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ワタシはネギが食べられない。

誰しも嫌いな食べ物、苦手な食べ物があると思う。好き嫌いが全くない人には、大いなる尊敬の念を抱かざるを得ない。

かく言う私は、いくつか苦手な食べ物があるのだが、中でも群を抜いて、受けつけないのが、ネギである。

ネギ。様々な料理に彩りとして、薬味として、臭み抜きとして、添えられている。味噌汁、冷奴、卵焼き、鍋料理、お好み焼き、うどん、ラーメン、そば…。ネギ焼きは、お金をいくら積まれても食べられない。ジッチャンの名に懸けて。

とにかく、私は全てのネギが、ダメなのだ。青ネギであろうが、白ネギであろうが、細かろうが、太かろうが、とにかくダメなのだ。今、ネギ、と書いているだけでも、ちょっと気持ち悪くなってきた。(トップの写真もネギにしたいが、身震いするので、紫色のネギ坊主にしてみた。こんなのあるんですね)

見た目もダメだし、臭いもダメ、味に至っては、涙が出てくるくらい、ダメなんです。私、きっと前世は、犬か猫だったに違いない。(ワンちゃん、ネコちゃんは(玉)ネギ食べたら中毒になるんですよね)

タマネギは大丈夫。でもめっちゃ好きかというと私の好きな野菜ランキングではわりと下位かもしれない。

しかし、嫌いな食べ物との思い出は、かなり染み込んでいる。とーーっても美味しかった料理については、頭の片隅にしかなくて、思い出そうとしてやっと思い出せるのだが、ネギにまつわる思い出は、ポンポン出てくるのだ…。

ネギ。和食に多いからと侮るなかれ。そういうのもあって、旅行をするなら欧州志向なんだが、油断していたらダメなのだ。一度、フィンランドのカフェでサラダを頼んだら、これでもかという量のネギが入っていて、泣いた。死にそうになった。

中学生の頃、生徒会に所属し、給食委員長なるものに就いていたのだが、配膳中、当番以外は入れないなか、委員長の特権を使い、ネギの含まれる料理を自分のところに配膳しないようにしていたのは、わざとではない。たまたま私は給食委員長だったから、いつでも入ることができたのだ。ちゃんと当番を手伝ったり任務は遂行していた…。

もっと遡れば、小学生の頃、給食を残すという知恵のついていない一年生の頃は、掃除の時間まで食べ続けた。が、食べられなかった、八宝菜。

ネギ好きに生まれたかった。今度生まれ変わって、また人間なら、ネギ好きでありますように。そう切に願う。

#エッセイ #コラム #私のこと #超個人的 #ネギ #嫌いなもの #好き嫌い

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