～呪いの巻物？ではなかった～

2020年8月9日 20:16

私が高校生の頃
ちょこっと仲の良い友達がおった
ほんまちょこっとな・・・(*_*;

ある時
「〇〇（←私の名前）に会わせたい人おんねんけど・・・」
と言われ
今ならこんなフレーズ聞いたら全速力で逃げるんやけど★
当時は何の疑いもなく付いて行ったんよ、彼女に

着いた先は木造アパートの1室で
中に入ると私たちより年上？
20過ぎくらいの女性3人居てて
満面の笑みでお出迎え～( ﾟДﾟ)

この時の直感は

怖いわ・・・何か怖いわ・・・

で、細かい内容はほぼ記憶に無いんやけど
人生についてとか
幸せになるためにとか

まぁ簡単に言うと

結構大手のな(*_*;

当時の私は
人の頼み事は断らない
自分の予定があっても頼まれたら他人優先
嫌な事を嫌とは絶対言えない人間やった・・・
人に嫌われるのが死ぬより怖かったからね
今は死ぬぐらいなら嫌ってもらって結構！！
って思えるんやけどな～( ;∀;)

で、人生やらの事を延々説法され
※坊さんやないから説法とは言わんのかな？
じゃあ一度読経してみましょう！！
って運びになり←どういう流れなんよ・・・
何でいきなりお経読まなあかんのよ！！
とも言えず・・・

渡された巻物みたいなのに
ご丁寧にフリガナ付きで経文が書いてあり
それを私の友達含め5人で読むという謎のイベントが始まりました

私はめちゃくちゃ本読むの好きやったから
まぁ自分でも驚くくらいスラッスラ読めたんよ
ほんま無駄な特技やし今披露するとこでもないのにな・・・

何の才能やねん( ;∀;)

そこから3人+私の友人に詰め寄られ
ぜひ入信してほしい！
以前入った人はこうこうこういう経緯で幸せになれただの
誰々さんはこういう悩みが消えただの
体験者の話をばんばん並べられ
私が得体の知れん恐怖で固まってると

って事で開放された
変な巻物と小冊子を渡されてね♪

帰り際そのアパートの玄関先で

その巻物、踏んだり破いたりしたら足が腫れるから注意してね！
と真顔で言われた・・・(*_*)

今の私だったら
そんなアホな事あるわけないやん！！
って笑い飛ばせるけど
当時の私はありえんぐらいビビリで優柔不断でド底辺の人間やったから

巻物の代金＆入会金？で
12000円やったかな？？
もっとしたかな？？
当時、私は自給600円でバイトしてたんよ
それから考えたら高いし
そもそも親からずっと言われてたのが

だったもんだから
もう悩んだ悩んだ・・・
禿げるかと思うほど悩んで悩んで
当時、唯一の親友だったKに相談

近所に住むKはすぐ来てくれて
死にかけた目で話す私の巻物話を聞くやいなや
私の目の前で巻物をぐるぐる～と広げ
両足でドン！！っと踏みつけその足をツィストし始めた・・・

Kはグリグリ～グリグリ～と言いながら
巻物を両足でグリングリン踏みまくり

と私の方に振り返った・・・

腫れてへんわ・・・(?_?)

なんかこの瞬間一気に恐怖や不安から解放されたんと同時に
私何でこんな足腫れるとか本気で思ったんやろ？？
って自分自身に呆れた( ﾟДﾟ)

その後、友達には入信できない旨を伝え
食い下がってくるかと覚悟してたけど
あとはなーんにも無かった

その時私が学んだことは
巻物踏んでも足は腫れんって事と
自分が友達やと思ってても
相手はそう思ってない事もあるんやなぁ～って事

めっちゃ人込みをかき分けて私に道聞いてくる人
スーパーの人いっぱい行きかってるとこで私めがけて
「幸せをお祈りします！」
って声かけてくる宗教の人
何か私はそんな感じなんやと思うわ、悔しいけど
※どんな感じかというとカモにされやすいって事！

私が人を苦手になったエピソードの1つでした！

全ての宗教を否定してるわけではないです
ただ足腫れる！にかなり滅入ってしまったという話
自分の信じるものを信じればいいんやと思います
今私が信じれるのは私自身やし
守りたい・大切にしたいと思うのも自分自身かな

1人ぼっちが恥ずかしかった時期に無理くり作った友達は
やっぱりその程度やねんな・・・
今の私もぼっちやけど恥ずかしいとかは一切なく
大好きな『下妻物語』のBABYの社長のセリフ（岡田義徳さんの）

を心の中でいっつも叫んでます、楽しくね♪

社会人になった頃
その友達やと思ってた彼女から
「結婚しました！」
の写真付きハガキが届いた
めっちゃ遠い県からな・・・
一応私の人生で関わった人なんで
どうかお幸せにと
心の中でつぶやいた(*^_^*)

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