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サッカーの指導者をしています。以前はフットサル選手でした。

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マガジン

  • 現場でのスポーツ心理学の応用

最近の記事

指導現場でのスポーツ心理学の応用⑤

選手との対話の中で、どのような形で問題の解決に至るか、その応用を考えていきたいと思います。 スポーツカウンセリングの基礎理論として、3つの理論があると紹介されている。 1、行動理論 学習によって行動が変わる。すなわち、アドバイスや技法などの知識を伝えることで、それらが行動の変化をもたらすとする。 例:試合中にボールを奪われてしまうなら、こういうトラップをしたらどうだ?(知識やアドバイス)→チャレンジしてみます! 2、自己理論 自己の気づきや洞察が、自己のあり方を確

    • スポーツクラブと研究

      大学で研究をする友人と話していて、スポーツクラブが研究としてフィールドや資産を提供することができるのではないかと思っている。 スポーツを科学とした時、自分たちが行う取り組みに対して客観的・データとしての評価を適切に行うことが、将来の結果につながっていくと思う。 全ての人が幸せとなる、そんな枠組みを作ることができれば、とふと思った。 今日は、そんな忘備録として終了。

      • 指導現場でのスポーツ心理学の応用④

        心理スキルに関して書いていこうと思います。 メンタル面での心理スキルは、 ・試合での心理的コントロール ・長期視野に立った競技に対する意欲を高めること の2つの側面があるとされている。 それぞれそのための技法はいくつかあるのだが、長期視野に立った側面では、目標設定が代表例としてあげられる。 大谷選手で話題になった目標シートなどがあるが、具体的かつ長期的な視野で日々のトレーニング・生活に意欲的に取り組むきっかけとなるものとなると考えられる。 自分自身の選手時代の目

        • 指導現場でのスポーツ心理学の応用③

          心理状態をベストにして試合を迎えることは、安定したプレーをする上でとても大事なことだと思っていたが、僕のなかで難しかったのがセントラル(大きい体育館での共同開催)の試合で、この試合はどうしても緊張感がいつも以上に強く、思うように体が動かないことを実感していた。そんな試合数が多くないので助かったが。。。 そんな中やったことは、あえて緊張感を消すために髪の毛のセットをしなかったり、靴ヒモをいつもより緩めたり、リラックスしてるんだよーというのを行動と頭を強引に結びつけようと持って

        指導現場でのスポーツ心理学の応用⑤

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        • 現場でのスポーツ心理学の応用
          5本

        記事

          休む事の難しさ

          ダラーとした1日を過ごしたことで、思い出したので、自分の中で1番苦労した、2016/17シーズンのことを書きたい。 この年は、自分の中でもう1つパワーアップしたいと思い、チームのトレーニング以外でのストレングスやその他のトレーニングの回数を意図的に増やしました。 もちろん、シーズンは続く中での取り組みなので、その難しさなどは感じていた部分もあります。 そのシーズンは結果から言うと、ひどいパフォーマンスでした。チームメイトからもいろんな言葉をもらっていて、トレーニングに対す

          休む事の難しさ

          指導現場でのスポーツ心理学の応用②

          今回は、ラベリングに関して取り上げようと思います。 技術の言語的指導として、モデリングに言葉による教示(ポイントやヒントなど)を加えることで、注意過程での理解度が効果的に上がるとされている。モデリングに関しては、練習前・中に映像を見せることや背面法による指導が効果的など様々な手法が挙げられている。 次に、習得した技術を保持する過程では、動作に対するラベリングも効果的だとされている。 先日、指導者と話した時にラベリングの話になった。指導者としては、指導の際の説明の簡略化な

          指導現場でのスポーツ心理学の応用②

          指導現場でのスポーツ心理学の応用①

          最近勉強しているスポーツ心理学と、実際に現場(サッカーの育成年代)で起きていることを紐づけて、記事を書いていけたらと思っています。個人的にこれをまとめていくことで、表題のスポーツ心理学を理論としてだけではなく、現場に応用させていくことができるのではないかと思っています。 今日は、動機付けの高め方に関して。 自己決定の度合いによって動機付けの高さが異なるとして考えている、自己決定理論では、人間は本来積極的で能動的な存在で、自身の成長と発達を目指す志向性があるとされている。

          指導現場でのスポーツ心理学の応用①

          2020年 今年やりたいこと

          今年やりたいことを宣言と共にメモ。 1年後どれくらい達成しているか、楽しみです。 ⓪日常の充実 これに関してはいつも通り、やることをしっかりとやって PDCAをしっかり回し続くけること。TRを考えたり、試合を見て研究したり、勉強したり。常に全力でやると決めたことをやること。何をどうしていくかははっきりさせようかなと思っています。あとは、今年はトップチームの練習にも定期的に参加していければと思っています。この日常の充実無くして他の充実はありません。 ①永田監督の練習見学

          2020年 今年やりたいこと

          2019/20シーズンの振り返り②

          今日の振り返りは、守備局面とトランジションに関してです。 守備に関しては、プレッシングのフェーズとして、プレーモデルである数的同数を作ること、ストロングサイドに追い込むこととして、数的不利から数的同数を作り出すトレーニングからスタートしました。1トップがコースを限定しながらプレッシャーをかけていくというものです。 しかしながら相手の能力が高くなるとCBとFWで大きく外されるという問題がありましたが、しばしの間それに関してはビデオで注意をするもののトレーニングでの修正などは

          2019/20シーズンの振り返り②

          2019/20シーズンの振り返り

          監督としての1年目、自分がどんなことに取り組んだのか簡単にまとめていければと思います。 いつか振り返るきっかけとなればいいなと思います。 育成年代では当初考えていたよりも人間性の部分での成長が大事だということがわかり、そういったことへのアプローチも書いていければと思います。 ということで、第一回は攻撃局面に関してです。 育成年代において止める蹴るが大事だという考えもあると思いますが、僕自身はチーム全体のオーガナイズから始めることにしました。 自分の中でイメージとして

          2019/20シーズンの振り返り

          トーン。トンパ!

          今日はフットサルの話を。 スペインに来て感じたことの一番は【DFのプレッシャーが強い】ということです。 DFのプレッシャーが強いというのは、単純にボールに寄せる、プレッシャーをかけることをさぼらずやるとともに、それを迷いなく決断させるDFシステム(チームとしてはDFはこうします!というもの)が整備されている印象です。 やられた時の責任の所在は結構わかりやすく、そのミスはきちんと指摘されます。 とはいえ、例えばただ抜かれるなよ(選手は誰一人抜かれようと思っていない)と指摘

          トーン。トンパ!

          スポーツと何か

          スポーツと何かをつなげていくときに、思いついた一つがプログラミング。 アプリの会社の経営者と話をしていて、彼は僕のフットサルでの経験を自分の会社での出来事に常に置き換えて考えた発言をする。 僕の中で、チャンネルを変えるという表現をする(これもとても優秀な方からの話にあった)のだが、それがものすごくうまい。 そんなことを考えていると、スポーツは様々なことに結びつけて双方を発展・向上させていくことができるのではないかと思い、その結びつきは無限にあり、自分の中でスポーツと結び

          スポーツと何か