限界突破、未知の世界【7泊8日 北海道一人旅⑥】
5日目の記事↓
大人気シリーズのこのnoteですが、まだ続きます。
予定ではこのまま8日目まで書ききって、9つ目に旅で感じたTipsとか、まとめを投稿できればな~と思ってます。今月中には必ず…
して、今回も懲りずにフォトブログです。一応ね、GRⅢのタグを上位にあげておきますね。
さていよいよ旅も終盤戦。これまでにちらほら見てきましたが、今日は紅葉を見に行こうと思います。
というよりも、岩見沢の宝水ワイナリーで店員さんとお話している時に「紅葉なんかも良いよね大雪のほうで」ということを聞き、ほうほうそりゃいいなあと『大雪 紅葉』でググった、まさに現地調達(思いつき)の行動です。
どこまでもどうでしょうリスペクトなので、これをロビンソン方式と脳内では呼称します。
今回のタイトルにもあります通り、大雪山の西側?の旭岳には国内で唯一のロープウェイで森林限界を超えちゃう「大雪山旭岳ロープウェイ」というものがあります。今回はこのロープウェイの始発に乗って、山登っちゃおうということなんですね。
始発は8時発。旭川市街からは1時間ほどなので、6時半ごろにホテルをでました。この旅始まって以来の早朝出発です。
さすがにロープウェイ乗り場直前までの道は結構な上り坂。
この道走ってて思ったんですが、北海道のこの手の道ってめちゃくちゃ緩やかですよね。カーブから上り勾配から。和歌山とか四国の田舎道を走ってた身からすればチョロいとすら思える道でしたが、きっと積雪した時を想定したものなんでしょうね。そうおもいます。
そんなこんなで一時間強で到着。車はロープウェイ乗り場手前のビジターセンターの駐車場に止めさせてもらいました。
この駐車場も、ビジターセンターは無料なのにロープウェイ乗り場前の駐車場は駐車料金500円と、どういう価格設定なのかわからんことになっています。
ちなみに8時前の駐車場は8割5分くらい埋まってました。割と危ない。
さてロープウェイ乗り場到着!しかし!この時点であきらかに山頂は目視できないほど雲に覆われていました。アウチ!
しかも自分レベルの軽装くそ舐めプの人間はいません。
(ユニクロブロックテックパーカ+GUロンT+ユニクロのGパンぽい伸びるズボン+アンダーアーマーのランシュ+荷物は肩掛けカバンのみ)
みなさんガチ装備。熊よけの鈴つけてる人いましたし、山わかってる風の人はそれを割と聞こえるレベルの声量で批判してました。
高校生の時、京大の芦生演習林に行ったことがあって、そこでもくそかっこいい山男イケメンの院生さんが同じ批判していたのを何故か鮮明に覚えています。
しかもまだ麓ですが、もう結構寒いです。なんたってもうこの時点で標高1,100mらしい… 前日にたまたま見つけたワークマンで、ネックウォーマーと帽子を買いましたが、これはマジで好プレーでした。これくらいは必須でしたね。
してなんとこのロープウェイ、往復3,200円します・・・・・・・・・・・・・
いや、え、たかすぎん…?森林限界をらくらく越えるためのコストと思えば…これくらい…
8時。いよいよ乗車です。このロープウェイのゴンドラ100人乗りらしい。めちゃんこデカい。車内はみなさんの重装備も相まって8割ぐらいの混雑率。
にゅわ~っと動き出します。
完全な曇天……やっぱりね…下界を見下ろしたいので…なんとか晴れてくれないかな…
ちょっと紅葉まだ残ってますかね?
だんだん枯れた木と、背の高い木が広がってきます。
わくわく…
おお、急に高い木が見えなくなりました。森林限界超えたのかな?大雪山旭岳の森林限界は1,400mらしい。
と、同時に雲の中に入ります…視界0だ~!
