指導現場でのスポーツ心理学の応用③

心理状態をベストにして試合を迎えることは、安定したプレーをする上でとても大事なことだと思っていたが、僕のなかで難しかったのがセントラル(大きい体育館での共同開催)の試合で、この試合はどうしても緊張感がいつも以上に強く、思うように体が動かないことを実感していた。そんな試合数が多くないので助かったが。。。

そんな中やったことは、あえて緊張感を消すために髪の毛のセットをしなかったり、靴ヒモをいつもより緩めたり、リラックスしてるんだよーというのを行動と頭を強引に結びつけようと持って行ったことがある。
試合中に関しては、いつも以上に簡単にプレーをすることから入り、徐々に難しいプレーに変えていったり。でも、こういう時は簡単なプレーすらミスってしまう時があるのが厄介なところ。。

結果的に場数を踏む中で、そういった緊張感が薄れていったのか気にならなくなったが、数年間苦労した思い出がある。

緊張する場所や試合、シチュエーションは絶対にあるから、
そこで自分自身がどういった状況か、ベストな状態はどういう状態で、どういった方法で緊張感を和らげたり、緊張感を高めたりなど、その中でできることをはっきりさせることができれば、安定したパフォーマンスにつながっていくと思う。

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         スポーツ心理学でいう【逆U字仮説】を参考

長年同じリズムで生活していると、経験などでなんとなくそういった工夫をするものどが、意図的に自分自身を見つける自己分析は習慣があれば身につくので、指導者としては育成年代の選手達にこういった声かけをしていってあげたいと思う。

自分はこうしていたなどのロールモデルを示すことはできるが、こうすればいいという正解がないからこそ、その選手自身に問い続けることが大事になってくるのではないかと思う。

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