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生き急いでんなあ。

「くだらねえとつぶやいて醒めたつらして歩く」

この歌詞が、なんとなくすきだ。

知らないひともいるのかなあ、エレファントカシマシの今宵の月のように、だ。
名曲だ。

夏や冬に長時間にわたって放送される音楽番組で、やたらパフォーマンスの高い歌い方をしている、スーツを着ているのに髪がボサボサで、目力が強いちょっとどうしたの?となる、あのおじさんがボーカルだったバンドの名曲だといえば、なんとなく分かるのだろうか。

(ファンの方ごめんなさい)

昨日、今月もやってきました~!!!お世話になりまああああす!!!のテンションで1日早くやってきた図々しい血祭りに屈服し、ゴロゴロしていたときにね。なんとなく思い出したんだよね。

メロディーもすきなのだけど、曲の入り方というの?そこがもう最高にすきなんだよなあ。この曲。

最近さ。
わたしの有料記事を読んでくれているみんなはご存じのように、嫌なことというか、解決しなくてはいけないことが目白押しでさ。
早くしろ!とっととしろ!と言わんばかりに誰かに背中を押されている。

けど、前を向かなくてはいけないこと、一歩進まなくてはいけないこと、分かってはいてもできないときってあるじゃない。

言い訳だけども、メンタルの調子が悪かったり、それこそ血祭りで物理的に身体が動かなかったり、男とか女とか、そういうのは関係ないの分かってるけども、やっぱりそれでも敢えて言うと、女はしんどいことの方が多い。気がする。

ちょっと休憩させて~なんて言ってる間に、まめきちはあっという間に成長し、離れていく。
”今”が大切なんだよなあ。
分かってんだよなあ。

とにかく何かしないと、という強迫観念みたいなものに取り憑かれて、急いで本を読んでみた。
何かインプットしないと。知識を入れないと。
けどそんな気持ちで読書したってつまらないし、読後の爽快感は得られなかった。
というか、最後まで読み切れなかった。

血祭り初日で、さすがに仕事は厳しい。
なんてったって座っていられない。
なんなら横にもなっていられない。
ジタバタして「う"う"う"」と言葉にならない言葉を発するだけ。そのうち眠って、痛みを感じなくなるのを待つだけ。

血祭りの最中っちゅうのは、基本カフェインを摂れないので、スタバへ行って気分転換!!もできない。

読書もだめ。仕事も無理。スタバへは行けない。
じゃあ何したらいいのよ、と。
ハチャメチャに間違った生き急ぎ方をするわたしに、髪がボサボサのおじさんが、少しの望みをくれた。

「くだらねえとつぶやいて醒めたつらして歩く」
「いつの日か輝くだろう今宵の月のように」

くだらねえくらいの感覚で。
いつの日か、努力が実を結ぶだろうという姿勢で。
ちまちまと生きてもいいのかな。

ときには急ぐことも必要だけれど、「くだらねえ」と、一時休止することも大切なのかなって思ったんです。

歌詞ひとつでnote一記事書かせちゃう音楽って、偉大よね。



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