ホワイト企業_人事が教える___3_

履歴書を採用担当はどう見ている?~資格編~

tucanoです。
とあるホワイト企業で人事、主に採用関係に携わっています。
2019年度では約900名の採用面接を行いました。書類選考も含めるともっと多い応募者の方と接してきたことになります。

前回の記事では包括的な、マイナスを防ぐための話をしました。

前回の記事↓

マイナスを防ぐという意味では似た内容ですが、今回は範囲を絞って、『履歴書に書く資格』についてお話していきます。

取得が安易な資格は記載しない

余計な資格は書かないほうがいいです。
「挙げる資格が少ないから・・・」と英検3級や漢検3級などの偏差値50程度の学生が努めれば取れるような資格を記載することは避けることをおすすめします。
採用担当視点だと
・その上の級には合格できなかった = 能力不足
・その上の級にチャレンジをしなかった = 向上志向ではない

という判断を下しやすいです。
英検準一級以上や宅地建物取引士などは一定の能力保証、努力の証明として信頼性が高いです。

資格記入は会社内容に合ったものを

採用担当としては「自分の会社に合った資格をしっかり提示しているか」という視点で判断しています。
普通自動車の運転が仕事内容で必須な業種であれば、『普通自動車運転免許』を記載することは当然です。
それだけではなく、たとえ資格があったとしても、それが業務上必要な水準まで到達していないことがあれば、それはむしろ「自分はここで働く能力がありません」とアピールしていることになります。
たとえば、外資系や英語を多く使う企業に申し込む際に、TOEIC600点程度では確実に逆効果です。

おすすめの資格は?

上記の話からすると、取得難度が高い資格であれば問題ないです。自身の高い能力の裏付けとなります。あるいはその業界や仕事で必要になる能力を保証する資格が望ましいです。
ただ、資格というのは専門性が高いものが多く、業界が同じでも職務内容が異なった瞬間に評価がそこまで上がらないものが多いです。
特定の業界で絞らない場合は、業界限らず評価を得やすい資格を1つ有しているといいですね。たとえばMOS(Microsoft Office Specialist)などです。

私のおすすめ資格は秘書検定です。理由については近日記事にします。

今回お伝えした内容は体感5割くらいの応募者がしてしまっています。
「とりあえず書いとけ」という考えをやめ、もっと自分の推したいところに採用担当が時間をかけて見られるようにすることをお勧めします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?