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僕が大事にしてること②

 こんばんは。とぅけです。
前回に引き続き、生徒指導において大事にしていることを書いていこうと思います。
 まだ読まれていない方は、前回の記事を読んでいただけると幸いです。

プロアクティブ重視

 生徒指導提要をご存じでしょうか。前回の改定で構造的な図が示されていました。
 生徒指導と聞くと、何か有事の際にこちらがどう動くかが大事に思われがちですよね。
 しかし、その問題行動を未然に防ぐための、常態的で日常的な指導(プロアクティブ)も生徒指導上大事になってくるのです。
 明日、学級が崩れる。なんてことはほとんどなく、それ以前に様々な予兆があるはずです。そこに教師としてどのような在り方で臨み、どのように関わっていくかが大事です。

名札をつけない

否定的な言葉が教室を飛び交う

物の扱い方が雑

指示に素早い反応がない

廊下やトイレなどにたむろする

ゴミが落ちているのに平気でいる

時間を守らない

授業準備をしない

給食の配膳が遅い

言葉遣いが悪い

移動教室後の教室が散らかっている

掃除道具入れが荒れている

遊び道具が適切に保管されていない

などなど、実は教室には様々な予兆があります。
皆さんなら、そのような状況を目の当たりにしたときどのように対応するでしょうか?

「よい」を取り上げ、教える。

 上記のような姿があるときは、発達に凸凹を抱えている場合は別として、基本的に見逃しません。
 見逃さない…と字面だけとると高圧的に感じるかもしれませんが(笑)
頭ごなしに指導したり、突き放すような言葉を使うわけではありません。
 してほしい行動を伝えたり、気づきを促す言葉をかけるだけです。
例えば、言葉遣い。
「~です。の方が受け取りやすいです。」
例えば、物を投げる。
「投げずに置きましょう。」
などです。

 また、「よい」を伝えるだけのこともあります。
例えば、移動教室後。
「お!○○さんの机椅子きれいに整頓されているね!」
例えば、給食の配膳。
「いや~。○○さん静かに待ってくれてるね。ありがとう」
などです。

 大事なのは「見逃さない」
児童の行動には背景や原因が必ずあるのは前提です。
しかし、「ん?」と違和感を覚えた言動にはすぐに反応できる自分で在りたいと思います。
 そして、ちゃんとあるべき姿、理想の姿を「教える」のが大事だと思っています。

言える関係性を

 上記のような言葉を言うのはとっても簡単です。
しかし、どんな言葉も受け取ってもらえる関係性ができていなければ、逆効果を生んでしまいます。

「うるさいなー」

「細かいなー」

「またかよ」

なんて受け止められてしまうこともあるということです。

だからこそ、日頃からの関係性を築かなくてはいけません。

 僕が意識しているのは「承認」「感謝」です。
上記のような指摘するような言葉の2倍、いや3倍以上は児童にプラスな言葉をかけるようにしています。
 授業、休み時間、給食、清掃…いたるところで児童の言動にアンテナを高く張り巡らせ、認め、褒め、驚き、喜ぶようにしています。

例えば、話の聴き方。
「いい目で聴いてくれているね。とっても嬉しいです。ありがとう。」

「お!パッと切り替えて目線を送ってくれているね。素晴らしい!」

「待って!一番後ろの席の○○さん。目に力が入ってる!」

などです。
特に、始まりから1カ月が経つこの時期は「浴びせる」ぐらいの勢いでプラスな「言葉」をかけるようにしています。

 多少授業の流れに影響が出ても、止めて声かけするほどです。

 今回は、常態的、日常的に重点を置いて書いてみました。
最後までお読みいただきありがとうございました(^^♪

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