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恐い夢を見るとなぜか。

明け方、恐ろしい夢を見た。

自分が何人(なにじん)かも性別さえもわからない設定だけど、一堂に集められた少年少女(肌の色や人種も関係ない)のうちの一人で、誰かが気がついたら殺されていて、どんどん減っていって、次に誰が殺されるかわからず、震えている。(夢の中で)目が覚めても状況は何も変わっていなくて、どうしよう、今日もまた誰かが、または自分が殺されると怯えている。一緒にいる子と、次に目が覚めたら、次こそは変わっているかもしれないねとか言いながら。
すると、そこに「先生」らしき女性が現れて、

「みんな!今なら逃げられる。とにかく逃げて!」

と扉を開けられ、そこで一緒だった仲間とは散り散りばらばらになり、とにかくひたすら走って、先生は無事だろうかとか考えながら、でももうあそこには戻りたくないと、生きている中で、あんなに必死で走ったり逃げたりしたことはないんじゃないかと思うくらい、ひたすら走って、走って、民家や生け垣なんかをかき分けて、ひたすら走って、たどり着いたのが、なぜか海辺の街で。そこに、笑顔で出迎えてくれたのは、会社の後輩夫婦だった…。

という夢。

そこで、ハッと本当に目が覚めて。

あんなに恐ろしい思いはしたことがないんじゃないかと思うくらいの恐怖心があったはずなのに、なぜか、もう一度、夢の世界に戻りたくて、また目を閉じた。

でも、もう同じ世界には戻れなかった。

だれが殺人鬼だったかもわからない。

モヤモヤが残る夢。

たまに恐怖を感じる夢を見ることがあるのだけど、なぜかもう一度同じ夢を、その続きを見たいと思うことがある。映画を見ている時のように、観客という「傍観者」ではなく、自分の身に起こっている筈なのに、もう一度同じ世界に戻りたいと思ってしまう。

そう感じるのって、私だけでしょうか。そういうこと、皆さんはないですか?

#エッセイ #コラム #夢 #私のこと #恐い夢 #また戻れたら

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