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農工ビールの仕込みレポート!

【はじめに】

 はじめまして、NOKO BEERのビール製造部に所属している小川と言います。今回のnoteは私が担当させていただきます。
 今回は7月24日に行われたビールのボトリング、仕込みをレポートさせていただきます。
よろしくお願いします。

【自己紹介】
 農工大農学部に所属しています。大学に入る前からビールに興味があり、成人した後はひたすらビールを飲むくらいビールが大好きです。「いつかみんなに、自分が携わったおいしいビールを届けたい」というのがささやかな夢です。
 今回のプロジェクトを知ったのは実は数日前なんですが、夢を叶える絶好の機会と感じ、居てもたってもいられなくなり飛び入り参加しました。ビールへの想いだけは負けません、よろしくお願いします。

【レポ】
 7月にしては湿気が少なくからりとした熱気に恵まれ、「こんな日はビールに限る」と言った具合の絶好のビール日和。12時に和泉ブルワリーさんの前に行くと、すでに中に松村さんとビール製造部代表の日比さん、そして和泉ブルワリーの和泉さんがいらっしゃいました。
 まず最初にレシピの確認。そして今日の工程の確認をしまして活動開始です。
 まずは前回仕込んだものをボトリング。ボトルや使用する物をじゃぶじゃぶ洗いまして、作業に入ります。ボトリングする前に1週間前に仕込んだビールを拝見…ちょっと色が薄いような?少しの不安を抱えながらボトリングの準備を進めました。

瓶詰め_洗浄

(洗浄中の風景)


 瓶詰め後も2次発酵をさせる関係上、1番怖いのはコンタミ(混入)です。和泉さんがまずお手本を見せてくれたのですが…とにかく消毒。徹底して全てを消毒していました。学生実験でコンタミの恐ろしさを思い知った私も消毒は徹底しました。全ての道具を、使うたびに消毒する徹底ぶりはやはり繊細な酵母を使っているごとをうかがい知ることができました。

 ボトリングはタンクから地道に入れます。私もやらせていただきましたが、結構加減が難しい。入れる量が結構ぶれてしまいます。ビュレットを使って中和滴定とかするの、皆さん得意ですか?私は超苦手です。あれを思い出しました。

瓶詰め

(瓶詰の様子)


 ビンにビールを詰めて王冠(蓋)をつける、という作業を繰り返します。王冠をつけて最初のビールが出来た瞬間は本当に本当に嬉しかったです。これを和泉さんにお伝えしたら「いくらでもやらせてあげるよ~?」と。普段も全部手作業と聞いて震えました。
 そして、今回のメインの仕事の1つ目、瓶詰は終わりです!王冠をつけるのが結構重労働でした。こちら少し味見しましたが…やっぱり薄い?一緒に入れたブルーベリーの甘味はなくなっていたらしいので、しっかりブルーベリーは活かされているようです。

瓶詰め_王冠

(王冠をつける機材)


 続いては別レシピのビールの仕込みです。発酵がある程度進んだビールを2つのタンクに分けて、それぞれにブルーベリーをたんまり入れていきます!冷凍されている農工大のブルーベリーをつぶして入れていきます。この時ももちろん消毒の嵐。ブルーベリー本体についている雑菌なども消毒するため、リンス不要の消毒液にどぼーんと漬けます。多少エキスが流れちゃいますが必要経費。

210724 瓶詰め_ブルーベリー

(消毒中のブルーベリー)


 こちらを豪快につぶしていきます。イメージとしてはハンバーグをこねるみたいな感じです。こちらをビールのタンクに投入!だいたい1Lに100gちょいくらいのブルーベリーを入れましたが、先ほどの瓶詰したものとは明らかに色が違いますね。鮮やかな紫色が目を引きます。こちらは1週間程度時間をかけて再度発酵させるようです。
 この発酵でカギになるのが超音波。詳細は伏せますが、超音波をかけながら発酵させるものとそうでないものを用意してそれぞれ発酵させていきます。超音波をかけているタンクは明らかにブルーベリーがいい感じに舞っています。これは期待大。

瓶詰め_超音波開始

(超音波処理をかけていきます)


 洗い物をしたら終了です!その後ビールを2杯ほど頂いて帰宅しました。暑い日にはサワーエールのような酸味の強いエールがいいですね。

【感想】
 ビール作ってんなあ~、という実感が強く湧いてくる会でした。これを飲む会のレポートはまた後日アップされますのでお楽しみに

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