失語症の私〜てんかん③

昔から物語が好きだ。漫画もアニメも小説も映画も何でも好きだ。

小学生から図書館が大好きで、大学時代は本屋でアルバイトをしていた。
図書館司書の資格も持っている。

高校生の頃が一番物語漬けだった。
いわゆる現実逃避だったのだと思う。

てんかんを発症して、投薬治療を始めてから5年程してから地味な発作に加えて失語症のような発作が出るようになった。

発症当初から基本的にある発作、複雑部分発作は意識が飛ぶので、発作の時に自分がどうなっているのか分からない。
分からないから怖いというのもあるが、失語症の発作は意識が飛ばない状態での重積発作に当たるので、不安と恐怖が半端ない。

長い時は2時間以上続く失語発作、文字が読めない(理解できない)人の話してる言葉が分からない、自分が話している言葉も合っているのか分からない。

最近は失語発作が出たら、文字を読まないようにすること、会話しないこと、家事など体を動かす(次に何をするか考えることは出来るので)ことで乗り切るのが一番良いことに気付いた。恐怖が薄れてくれるのだ。

失語発作の時に、困り事が発生してもコミュニケーションが取れないのが辛い。

過度なストレス(先日の隣人の大絶叫の時にも出た)体調不良(風邪気味の時など)文章を長時間読むことで出ることが多い。
防ぎようがない失語発作が酷くならないことを切に願っている。

文章を読むのが大好きだったが、今は専ら映像作品で物語を楽しんでいる。

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