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会紙『だめライフ』第6号オンライン版(2024年7月19日発行)

はじめに

 会紙『だめライフ』は、当会の活動報告に加え「だめ」に関することを幅広く取り上げます。隔月刊の予定です。
 イベントで紙の新聞を配布しています。紙の新聞のPDF版は以下でダウンロードできます。いずれも内容はオンライン版と同じですが、オンライン版では紙版に掲載できなかった写真などを追加することがあります。

東外大だめライフ愛好会について

 二〇二三年設立「だめがだめでいられる場所」を目指して、読書会・イベントを開催しています。「だめ」はほんとうに「だめ」なのか? 様々な分野から人生の可能性を考えます。イベントでは「だめライフ」の実践・学際的交流を行っています。

4月18日鍋パーティー報告

 四月一八日夕方、東京外国語大学・東京農工大学だめライフ愛好会共催「鍋パーティー」が、東外大キャンパスにて開催された。ガスコンロを用い、その場で調理された鍋が振る舞われた。参加者は二五人ほど、東外大・農工大双方の幅広い学生が参加しただけでなく、高校生や社会人の参加もあった。場所は雨のため、研究講義棟前になった。構内でコンロを使用することに対し、当局からの注意は一切なかった。

駒場大根投入

 会の後半、東京大学だめライフ愛好会が参加し、大根を提供していただいた。東大駒場キャンパスで収穫された「自生の」大根である。味は市販品以上に甘く、短い煮方でもおいしく食べられた。
 農工大だめ愛会が、バスに豆腐を置き忘れ、参加者が走ってそれを取り戻すという一幕もあったが、私たちは最後までコンロに火をともし、鍋パーティーを貫徹した。

鍋レシピ

 鍋の味が好評だったので、レシピを公開する。東北大学日就寮の「鶏鍋」を参考にした。ベースは醤油、決め手は生姜である。
【材料】(五人前)豚こま三百㌘・キャベツまたは白菜一玉・もやし三百㌘・大根1/3本・人参一本・小松菜一パック・えのき二パック・生姜一片・うどん三束
【A】顆粒だし大さじ一・醤油、酒、味醂(それぞれ百㍉㍑)
【作り方】鍋に水(分量外)とAを加える。鍋にもやし・豚肉・うどん以外を加えて火をつける。沸騰したら、さらに五分煮る。もやし・豚肉を入れる。三分煮れば完成。具材が減ってきたらうどんを加えて〆る。
【注意点】人数や鍋の大きさに応じて分量は調整する。
【参考】日就寮「自治寮の鍋の作り方」https://nisshuryo.fc2.page/?p=605

身近な抑圧について

桃花水(東外大だめ愛会)

 個人的に東外大のパレスチナ反戦運動に関わっている。そこでは、毎週金曜日の昼休みに、講義棟前の円形広場で座り込みを行っている。困るのは雨天時で、広場には屋根がない。そこで、広場を取り囲む屋根付きの回廊の、人通りのほとんどないスペース(だめ愛会で鍋をやったところ)でやろうとしたら、当局に注意されてしまった。曰く、回廊の使用方法のルールがないから、使ってはならないそうだ。しかし、ルールがないのに、どうやって使用を規制できるのだろう? さらに、おかしなことに「許可を得た」弁当屋が、回廊を堂々と占有して、屋台を出しているのである。
 大学で声をあげようとすると、すぐ理不尽にがんじがらめにされてしまう。教授たちが教える理屈も法律も通用しない。かといって、たたかうノウハウもない。東外大には自治会がない(昔はあった)。もしあれば、回廊の使い方を学生たちで議論することができるのに。自分が日々消耗していくのを感じる。
 これらのことは、パレスチナの人々の苦しみには、遠く及ばないだろう。しかし、両者が無関係だとも思えない。日本やアメリカ、ドイツ、フランスなどは、パレスチナを国家承認していない。そのため、パレスチナの国際的な発言力は制限されている。それは、自治会という代表機関を持たないために、沈黙させられている学生と似ているように思う。

活動予定

 九月末まで夏休みのため、次のイベントは未定です。他だめ愛会の活動には顔を出すかもしれません。最新情報はX・noteをご覧ください。

寄稿募集

 エッセイ・詩・小説なんでも構いません。学外の方、社会人の方も大歓迎です。タイトル・ペンネーム(必要に応じて所属)を添えて、本文千字以内。応募直後の号に掲載します。宛先はtufs.damelife2@gmail.comまたはXのDMまで。

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