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【cinema】ナショナルシアターライブ 夜中に犬に起こった奇妙な事件

6/25鑑賞。色々他の作品と調整した結果、関西で見逃したコレを池袋で観る!と心に決めて。

とにかくクリストファーがロンドンに行く道のりのシーンがめっちゃカッコイイ!音楽も振り付けも全部。

原作読みかけていたところ(まだ読み終えていない)だったので、こんな話やったんやーというのと、演出の新しさを感じた。照明や道具の使い方、抽象的なのにすごくわかりやすい。シンプルだけど、多面的。

途中幾度も笑えるシーンがありつつもこれが自閉症の人の世界なんだなぁと思うと笑えない部分もあったり。そりゃパニックになるよなぁと。逆に彼らの良い面を見ることも出来て、それは何だか羨ましくもあったかな。物事をそういう視点で見れるんや!という驚きと羨望。

個人的にアレクサンドラ役のおばあちゃんがめっちゃイイ。チャーミングとはこういうことかと。途中幾度もキレッキレのパフォーマンスを見せてくれます。彼女自身、このような役を演じるということは、役者人生の中でも稀有な体験なのではないでしょうか。

あらすじ…
主人公は父親と二人で暮らすアスペルガ―症候群の15歳の少年クリストファー。
情景を録画するように記憶力を持ち、数学や物理では上級試験を目指すほど。けれど他人の心の機微はまったく理解できず、予想外のことには対応できず、嫌いなものや新しいことに対してパニックを起こしてしまう。
そんな彼が、隣の家の飼い犬が殺された事件で当初疑いをかけられ、彼自身で犯人を捜そうと調査を始めることに。けれど、彼の行動範囲は決まったところだけ。父親と母親の関係など、様々な人間関係も絡み合って、大きな一歩を踏み出さないといけなくなったクリストファーの日常は急変→大冒険になるのです…。

これを本当の「映画」にしてしまうと、面白みは一気になくなると思う。あのスピード感やパニック感はお芝居だから楽しめるんだと思う。その芝居を映画として観るのが、シアターライブです。

今日11/4から、「冬物語」という芝居が、ブラナーシアターライブとして、ジュディ・デンチ主演で全国で数日間上映されます。絶対観に行くんだ〜!と勢い勇んで仕事を終わらせようと思ったら、誰よりも居残り残業してしまった。でも本当に上映期間が短いので、意地でも行くつもりです。お芝居を観たことないとか、苦手だと思う方でも、何かしら感じてもらえるかなと思います。上映館も限られていますが、よければご覧下さい。

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