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大手企業のクラフトビール??

矛盾して聞こえませんか?


「大手企業のクラフトビール」


私には「ファイナルファンタジー2」、「天然水製造工場」と同じ違和感を持って脳みそに届きますこの言葉。

おかしいじゃん、上の句と下の句が真逆。ファイナルは1回のはずだし工場で作ってたら天然じゃない。

でも実際に世の中に存在するんです、「ファイナルファンタジー2」も「天然水製造工場」も「大手企業のクラフトビール」も。

「クラフトビールってのは大手じゃない所が作ってるビールなんでしょ?」
という私の理解がこの違和感の原因なのですが、この理解は正しくないわけです。意外に多いのではないでしょうか、私と同じような理解をしていた方。

以下、大手企業のクラフトビールの実例です。

アサヒビール
1994年に子会社として隅田川ブルーイングを設立してマイクロブルワリーの支援業務などに乗り出すとともに、1995年からブルーパブを墨田区吾妻橋で開業しており、これを「東京で初めて販売したクラフトビール」と称している(wikipediaより)
キリンビール
2014年7月に「クラフトビール戦略」を発表して、同年中には国内最大のクラフト・ブルワリーであるヤッホーブルーイングと資本業務提携し[26]、2015年には傘下の子会社によってブルーパブ「スプリングバレーブルワリー」を代官山に開店させ[27][28]、2016年にはアメリカ合衆国のブルックリン・ブルワリーと業務提携して、ブルワーズ・アソシエーションの定義に抵触しない範囲の24.5%の株式を取得するに至っている(wikipediaより)
サントリー
2015年に「クラフトビール(に)興味はあるが詳しくないユーザー向け」として缶ビールの「クラフトセレクト」ブランドを立ち上げ、2016年からペールエール、ゴールデンエール、ヴァイツェンを通年商品として供給している(wikipediaより)
サッポロビール
2015年からクラフトビール市場に参入しており[31]、また上記のように、カナダのユニブルーを資本傘下に収めている。サッポログループを統括するサッポロホールディングスが2017年8月、米国のプレミアムビール会社であるアンカー・ブリューイングの買収を発表[32]した際に、『日本経済新聞』は「サッポロ、米クラフトビール買収」と報じた(wikipediaより)

大資本ってすごいんですね、業界参入2年目であの代官山にパブ開店できるんですね。
資本しか勝たん!ビバ アメリカ!


というわけで泣く子も黙る大手企業様がクラフトビール業界に参入していることが分かりました。


では?
クラフトビールとは一体何なのでしょうか?


結論、「明確な定義はない」というのが正解のようです。

辞書的には
「ドイツ、イギリス、アメリカなどで、その土地の需要を満たす目的で作られる(比較的)生産量の少ないビール。」
という説明がされており、

全国地ビール醸造者協議会的には、
「個性あふれるビールを少量生産するメーカーのビールを「地ビール」といいますが、特に酒税法等の法律で定められた用語ではありません。クラフトビールと呼ばれることもありますが、双方、明確な定義はありません。」
という説明がされています。明確な定義はないということがはっきりと述べられています。

(地ビールとクラフトビールの関係についてはまた長い話になるので別noteにまとめます。今日のところは同じものとしてください)

一方で自由の国アメリカではブルワーズ・アソシエーションという組織がクラフトビールの定義を成文化しています。
定義内容をまとめると


・年間生産量が600万バレル以下であること
・クラフトビールメーカー以外の酒造メーカーに所有されたりコントロール  されていないこと
・麦芽100%のビールを主力商品としている、もしくはその大半が麦芽100%のビールであること

がクラフトビールの条件だそうです。(アメリカのね)

しかしアメリカの定義をそのまま日本で適用することはいささか問題があることは酔っぱらいの頭でも理解できます。

つまりは、日本におけるクラフトビールの定義は、日本の事情を考慮しながらこれから「みんなで作っていくもの」になるという事だと思うのです。


なんだそんなパヤパヤな結論!曖昧がすぎる!岸〇内閣じゃあるまいし!


分かります分かります。私も調べながらそう思いましたもん。

でも逆にワクワクしませんか?

職人やメーカー、消費者からビールオタクまで全員で
「クラフトビールと何ぞや」という文化を作り上げていく。

「小規模なビール醸造所でビール職人が精魂込めて造っているビール」
「品質を重視して、ビール職人が手塩にかけて造るビール」
などなど、既にいろいろなキーワードがありますよね。
これらを元に日本のクラフトビールの定義を作っていくのです。


あなたもこれからのクラフトビール文化の担い手になりませんか?

ちなみに我々はこんなクラフトビールを作ってます
是非お読みください~
→(https://note.com/tuatbeer/n/n06c40ca0506f

農工大クラフト
メディア部

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