ぴったり10分くらいで山頂駅に到着。あっという間です。
標高2,291m!人生で一番高いところに来たかも。
これが姿見駅の駅舎です。トイレと売店があり、売店ではクレカが使えるという…森林限界を超えてもカードは使えます。どういうこっちゃ。
しかしやべえ。なんも見えんぞ… 弊大学も雲の中に入ることがあり、天空の城ラピュタとよく言われたものでしたが、ここまでの濃さは検討したことないです。
しかもずっと延々アナウンスで「本州の3000m級の山より天気が変わりやすいので気をつけろ」と言っています。これ…行っていいの…?
ただでもそこまで寒くないですね。風も全くなく。雲が切れることを祈ってトコトコ歩き出しました。ひとまずは姿見の池という、旭岳が鏡面反射する池を目指します。
これがうわさの森林限界を超えたところにあるマツですかね。ハイマツ?
いいですねえ。露がね。いいよいいよ~!景色もよく見えないのでひたすら生えてる植物撮りに移行します。
コレのおかげでクレカも使えるしツイッターも出来る。
かっこいい~デスストの世界ですよ!まさに早起きは三文の徳ですね。
なんか白い花?綿ではなかったと思います。
高山植物の保護の観点もあるらしいんですが、結構ガイドがしっかりしてあるんですよね。これはありがたい。これ設置・管理も大変ですよね…3,200円も納得です。
しかしなかなか雲は晴れません。
人も居ないし、何も見えない。聞こえるものも、何もありません。
こういう時、耳鳴りが異常に大きく聞こえますよね。非日常感にあふれています。
まだまだ植物散歩は続きます。
しかし歩き出して30分立った頃、雲が切れてきました。太陽も少し見えてきたのか、明るくなりました。
雲の端っこにも出会いました。思わず声に出ました。
姿見の池に急ぎます。いよいよ晴れるかも!
でもホント面白いですよ。こんなとこに全身ユニクロ野郎が挑んでるんですから。それだけで心躍ります。
姿見の池の周りにも池が点在してました。いいっすねえ~!
デスストのロケ地ここでしたっけ?ここで偶然にもコジプロコラボのロンTを買ったことが功を奏しましたかね。
もうすぐ着くかな。ケツァールを撮りに行ったけど、居ねえって言われて小さいトカゲを撮りまくったかの如く、景色が見えず植物のマクロを撮ってたのでこの時点ですでに1時間弱経過しています。
だって動かないし撮りやすいんだもん。
結構大きな岩がゴロゴロ。
ほんとデスストだなあ。
池の水もきれーですね。池というか、ちっちゃいカルデラ湖とでもいうんでしょうか。
ちょろちょろ水が流れ出ています。
それで歩いていると… 暖かい穴がありました。暖かい…穴…?
旭岳は大雪山として気象庁より活火山の指定をされている山で、今もなお活動しています。でも硫黄臭いってことはなんにもなかったですね。この穴もじわ~っと暖かいくらい。卵はゆださらないくらいのあったかさですね。
だんだん下界も見えてきました。
ハイマツ?マツがいっぱい。
雲が薄れて、だんだん空が白けてきました。いよいよ晴れそう。
もくもくも近づいてきました。
噴煙が画になりますなあ。
おっ!!やった~!晴れました!晴れ男まじ卍!!
そら青い~!
姿見の池ももうすぐです。
やっとこさ姿見の池に着きました。
これしかし…ちょっと引き足りないですね、GRⅢだと……
下界も見えて、いよいよ山頂も見えそうです。
なるほど確かに姿見だわ。これしかし、ちょっと引き足りないですねGRⅢ。
雲が晴れる様子をね、動画で納めましょう。動画だと同じポジ調でも彩度高く見えますね。
いよいよ山頂が見えます!
