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【非モテ婚活記録】会話の仕方よりも問題なのは…
7月も終わりになったので今月筆者がやった婚活をまとめてみる。これが読者にとって役に立つかは分からないが、非モテが婚活するとこんな感じになるという記録として。
・印象と雰囲気づくり
7月は特に自分自身の印象、雰囲気を良くすることに力を入れてみた。非モテの特徴として以下のような意見が散見されたからだ。
陰キャの人間、往々にして「自分は他者から尊重されないし魅力にも乏しい」と自覚してるが故に、他者に話をする時は「価値のある話をしなきゃ!」「ウケを狙わないと!」「関心させないと!」と力み過ぎてしまい、只でさえ滑りやすい(からこそ)のに更に話を滑らせる悲しいジレンマがあるんだよな
— rei@サブアカウント (@Shanice79540635) July 5, 2022
有名なこの画像も、右から順に顔の造形が良いと言うよりは、右から順にリラックス度が下がっていくんですよね。67万円男は顔が悪いのでは無く全身から漂う緊張が「キモさ」として結実してしまってる。顔よりもっと重要なものがある。 pic.twitter.com/ralbEZyTBs
— 小山(狂) (@akihiro_koyama) February 11, 2021
自尊心が高いと女に積極的にアタックできるし振られてもダメージが少ない。試行回数をこなせて異性とのコミュニケーションに慣れていきどんどんモテるようになる。そもそも女性相手でも堂々の話せるので最初から成功率高い。
— ポンデべッキオ (@pondebekkio) July 1, 2022
非モテになる人間は人間関係やこれまでの経験から自分を肯定できない、自信や信念を持てない人が多い。そして、「相手に嫌な思いをさせてはいけない」「嫌われたくない、自分のことを受け入れて欲しい」という考えが脅迫観念のように根付いてしまう。
そんな意識の元でコミュニケーションをとろうとすると、何か面白い話をしないといけない、相手を楽しませないといけないと考えるようになる。事前に会話の内容を必死に考えて、覚えた通りに相手に話題を振る。話題が尽きたら必死に頭を回して次の話題を考える。
だが、そうした振る舞いは相手に緊張している事がもろに伝わるだけで終わるということが分かった。
かくいう筆者も、それまで同じような失敗をしていた身であった。丁寧に、正確に話すことを意識するあまり、堅苦しい話し方になってしまい、「緊張してる?」と聞かれる事がしょっちゅうだった。
また、職場の上司に婚活が上手くいかないこと、会話に困っていることを話した際には「お前は雰囲気が暗いからな」「会話なんて勢いで話せばいい」と言われ、間接的に話し方よりも雰囲気に問題がある事を指摘された。
・という訳で実践してみた
そうした非モテしぐさを治せないものか、と7月の上旬にとある婚活パーティに参加した際に以下のようなことをやってみた。
・場の空気で緊張や萎縮しそうになるのを堪え、どっしり構える
・日頃のリラックスした状態を出来る限り保つ
・相手との会話は中身よりも明るくふるまうことを重視する
会話の中身はあえて考えず、ともすれば態度がデカくどこか図々しい振る舞いをしてみた。(もちろん、露骨に嫌がれれるようなことはしない程度に)そうすることで緊張による息苦しさ、キモさを緩和し、女性から見て少しでも印象が良くなるように心がけてみた。
結果は驚くべきものだった。
それまでどこか堅苦しくぎこちない話し方しかできなかった人間が、普通に女性と楽しくおしゃべりできた。特にこんな話をしようと事前に決めてたわけでもないのに、お互いの仕事や生活についての話、共通の好きなことについての話で盛り上がった。話し中の相手からの反応も悪いものではなかった。
参加したイベントは一対一で会話をする形式で、印象の良かった相手やアプローチしたい相手の番号を記入する方式だった。筆者もひとり、特に気になった方がいたので最後にアプローチしたい相手としてその方の番号を記入してみた。そしたら、なんとマッチングが成立してしまった。
相手との相性の問題もあったとはいえ、ここまで成果が上がるのか、と驚くばかりであり、印象を良くすることの大切さが身に染みた出来事であった。
(なお、マッチングした相手には連絡先を送ってみたものの、一向に連絡は来ずじまいであった。調べてみるとこうした事例は決して珍しい事ではないようで、婚活のハードさも体感することになった。マッチング自体は成立しているので嫌な人だと思われたわけではないはずだが…)
・ブランクができて失敗
相手との進展はなかったものの、この経験は大きな励みになり一層婚活に力を入れようという意欲を沸かせることになった。
とはいえ、婚活パーティにホイホイと金を出せるほど裕福なわけではなく、仕事の忙しさもあって次に婚活パーティに参加したのは半月後、7月も下旬に差し掛かった時であった。
期間は空いたとはいえ、前回のイベントで何を重視すべきか要領は掴めたのであとは実践あるのみだと、筆者は強気でイベントの会場に足を踏み入れた。
…ところが、これが思うようにうまくいかなかった。パーティの形式は前回と同じく一対一の会話なのだが、話が始まった瞬間から汗が滝のようにあふれ出し目が泳いで仕方がなかった。会話はなんとか必死に続けたものの、大して盛り上がることもなく女性からの反応も皆薄いものであった。当然、マッチングにも至らなかった。
どうやら、半月の間に態度のデカさや図々しさの感覚を忘れてしまったようだった。どういう振る舞いをすればよいか知識として頭に入っていても、実際にそれを発揮できるかは感覚として身に付いているかによる。その感覚を身に付けるならできる限り高頻度で繰り返し実践すべきだったのだが、間隔が空いてしまったことで身に付くどころかリセットされてしまったようである。
また、後日何がいけなかったのか冷静に振り返ってみたところ、どうも前回の成功体験が足かせとなって「女性に良く思われなければいけない、気に入られないといけない」という意識が自分に合ったことに気づいた。記事冒頭で述べた、「女性に受け入れてもらうことを意識したコミュニケーション」が発動して、緊張が全身からもろに出ていたのだ。一応、会話中も印象が良くなるような振る舞いを自分では意識していたつもりだったのだが、結局は緊張のせいで作り笑い、愛想笑い全開の堅苦しくキモい振る舞いに見えていたのかもしれないと思った。
・来月の課題
これまでに集めたモテに関しての記事を読み返し、上記で述べた印象や雰囲気が良くなる方法を実践するには、大元の考えとして「女性の顔色を窺わない、好かれようとしない、期待しない」ことが必要であることを再確認した。女性からの印象を良くするには印象良く思われたいと考えるのを辞めるという頓智みたいなことをやらねばならないのである。
来月も婚活は続けていくが、もう一度基本に立ち返り、忘れている所を思い出さなきゃいけないと感じる。その中でも相手から印象良く思われたいと考えないようにすることはきちんと押さえていきたい。
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