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なんとなく会社に馴染めなかった

6つの会社で働いたことがあるが、どこにもなんとなく馴染めなかった。明らかに浮いているという感じではないが、少しずつ少しずつ輪から外れていってる感じがした。馴染めない理由は、わたしがミーティングと雑談と飲み会が苦手ということからだと思う。ただのコミュニケーション能力不足ということだ。

ミーティング

ミーティングといっても朝礼みたいなものを指していて、各自の業務内容や連絡事項を共有するようなものだ。以前、わたしは声が小さいと指摘されたことがあって、それからグループの中で発言することが憂鬱だった。大きい声が出せないはずがないんだから。と上司に言われた。いや、それが出ないんですよ。それに自分の業務内容を他の人に伝える必要性が分からなかった。わたしが今日何をするか皆知りたいだろうか?と思ったし、わたしの話なんて誰も聞いていないような気もしたから。そして他の人から伝えられる共有事項は理解できたことがなかった。何を言っているのか全くわからなかった。そんなことだから、わたしはミーティングに参加できる人間ではないし、参加したくないと思っている。あとで、わたしに関係のある部分だけ抜粋して教えてほしい。この文章を書いているときに思い出したけど、はあちゅうの本(『言葉を使いこなして人生を変える』)にこういうのがあった。

私は世の中には2種類の人間がいることを悟った。当事者になる人間と、当事者の横で優雅に過ごす人間だ。

言葉を使いこなして人生を変える

わたしは圧倒的後者だと思った。他人事と捉えているから、他の人の話を聞いていても理解できなかったのかな。ほんとうは聞いてなかったってこと?いつも周りの人が当事者になってくれているのか。ありがとう。

雑談

雑談を始めるタイミングが分からない。わたしが知っているタイミングは2つだけ。エレベーターとトイレ(お昼ごはんは1人で食べたいから×)。このタイミングを逃すと、1日誰とも雑談することなく帰宅することになる。よく就業中に事務の女の子とおじさんが、にこやかにお喋りしているところを見かけたが、ほんとうに不思議でたまらない。どうやって始まっているのだろう?いつも知らない間に始まっているので、その瞬間を見てみたい。わたしは毎朝、雑談に備えて通勤電車で「おはようございます」の次の言葉を考えていた。電車にいた変な人のこと。昨日聞いた社内の噂のこと。頭の中で会話のシミュレーションもした。私がこう言うと、相手はこうリアクションして、次はこう言う。よし、出社準備OK!しかし、想像したリアクションはなかなか貰えない。想定外のリアクションに対応できず。失敗!会話終了!けど頑張っていたと思う。まあこんなに頑張るのも、だいたい最初の1ヶ月だけ。2ヶ月目には疲れ果てて、人との会話をあきらめてしまう。誰とも雑談のタイミングが合わないように、人の動きを見計らって行動していた。だから一緒に働く期間が1ヶ月だろうと、1年だろうと関係性はさほど変わらない。こんなに人と話すことを避けているけど、話しかけらるのはとても嬉しい…!嬉しくって体温が急上昇し、思考回路が停止する。「へぇ~」「そうなんですか~」「あははは~」と当たり障りのない相槌ばかりを繰り返す。きっとつまらない人間だと何度も烙印を押されていることでしょう。一通り会話が終わって解散してから、めっちゃ面白い返し思いついた!となるのだ。どうしてもこの返しを披露したい。という欲に駆られるがぐっと我慢。頭の回転が速い人に憧れる。わたしはどうでもいい雑談がしたい。好きだ。しかし苦手だ。

飲み会

「ジンジャーエールで。」「え?お酒飲めないの?」「はい。1杯も?」「はい。全く飲めません。飲むと吐きます。」「そっかー残念。」このやりとりを何回しただろうか。もうこれは仕方ないことなのかもしれない。全然いいよ!何回でも説明します!ただ勝手に残念がられることだけは、んー、残念とは?という気持ちになる。いいんよべつに。(あ、でも注文するときに、飲めない人がいるからボトルで頼めないな~とか言ってくる人は不愉快だ!!)わたしが飲み会が苦手な理由はお酒を飲めないからではない。今まで参加して1度も楽しかったことがないからだ。何の話をしたらよいのか全く分からない。見当もつかない。皆どんな話をしているの?それに声が小さいから、聞き取ってもらえない。頑張って声を張るがそれでも届かず、ただ体力だけが消耗されていく。それに大勢で席が分かれている場合、盛り上がっている席を羨ましく思ってしまう。わたしのいる席が盛り上がっているという経験はない。他の人がトイレから戻ってくるときに、しれっと移動するもんなら、うわ!ずるい!っと思ってしまう。よくないよくない。ただ黙々と食べ続け、はやく終わらないかな。と退屈な時間をやり過ごすのだ。でも、誰かの話にはちゃんと笑うということを忘れないように。わたしはこれに2回ほど耐え、3回目からは飲み会に参加しない方針をとっている。飲み会参加しないキャラを確立させるのだ。次第に誘われることもなくなり、断る気疲れから解放され、スッキリなはずが寂しさで埋め尽くされていく。でもこれって飲み会嫌いな人にはよくある、ありきたりなことか。

会社に馴染めなかった理由としてまとまってるのか、よく分からなくなった。どんどんコミュニケーションをとることを避けてしまって、人との距離が遠くなり、なんとなく居場所がないように感じたという話です。自分のせいですね。どうしたら良かったのか、これからどうしたら良いのか…考えていきまっしょいっ!無理やりテンションを上げて終わりにします!

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