しかもタイミング良いことに、この前日、日本で三番目に早い初冠雪を迎えた旭岳。雪の積もった山肌が見えました。
雄大ですなあ…。もはや雲は切れましたけど、手前の噴煙がすごくて見えねえっていう。
まあボチボチ帰りますか。
帰りは完璧晴れてました。下界もよく見えます。
あ~こんな山肌だったんですねえ。朝全く見えなかったので、一粒で二度美味しいみたいなそんな感覚です。
ちょっと一息。後ろを振り返ると…
雄大オブTHEイヤーですね…見たことねえ…こんな景色…北海道すげえ…
雄大さにやられて、山頂駅の売店で旭岳Tシャツ(パタゴニアのパクリ)を買いました。いやあ、ここも来てよかった。しかもベストタイミングでしたね。よかったよかった。
大満足の中、下山開始です。この時すでに10時20分ごろ。1時間で回れるハイキングコースを2時間かけてゆっくり回りました。
絶景!いやすご!こら往復3,200円ですわ…
10分間の空中散歩。六甲有馬ロープウェー乗ったときはアレはアレであまりの長さに感動しましたけど、これはこれで良いですなあ。ここでしか見れない景色があります。
いやあよかった。時期もあるとは思いますが、かなりオススメですね。
車停めさせてもらったビジターセンターにもせっかくなので行ってみます。
この時はもう駐車場満杯でした。
なんか見覚えある雰囲気ですね…
これせっかくアイパッド入れてるのになんで固定式なんですか…?ちょっとプログラム費ケチったんですか…?
あれ、前職で作ってるの見たことある気すらする…笑 これは新ゴかな?笑
どこでも一緒なんすね。差別化って難しいのか、そもそも差別化する必要がないのか…
金沢とかの駅舎とか、たまにこういう奇をてらった建材使ったとこありますよね。あの窓から山頂見えたら完璧なんですけど、それはちょっと無理っぽい。残念設計ですね…(謎目線)
さてこのあとは美瑛をぬけて、富良野に向かいます。昼飯食いにちょっと富良野まで。
道中ビューポイントがありましたので、車を止めて見に行きます。
お~!完璧雲切れてますね。きれ~。
そしてここは大雪山から下ったところにある忠別湖。ダム湖らしいですね。
いやはや、大満足の大雪山旭岳でございました。
さて富良野まで一時間。朝早かったのと、ちょっと歩いたのとで若干の疲れもあり、特にどこに寄るわけでもなく富良野へ向かいました。飯食いてえ、そんな衝動がデブを突き動かします。
目的地はこちらです。またまた「おにぎりあたためますか」で訪れていた「唯我独尊」さんです。
順調に一時間で到着。しかし!着いたらちょうどお昼でなんと大行列。ずっと平日の旅行でしたがこの日は土曜日。宣言明けもあり、駐車場にすら停められない満員っぷり。こんなの並びすらできません…
第二候補に向かいます。
しかしこちらも満員…ヌゥ… 待ってでも、並んでも食べたいとは思わない気弱なデブです。
とりあえず箸休めにコチラへ向かいます。
その名の通り、チーズ関連の食品がいっぱい売ってるところ。雑な説明ですが、そんなお店です。ほんと、土曜日だからめっちゃ人いるんですよね。今までが嘘みたいなくらい。
頂いたのはこのチーズソフトクリーム。あっさりな口当たりですが、かなりチーズが主張してきます。旨ですね。
富良野の苦しみはまだ続きます。
この混雑具合を見ると、富良野で昼飯を食うことは絶望的でしょう。となると移動する必要があります。
そして今日の目的としては、帯広一泊を目指していました。ただ、帯広まではココから2時間。昼飯とは言えない時間に着きます。しかも着いて昼飯食っても、その後特に行きたいところはありません。目的地を絞り出すために、るるぶを開いて帯広付近の観光地を探しましたが…
こちらも富良野からまっすぐ行っても2時間半ほどかかる場所にあります。帯広のほかもだいたいそう。札幌に戻るにしても、旭川に戻るにしても2時間から2時間半くらい。
そう、これは北海道のまさに中心である「へそのまち富良野」だから起こりうる「どこに行くにしても2時間くらいかかるトラップ」にハマりました。これは予期せぬトラップです。
昼飯を食いそびれて、朝から山に登ったデブの思考はもう限界。
ただ唯一、一時間以内でいける場所がありました。赤平の「珍來」です。
帯広に行った場合、翌日の移動が更に長距離になる… かと言って赤平を再訪するのか… この2つを天秤にかけつつ、さらに保険をかけるため、一旦珍来さんに電話しました。するとこの日は18時まで営業しているとのこと…!
