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田舎には賃貸がない問題

正確には、田舎には納得がいく快適な暮らしを実現する賃貸がない、かな🍎

理由はいろいろあると思いますが、とにかく圧倒的に土地代が安い、ということがあると思います。つまり建てた方がコスト的には安いんですよね。ちなみに、住みたいと思った地域で知り合いが購入した土地は200平米弱で350万円。例えば東京渋谷区で買おうと思ったら1坪も買えないお値段。賃貸事業者が参入するとしたら、単身向けのアパートか一時的な住居がターゲット。この地域で暮らしたいという子育て世帯やリタイヤ・準リタイヤ層の週末ハウスは全く手付かずの状態。ビジネスとして美味しくない。

つまり、気軽な引越しのつもりなのに建てるしかないという大きな覚悟を伴う決断になってしまうという矛盾が生じる田舎がほとんど。これ、移住促進とかやってる自治体はまずナイスな賃貸作るのが必須と思います。余談です

都会で住居を構えるよりもずっと低価格ではありますが、リセール価値やメンテナンスの頻度、田舎暮らし故の建設時には上がってこないコストなどを考えるとやっぱり大きな覚悟が必要と個人的には感じています。

我が家はどうしたか。親を呼びました🍎笑

親に地域の魅力のプレゼンをして(住んだことないのに笑)、終の住処として住居を建ててもらいました。訴求ポイントとしては、以下の通り。

🍎 孫と年に一回会えるか会えないかという状況。それでいいの?(初孫特権)
🍎 田舎暮らしでみどりに囲まれてゆっくりしたいと言ってたよね。今のまま(地方都市暮らし)でいいの?
🍎 その地域に来て気管支炎の症状出なくなった人たくさん聞くよ。
🍎 今の家売ってこちらに新築建ててもお釣りでるよ。趣味の小屋も建つよ?
🍎 そろそろ今の家の補修だよね。そのお金新しいこと始めることに使えるんじゃない?
🍎 第二の人生始めたいと言ってたよね。今がその時じゃない?

思い切りのいい親のおかげで我が家の仮住まい先は見つかったわけですが、伝えたいのは、選択肢がないなら作ればよい、ということ。考えてみれば当たり前なのですが、これは都市暮らしの中ではなかなか気づけなかったことでした。我が家はものすごく便利な場所に住んでいたので、何か困ったことがあればそれを解決してくれるサービスがありました。ベビーシッターさんは周辺に山ほどいらしたし、Uber Eatsヘビーユーザー、コンビニなんて徒歩圏内に何軒あったのか・・どんな些細なことでも誰かにお願いして生活を充実させることができました。田舎暮らしでは自分でやらないといけない。(実際来てみるとそれを補う豊かな人間関係も見つけたのですが🍎)

ないなら作ればよい。田舎暮らしを楽しむマインドセットがこの頃備わったように思います。

その他ウルトラCを決めた知人の方々のアイデアはこのような感じでした。

🍎 別荘の長期滞在プランを利用し、二拠点生活から始める
🍎 知人と共同で古民家を改修。平日地方で共同生活、週末自宅で生活。
🍎 友人宅の一部屋に居候
🍎農業を始める人向けの期間限定貸住宅に住んでみる(クラインガルテン)

クラインガルテン+地名で検索してみるといろんな地域のものが出てきます。読みやすかったのはこちら

もちろん素敵な賃貸がある地域への移住をご検討の方は、迷わずそちらの賃貸に住んでみることをお勧めします。住環境を変えることは意外といろんな影響がありました。まずは小さく試す。合わないなら戻れる状況にしておくのがおすすめです。移住に限らず、今のVUCAワールドを生き抜く心がけなのかもしれません。

つづく🍎

余談🍎                                 我が家は移住のタイミングで農業を始めるつもりは全くありませんでした。(私はサボテンをも枯らす女です🍎) ただ、今の住居の気候の良さ、子どもたちが自分で摘んだ野菜は喜んで食べる様子などをみていると、一坪農園など始めてみてもいいのかなと感じてます。

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