肉まんと自己満。

 3月になりましたー。この時期は肉まんが美味しいです。 実はピザまん派だったりします。


        人生って自己満足だと思うんです。


いきなりですいません。でもそう思います。前回も記述しましたが、自分は、人生終わり方だと思ってるんですが、終わる時、無欲になって満足できたなら最高じゃないですか。 だから自己満足だと思うんです。

でも自己満足ってなんか嫌な感じにも聞こえますよね。 調べると、

自己満足(じこまんぞく)とは心理学用語の一つ。これは人間が行動を行った場合に、その行った行動に対して自分自身が満足をするようなもののことを言う。人間が行為を行う場合に、それが自己満足に終わらないように注意を促されている場合がある。たとえばボランティアなどといった活動というのは、それには社会に貢献をするという理念を持った上で行われるということであるが、実際にはそれが自己満足に終わっているという事例が指摘がされていることがある[。企業経営においても自己満足というのは非難されている事柄であり、社内において自己満足が蔓延するようなことがあれば、そのことから企業の業績が悪化するということにもなるとのこと。

(ウィキペディアより抜粋)

非難される事柄とまで書いてあります。笑


でも、自分が感じている自己満足。自分がやってる自己満足。それを他人が褒めてくれたり喜んでくれたらそれって嬉しいし幸せな事じゃないかと思うんです。

「走る」ということは究極の自己満足だと思うんです。だって自分が走るだけで、自分が、斜めにもしくは水平に動くだけの事で、誰も得なんてしないし、それで満足するのは自分だけだから。

トレイルランニングを初めて間もない頃は、走りに関して知り合いは誰もいなかったし、それこそ自己満足でやっていたものだったので、ただ1人で走って帰ってくる。レースでもただ決められたコースを走ってゴールするだけだった。それで満足していた。

それがいつしか知り合いも増え、仲間とよべるような方々とも繋がる事ができた。さらには自分を応援してくれる人までいてくれるようになった。自己満足でやっていた事が、ランニングが、山が、トレイルランニングが人を繋げてくれたんです。そしてまた人が人を繋いでくれる。 素敵じゃないですか。

自分が、とても嬉しかったレースが2つある。 2017年の日本山岳耐久レース通称ハセツネと、2018年の甲州アルプスオートルートチャレンジというレース。どちらも厳しいコースレイアウトで、ハセツネは全長 72km 累積標高4,400m。甲州アルプスは全長68km 累積標高4,900m。 累積標高とは垂直にどれだけ登ったのかという数字で、富士山が3,776mなので、それをゆうにに凌ぐ高さを登る事になる。

両レースともボロボロになるまで、心も身体も追い込まれてた。 ハセツネに関しては水切れを起こして意識朦朧。(ハセツネは水の補給が1箇所でしか受けれない。あとはコース上にある湧き水のみ。)

 20歳、初めてのハセツネ。初めての長時間の夜間走。さらにその年は寒暖差が激しく、霧がとても濃かった。ヘッドライトしか持っていなかった自分は、乱反射して3メートル先がみえないくらいに真っ白だった。きつい、水が欲しい、水ぅ...ポテト、、、マックが食べたい!! マック、、、あの時は無性にマックが食べたかった。笑  

甲州アルプスでは、序盤から急登の連続で20kmで内側広筋をつった。その後も細かなアップダウンに身体が悲鳴をあげていた。眠気もやってきて、雲が白いテントのエイドにみえたこともあった。

どちらも激しいレースで何度も心が折れかけた。ハセツネに関しては折れていたと思う。でもレースをやめることはしなかった。 やめたくて、きつくて、眠くて、喉がカラカラで、痛くて、、


でも、ゴールに待ってる人がいたからやり切れたと、自分に勝てたと思う。

 ゴール後、「よくやった。」「よく頑張った。」「お疲れ様」「おかえり」

労いの言葉、褒めの言葉がとても嬉しかった。何より自分の事のように喜んでくれた事が泣きそうなくらい嬉しかった。

普段生きてて、「凄い」「よく頑張った」って、おまえ凄いよって認められることってそうそうないと思うんです。 他人の幸が煩わしかったり、不幸に安心したりすると思うんです。他人の幸や成功を、それこそ嬉しいって感じる瞬間って中々ないと思うんです。  

でもこの時は、自分を認められた気がしたしこの瞬間は、自分の達成感や嬉しい気持ち、満足感を自分だけではなく他の誰かと共有できた気がする。

自己満足だったもの。自己満足でやっていたものが、他人と共有してその人も喜んでくれる。それって凄い幸せな事なんじゃないかと思う。

1人では達成感できなかった自己満足、誰かがいてくれたから達成感できた自己満足。 自己満足を共有し自己満足で誰かをhappyにできた自己満足。


自分の走りで誰かが喜んでくれたり、勇気付けられたり、幸せになれたら、本当に本当に最高じゃないですか。


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