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変わったのは私の方だ🍎

この一言を聞いてどんなシーンが頭に浮かびますか?

ふとした瞬間に自分の人生を振り返ってみて、価値観が変わったな、と感じる瞬間、何かと"お別れ"する時にこのセリフが出てくるのではないかと思います。他にも今までわからなかった美しさや、新しい価値観を理解できた時にもつぶやける一言かもしれません。

最近、今まで長年愛用していた万年筆にお別れし、最近発売された新しいボールペンを使い始めました。これが使いやすいこと。メモ魔であるため、どのカバンにも必ず書くものを入れています。しかし、産後のドタバタの中で、バッグを変えるたびに万年筆を移し替え忘れる。書きたいことがあるのにペンがない。持っていくのを忘れるのはまだしも、絶対に忘れない!となんとか持ち出した万年筆を外出先に置いてくる。そして万年筆の代わりに替のおむつ補充し忘れる。あらゆるところでいろんなものを、”あ゛ーーーっ!忘れたーーーーーっ!” となるたびに改善しなくては、と思っていた。結果、ボールペンを鞄の数だけ買いました。(デジタル化すればいいやん、というツッコミはさておき)大学入学祝いにいただいた万年筆はmommy brainの私により、引き出しの奥深くへ葬り去られた。

変わったのは私の方だ。万年筆は生まれてこのかた何も変わっていない。相変わらずの艶やかなボディと美しい藍色のインク。不思議と書きたいことが浮かんでくるなめらかななめらかな書き心地。悲しい。いや、それよりも、しょうがない。またね。という感じ。万年筆で文字を書くことにこだわっていたその習慣が続けられなくなったのでやむなくポリシーチェンジしたわけですが、それって"今の私”に必要な変化だな、と比較的冷静に考えられた。そしてまたいつか万年筆ライフ戻ってくると思っているし。それすなわち子供らが自律してくれたり、仕事が落ち着いたり、その時にも尚手紙を書きたい相手がいるといういろんな条件がありますが。

もしかして、戻りたいと思った時にはもう万年筆は超絶進化を遂げて別物になっているかもしれない。でもそれはそれでまた別の万年筆に変わる私の”書きたい”を満たしてくれる優れものがあるように思う。

要は、根本の欲求は"書きたい"なのだ。

この根本に気づくこと。そっちを大事にすることが、人生を楽しくするな、と思った。”今”を生きられるな、と感じた。

万年筆に限らない。生活の上でこだわっていることはいくつかある。また無意識下で行っている習慣がたくさんある。これらを見つけて残す残さないの選択をしていけると人生は格段に豊かになる。ここでいう"豊か"は、主に自分の決断により人生を創り上げているという自己効力感のことを指します。

時の流れに応じて、

🍎 自分で変えたこと
🍎 変えざるを得なかったこと
🍎 変えなかったこと
🍎 気づいたら変わってたこと


これらを仕分けしていくことで自分の価値観や楽しいと感じられることがはっきりと浮かび上がってくる。

この仕分け作業のあれこれを引き続き書き留めていきたいと思う。

つづく🍎

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