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2015年のベネズエラ旅行記 最終日

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6日目

当初の予定では6日目はカラカスで朝を迎えて、飛行機に乗って帰る予定でした。ですが、プエルトオルダスでまさかのチケットが確保されていない事実が発覚したため、しかたなく朝3時に起きて空港へ行き、空席待ちの便を取る作戦となりました。

朝3時に起きて、3時半ごろには空港に着いたのですが、「いくらなんでも、3時半に空港に着いたら、列はまだできてないだろう。」と思ったところ、なんとすでに列があって、7番目とのこと!これは絶望感がありますね。尚、確かフロリダに帰る飛行機は昼過ぎあたり。飛行に2時間ほどかかることを考えると、そう悠長にしていられません。

狙うは6時台発のフライトで、5時くらいから、一人、また一人と呼ばれていきました。そして、6時になるちょっと前あたりで、やっと私の番がやってきました!パスポートを渡し、いつもどおり、札束渡して必要な分だけ取ってもらう方式で会計を済ませ、預ける荷物もないので、そのままチェックイン。ちなみに、一緒にきてくれたおっちゃんもチケットをゲットできて、私の後ろ3人くらいまでは乗れたようです。3時半から並ぶのはほんと英断でした。おっちゃんありがと!

ちなみに、この時のチケットがいくらだったのか確認しておらず、余った金額から逆算すると、$10を下回っていた記憶があるんですよね。どこかで計算を間違えたのか、それとも空席待ちだったから安かったのか。いずれにせよ、普段「お、安い!ラッキー!」と思う私でも、「こんなに安くて大丈夫か・・・?」と不安になる値段でした。案内された席は、意外なこと最前列通路側。後ろから詰めたのだろうか。CAのお姉さんの荷物持ちをさせられたのを覚えています。

朝一の便だったからか、特に遅延することもなく、カラカスに到着しました。迎えてくれたのは、1日目にツアーを買ったデスクに来た英語が喋れるガイドさん。「おい!散々な目にあったんだぞ!」と言うも、「いやー、大変だったね。残念だったね。」くらいのノリ。まぁ南米で謝罪なんて期待してない。お詫びなのか知らないけど、飛行機の時間までカラカスを案内してやるよと言われ、おっちゃんについてカラカスの市街地を観光することになりました。「世界最恐の街」と言われるカラカスにちょっと興味があった私は、おっかなびっくり半分、興味半分で行きました。

カラカスまでは、ローカルバスで向かいました。向かう途中、おっちゃんから携帯電話の自慢や、息子の自慢を聞かされました。ちなみに、携帯はAndroidでした。iPhone使っている人を見たのは皆無で、やっぱり安価な携帯を作るとなると、Androidになるのでしょうね。

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カラカスの町中をいろいろ案内してもらいました。カラカスで観光するとなると、大きく2つで、南米の英雄であるシモン・ボリーバルにまつわる公園や博物館を回るか、チャベス元大統領の業績を称える施設のどちらかになるみたいです。4時間ほど時間があったので、両方を適当に観光させてもらいました。

シモン・ボリーバル公園

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カラカス 軍事博物館 チャベス大統領の遺体が安置されている。

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軍事博物館から見た市街地の様子

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4時間ほど、ローカルバスに乗ったり、歩き回ったりして、最後には空港に送ってもらって、「じゃあバイバイ」ってしようと思ったら、最後にひと悶着ありました。

どうも、初日に両替した人が、偽札を掴まされたと騒いでいると。警察に突き出されたくなかったら、$100払えと。もう、めんどくさいし、目の前のゲートをくぐったら、この世界からおさらばできると思ったら、$100も安いんじゃないかと思い、もう$100と残ったボリーバルを押し付けて、出発ゲートを潜って早々に出発ゲートに向かいました。

帰りのアメリカン航空は、遅延もせず、何のトラブルもなくアメリカに帰ってくることができました。いやはや、時間通りに出発する飛行機、ちゃんとカウンターに行けばチケットが貰える航空会社、予約していたらちゃんと泊まれるホテルのありがたみが身にしみました。

ベネズエラ旅行とは関係ないのですが、この後、せっかくなので、続けてカリブ海の島でリゾート地へ旅行に行きました。サービスクォリティが至れり尽くせりで、天と地の差を感じることができます。写真はセントマーチン島で撮った飛行機とバカンス。飛行機好きにはおすすめの観光地ですので、お近くにお越しの際は是非

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まとめ

ベネズエラは、まじでヤベー国だと認識しました。紛争地域を除けば、やっぱり世界トップクラスにヤバイ地域なのではないかと思います。この旅行記を見てベネズエラに行きたいと思う人が居るかどうかはわかりませんが、行きたい方は覚悟を持って行かれることおすすめします。主に以下のことに注意しましょう。

・とにかく、身の安全を最優先に行動しよう。

・不測の事態のための予備日を用意しよう。

・ツアーを買った場合は、連絡先を必ず聞いておこう。

・スペイン語がわからない場合は、翻訳アプリが便利。

・アヴィオール航空のヴィクターさんを当てにしてはいけない。

最後に

この衝撃的な旅行記を「地球の歩き方」に投稿したところ、なんと2016年版の地球の歩き方に掲載されました。スマホ全盛期の昨今は地球の歩き方の需要は減っていっているのかもしれませんが、今でも海外旅行に行くときは、地球の歩き方を買って、ホテル一覧やレストラン一覧をみてニヤニヤしながら旅行のプランを立ててます。

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