作家になりたければ、『Fate』シリーズを真似るな!!
【この記事は2019年12月26日に投稿された動画を元にしたモノになります】
■近年、小説投稿サイトのメジャー化やなろう系の普及によって、ライトノベル作家になりたい人には、その道が広がっております。一昔前でも、同人ソフトなどによって、プロへの道は先駆者達が割とならしてきたと思います。
それでも、作家になりたい人にはその道は依然として厳しいモノです。
私も作家というよりは、コンテンツづくりに携わりたいと多くの本や作品を見て、学んできました。また、ゼロ年以前より大きく変化していったコンテンツをじかに見てきました。それら経験を含めて、この知識を自身でも整理する必要があるとの思いから、先の動画ゆ記事の作成に至っています。
ですから、そういった作家になりたい人に向けても、戦略や助言となるようなモノにしていきたいです。
ただ、既に秀逸な動画が多くある中で、私の様な知名度も実績もない人間が同じ事をしても意味がありません。
なので、他の人が語らない、単純明快、ざっくばらんな内容にしていきたいと思っています。だから、あえてこの動画は「クソ」と付けて『クソ講座』でいきたいと思っています。でも、内容はどうであれ、作家になりたい人向けには真剣に語っていきます。
また、他の人には出来ない馬鹿正直な内容、過激な発言にも恐れず、攻めていきたいと思っています。ここは炎上覚悟というか、炎上狙いの部分もあります。
これは知名度の無い人間には、炎上してもデメリットがないからです。だから、これは逆に武器となります。戦略的に見ても、珍しい手ではありません。
さて、趣旨の説明はこのぐらいにして、第1回目は分かりやすいネタから話していきましょう。
それでも、全体を分かりやすくするためにも、まずはタイトルで示していきましょう。
作家になりたければ、『Fate』シリーズを真似るな
■まず、『Fate/stay night』や『Fate/Grand Order』などの『Fate』シリーズを参考にするのは作家になりたい人が始めに陥りやすいミスだと思います。
これらの作品ぐんに触れて、作家になりたいと思うことは多いと思います。特に近年の人気コンテンツですから、若い子なら特にそう思うのは至って普通ですね。
それに単純に人気コンテンツを参考、真似る事はダメではありません。ただ、フェイトシリーズだけはダメです。
それはなぜか?
すでに真似た二番、三番煎じが多く出ており、何よりシリーズと書いている通り、『Fate』自体が別作家らによって、多くの外伝作品を生んでいます。また、スピンオフでも他ジャンルを出しているので、攻めいる隙はありません。
つまり、『Fate』シリーズを真似ても、入り込む余地などシリーズ自体が既に補完しているのです。
■とはいえ、似た内容で『ドリフターズ』(著者:平野耕太)などがヒットしているではないかという声もあるでしょう。
ただ、『ドリフターズ』はそこに異世界の要素をプラスしています。真似ではなく、より刺激的な調理法をしているのです。
だから、『ドリフターズ』を単純に真似と思っている事は間違っています。
そもそも、『Fate』自体も源流として『魔界転生』などを参考にしています。
ただ、何処まで参考にしたか分からないが、当然、『魔界転生』の話の作りあるだろうが、コンテンツとしてシリーズ化している点も参考にしている部分あるだろう。
その後の『Fate』シリーズを考えれば、ここは大いに参考になる点である。
それはともかく真似をする点を分かりやすく説明するのにも、あえて料理で例えて見ましょう。
『Fate』シリーズは元ネタがあるので、ここは洋風肉じゃがに例えます。その源流は肉じゃがとなります。
しかし、作家になりたい人は、いわばお料理初心者です。そんな人が元の料理、肉じゃがを知らず、レシピも知らないアレンジ料理に手を出せばどうなるでしょうか。
結果は大惨事です。
また、別作家が『Fate』シリーズに携わっても、相手はプロのコックですし、レシピもあるから、更にアレンジを加えても、洋風肉じゃがを完璧に再現できるのです。
『Fate』シリーズは馴染みの料理をアレンジして、付加価値を付けたプロによる料理なのです。だから、『Fate』シリーズを安易に真似るのは危険です。基本を知らない人が真似しても、失敗するのは当然です。
また、馴染みがあるだけに作りやすいと勘違いするのも失敗の要員となります。まずは基礎を学ぶのが無難です。
ついでに、この流れで『ドリフターズ』を例えれば、カレーですね。それもラーメン屋にあるようなカレーといった所でしょうか。
■後、たとえ『Fate』を超える作品を偶然作り出しても、その後も対抗するだけの作品を作り続ける必要になります。
なぜなら、『Fate』シリーズは15年も続く、経験豊富で資産もある作品だからです。一作だけ成功しても、埋もれてしまいます。
なので、真似て成功した先にも得はありません。それよりも他の手で攻めた方が得策になります。
では、作家になりたいと思う、初心者はまず何を参考にしたら良いのか。
実は分かりやすく、多くの人によって解説された参考書が意外にも安く、多く存在しています。
それは次回語りたいと思います。
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