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2015年のベネズエラ旅行記 4〜5日目

1日目 2日目〜3日目

カナイマでのコテージは快適で、夜にビールを買いに行ったり、その帰り道、地元の人達がサッカーをしているのを横から見て、ぼーっとすることができるくらいには、治安も安定していました。とはいえ、朝のゴタゴタのせいで疲れ切っていたので、早めに寝ることにしました。

翌4日目は、セスナ遊覧飛行とトレッキングツアーが組まれていました。朝9時頃に空港に集合して、そこからセスナで移動します。生まれて初めて乗るセスナに興奮して、しかもコパイロット席に乗せてもらえることになって、興奮しました。いつかセスナを運転してみたいものですね。

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なお、こちらが滑走路になります。(到着した村側の滑走路。)

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午前中は、トレッキングツアーでカナイマの自然をたのしみつつ、ご飯を食べて、午後はセスナでエンジェルフォールを見るコースで遊覧飛行をして帰るというものでした。なお、ツアーはスペイン語のみで、何を言っているのか全くわからず、一緒にツアーに参加していたイタリア人の老夫婦にいろいろ教えていただいていました。なお、肝心のエンジェルフォールは乾季であったので、水量が少なく、しょぼしょぼでした。でも、これを見るために苦労してきたので、食い入るように見つめました。

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カナイマラグーンに戻ってくると、結構良い時間だったので、すこし休憩の後、すぐに夕食になりました。そこで、カナイマに来たときに、「ウェルカム!」と言ってくれたおっちゃんがやってきました。

おっちゃん:「お前は明日シウダー・ボリーバルに行くんだよな?」

俺:「いやいや、ちげーよ。プエルトオルダスだよ。」

という、ひと悶着ありました。ほんと、適当な運用です。最終的にはプエルトオルダス経由で帰れるようなので、とりあえず一安心。夜は一日中歩いたりして疲れたので、即就寝。(でもビールは飲む!)

5日目

この日は特にアクティビティはなく、カラカスまで飛んで帰る日でした。朝食を取っているときに、帰りの飛行機のチケットが配られましたが、プエルトオルダスからカラカスへのチケットがなかったので、例のおっちゃんに聞きに行きました。

俺:「プエルトオルダスからカラカスまではどうすればいいの?」

おっちゃん:「知らん」

俺:「知らんじゃねーよ。カラカスまで戻らねーと困るんだが」

おっちゃん:「お前の旅行会社に聞くから電話番号よこせ」

っというわけで、ここでもカルロスさんにお電話です。なんやかんや話があった後、

おっちゃん:「プエルトオルダスのアヴィオール航空の窓口でヴィクターからチケットを受け取れ」

と言われました。まじで嫌な予感がしました。当てにならないから、別の方法をお願いしようかと思ったのですが、「もう飛行機が出るから乗れ」と言われ、仕方なく乗り込みました。「ま、まぁ、前回は夕方5時すぎに着いたからな。もう家に帰っていたのかもしれない。今から飛べば、12時には着くから、きっと居るはずだ。」と思い、プエルトオルダスへ向けて飛び立ちました。

プエルトオルダスには予定通りの12時頃に到着し、さっそくカウンターに向かいます。今度はシャッターが開いてる!人が居る!これは帰れるかも!

さっそくヴィクターさん居ないか?と聞きますが、やっぱりというか、案の定ヴィクターさんは居ない。「いつ来るのか?」と聞くと、4時半に来るから、それまで待てとのこと。軽く見積もっても4時間ほど暇を潰さなくてはならないですが、しかたない。空港内の待合ルームで時間を潰しました。そして、4時半頃になったので、カウンターに行ったのですが、当然のようにヴィクターさんは居ない。話をすると、「ヴィクターは今日は来ない」と。埒が明かないので、そこに居るスタッフに電話でカルロスさんに話を着けてもらった結果、「コンヴィアーサのこの列に並んで、自分の金を払ってチケットを買え」と言われ、列に案内される。あとで払い戻すとも言っていたが、俺がたまたま現金もっていたから良いものの、持ってなかったらどうするつもりだったのかと・・・。

しばらく並んでいても、列は全く進む気配がなく、不安になって一緒に並んでいた人に、Google翻訳で「この列はなんの列なのだ?」と聞くと、なんと「空席待ちの列」とのこと。しかも順番は20番目ほどで、今日チケットを取るのは絶望的とのこと。さすがにこれは激おこ案件なので、アヴィオール航空のカウンターに行きますが、すでにもぬけの殻。絶望して、仕方なく元の列に並んでいました。すると、偶然英語を話すことができるおっちゃんが居て、そのおっちゃんもチケットを探しているとのこと。ダメ元で再度カルロスさんに電話をしてもらいましたが、やはり今日中にチケットをゲットするのは無理そう。最終便が飛んだところで、私とおっちゃんは諦めて、明日の早朝から並んでチケットをゲットしようという話になりました。

ホテルは、前回泊まった、La Posada de Danielで良いかと思い、タクシー乗り場に向かいました。どうやら、このホテルはこの辺では評判の良いホテルらしく、おっちゃんもそこに泊まることにするといって、一緒に行くことになりました。どうせ数ドル程度なので、お世話になったしということで、タクシー代とホテル代両方私が出しました。正直、このままだとボリーバル(ベネズエラの通貨)を大量に余すことになりそうだったので、全く問題はなかったです。

翌日は朝の3時に空港に行って並ぼうという話になりました。夕食にも誘われましたが、さすがにそんな元気はなかったので断って一足先に部屋へチェックイン。なお、翌日にカラカスからマイアミへ戻る予定だったので、翌日にチケットが取れなかった場合、マイアミ便に乗れなくなり、ほんとに詰む可能性があります。その場合、チケットを確保できるまで、治安が最恐のカラカスで宿を探すというアドベンチャーが待っています。

そんなことを考えながら携帯をいじってたら、夕食を食べてきたであろうおっちゃんが私の部屋を訪ねてきました。若干恐怖を覚えましたが、強盗をするなら、すでに今まで一杯チャンスあったはずなので、まぁ大丈夫だろうと思い、ドアを開けて話をすることにしました。するとなんと、彼の娘さんが英語の勉強に話してみたいと言っている。電話でちょっと話をしてもらえないか?と。「なにそれ怪しい」、と思いましたが、まぁとりあえず電話を代わって英語でいくらか会話をしました。内容は覚えてませんが、ほんとにとりとめのない会話でした。「学校に行ってるの」とかそういう。適当に10分くらい話して、おっちゃんからは「ありがとう」と言われて、明日チケットをゲットできるといいねと言い合って就寝。ほんとに話するだけやったんかい!

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