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11年ぶりのアメリカ 〜国境センチメンタル〜

先週末、なんと11年ぶりにアメリカへ行って来ましたっ!🎉🇺🇸
前回行った時は西側。今回初の東側。

イリノイ州の小さな街のホテルで、音楽カンファレンスが開催されて参加してきたのです。🎶
言ってみれば北米(ほぼアメリカ)の音楽エージェント、ラジオ局、プロモーターなどが集まり、参加ミュージシャンの品定めをするというもの。
音楽関係者のお目にかかれば、エージェントをゲットしたり、アメリカでのフェスティバルやイベントへ参加できるチャンスがぐっと上がるという。⬆️

わたしが参加しているバンドが今回そのカンファレンスでオフィシャルショーケース枠をゲットしたので、意気揚々と行ってきたのでした!✨🎶🇺🇸

大きな会場で行われるオフィシャルショーケースは出場枠が限られてるけど、カンファレンス開催中にはホテルのイベントルームあちこちで小さなショーケースがひっきりなしに行われてる。
わたしもちゃっかり30分のプライベートショーケース枠をゲットし、オリジナル5曲を準備して挑みました。💪🏼

トロントからデトロイトの国境を越え、なんだかんだで約11時間!
メンバー4人で行ったんだけど、わたしも含めて運転を3人で交代。休憩をとりながら2時間ずつ運転し、ようやく着いたイリノイ州。

書きたいことは色々あるんだけど、この記事ではアメリカの国境越えで切なかった話をさせてください👶🏻


アメリカ陸路入国での提出書類!

何はともかく、今回の旅で一番気がかりだったのが国境越え。
まあ大丈夫だとは思ってたんだけど、なにしろミュージシャン4人がたくさんの機材を車に積んでるので、微妙に油断ならない。
滞在先の住所、カンファレンスへの参加書類など、バンドリーダーがもろもろ丹念に準備してた。

わたしは陸路でESTAがいると出発数日前まで気付かず、めっちゃ焦ってギリギリで申請。わたし以外は全員カナダ人でこれらの申請は全くいらないので、ほんと油断してた!💦

ちなみにこのサイト。申請料US$21。カナダドルだと$30くらいになるしっ!

ESTAをゲットした後にI-94とか言うのも申請しなきゃで、それは国境でもできるらしいんだけど事前にウェブで支払い。US$6。カナダドルで$8.56。

あーややこしい。しかもUSドル高っ。

それにしても、政府のウェブサイトですらカナダと比べてだいぶ威圧感があるように感じるのは気のせいだろうか😓


国境越えの尋問その1

国境でのやり取りが緊張のタネだったんだけど、その時のオフィサーとのやりとりが切なかった。

わたし一人だけが日本人だったからかどうかわかんないけど、車を降りて全員オフィスへ。その間、オフィサー達が車の中の私物をくまなくチェック。

待合室で待っていると、隣に座っていたミュージシャンらしき若者二人が入国を拒否られてる😱💦

しばらくしてメンバー4人全員、カウンターの前へ立たされ尋問が始まりました。

オフィサー「それで、You達は何しにアメリキャへ?」
メンバー「音楽カンファレンスがあって、それに参加するんです」
オフィサー「そこでYou達は何をするんだね?」
メンバー「ショーケースで演奏するんです」
オフィサー「演奏?それ、報酬は発生するんかい?(若干威圧)」
メンバー「いえ、しません!(必死)参加費をこちらが払って演奏するんです」
オフィサー「何のために?」
メンバー「そこで音楽関係者に気に入られて、アメリカでの演奏の機会を増やすためです」

ここでオフィサーがキッと睨む。

オフィサー「それでアメリカで演奏することになって報酬が発生したら、その時はビザが必要だってわかってるんだろうな?!(ガン見)」
メンバー(全員必死)「はい、それはもう、がってん承知の助でございます!!」


国境越えの尋問その2

そしてオフィサーがうちらの書類を見ながら最後の質問。

オフィサー「なるほど。それじゃあこう言うことだな。今回、あんたらはそのカンファレンスとやらで自らお金を払って演奏し、あわよくば誰かに気に入ってもらい、将来アメリカで報酬をもらって演奏することを期待して入国すると言うわけだな。そうだろう?

中年男子・中年女子ミュージシャン一同:「その通りでございます」

なぜこのセリフの時だけ、やたらゆっくり大きい声で他の待合人にも聞こえるように言うんだオフィサー。😕

ミュージシャンの厳しさを改めてひしひしと感じたやり取りでした。


個別質問で見たオフィサーの別の顔

その後、わたしだけ個別で呼ばれ指紋摂取。

オフィサー「さ、金払ってもらおうか。支払いはキャッシュ?クレジット?」
つっちー「え、あ、キャッシュでお願いします。。。って、それ何のお金ですか?I-94ならネットで払いましたけど。その書類が領収書です」

初めて若干うろたえるオフィサー。

オフィサー「あ?ああっ、これ領収書だったね。もう払ってたね。てへっ
つっちー「・・・・・」

最後の最後でオフィサーの人間味を垣間見た尋問でした。


次回ハプニングへ続く

と言うことで!
無事国境を越え、その後更なるドライブを経てやっとホテルへ着いて早々、唖然とする出来事がありました。

次回あまり間が空かないうちに、続きをアップします✨

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