つのメソッドとして紹介されているのが以下の5つ。

  • ブレス筋刺激

  • HIT角度

  • バランス筋刺激

  • ストップ&ムーブ

  • 空間認知

バランス筋刺激と空間認知というのが見知った筋トレと全く違って面白い。
この本では、安定した体制を維持できるというだけではなく、たとえグラついたとしても元に戻れるのであればそれはバランス能力が高いとしている。
そのため、筋トレは通常安定した姿勢で行うものだと思うが、あえて不安定になる姿勢を取り入れている。
また、視線の先をコントロールすることで、不安定さを加えている。
(片足立ちして目をつむってみるとどれだけ視覚情報からバランスを取っているかがよくわかると思う)

このバランス要素が遊びっぽさを加えてくれており、よしやろうかなという気になる。
目指せ、綱渡り。

ちなみに、普通に自重トレーニングのキツさはあります。悪しからず。

まとめ

ムキムキになりたいという人が行うトレーニングではないが、とりあえず健康的な身体を目指したいというぐらいの雑な感じの目的には非常にマッチする本だと思うので、健康を目指すものぐさデスクワーカーの人たちは試してみてもらいたい。

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