これはいくっきゃねえ。一時間もチーズ工房で悩んだ末に、赤平再訪が確定しました。
15時半。着丼です。
なんとも懐かしいラーメンの上に、マジでただとんかつが載っています。これでもね、この衣のホロホロ感が最高なんすよね。良い具合の厚さで、これ旨い。まじ結構おすすめです。
またこれアレなんすよね。ぼくどうでしょうと同い年なんですけど、やっぱりその毎回過去というか実放送のタイミングと、自分が生きている時間軸ってズレが大きかったんですけど、「家建てます」はほぼ最新作。そこで登場した所にほぼ変わらない時間軸でお邪魔するっていうこの体験が無性に嬉しかったですね。
しかも時間の軸だけじゃなくて、土地の軸も合ってますからね。大阪駅のタクシーターミナル見ても、徳島の駅前見ても感動してましたけど、やっぱ違う。本物度合いがすごいです。
座った座席も、後枠でご両人が座っていたテーブル。その座席の向かいに座りました。なんともこう感慨深いですねえ。
食べ終わったあと、店主さんが声をかけてくれました。見た目怖いけど、めっちゃ優しいお方でした。(失礼)
最近も店長さんご本人も現地へ赴き草刈りをしたとか、現地の一般公開へ向けて、みんなまた動き出してるとか、生の声を教えていただいてなんだか嬉し恥ずかしな気持ちでした。
それでどうでしょうハウスの場所も詳しく教えてもらいました。先日見たアレは会長が監督したテレ東のドラマ「不便な便利屋」で出てきたお家で、ハウスはその左に存在するんだそうです。お礼をいって早速見に行きます。
あっ、、、
ほんとだ!どうでしょうハウスだ!!!存在したんだ… なんだか笑ってしまいました。
さあ時間は16時前。ココまで来たら、思いついたロケ地を巡りたくなったので「新篠津村」を目指します。ここは釣りバカ2~3で訪れた「しのつ湖」があります。これもだいたい一時間。日暮れまでに間に合うでしょうか。
ギリギリ!ギリギリ間に合いました。
篠津湖の手前にスーパーが会ったので立ち寄ります。お目当てはもちろんアレ。
そう、役場の人が差し入れた「大法螺」「気まぐれ」「夢紫苑」です。しかし今は「大法螺」しか製造されていないそう。残念ですが「大法螺」をゲットして来ました。
後日大阪に帰って来て頂きましたが、これ、まじ、めちゃんこ旨いっすね。水よりの日本酒ですが、甘すぎるわけでも辛すぎるわけでもなく、一番危険な味わいのゴクゴクいけちゃう日本酒でした。自分の中での日本酒ランキングでかなり上位に来ます。めちゃうま!お土産として若干持って帰るのめんどくさいけど、これもまたおすすめです。
さて完璧に日は沈みましたが、篠津湖を目指しました。
しかしこれがまた大正解でした。
引き運強すぎて笑います。先天的絶景ハンターです。凪いだ湖面が完璧な鏡面となり、しかも暗いのでSS低め。完全に鏡面となりました。これ、例のごとく色彩ほか一切いじってません。GRⅢは神機です。
三日月みたいなんがまた金星と並んで見えてんですよね…いやあ…ね…酒飲みたかったですよね。コレ見ながら…夕景と静けさが胸に染み入ります。北海道で夕焼けを見ることが出来るのもあと1日。すこし寂しさも入り混じりながら、暗くなるまで景色を見ていました。
さて暗くなったはいいですが、宿がまだ決まっていません。明日は最近できた「ウポポイ」に行く予定です。移動のことを考えると札幌、千歳、もしくは苫小牧に行ったほうがいいのですが…なかなかコレといったホテルも見つかりません。
時間は18時。また札幌に行ったとて19時頃。酒飲むためには、一旦チェックインして車置いて移動して…20時前になるでしょう。そうするとほぼ飲めたもんじゃない。千歳・苫小牧にもあまり良い宿はありません。かなり難しい決断。あいかわらずの無計画さでマッチポンプな殴りを受けます。
ここでもまた1時間ほど悩んだ結果、札幌の安宿を取り、滑り込みで「みよしの」に入り、給油がてら深夜ドライブで小樽を目指すというコースです。よくよく考えるとなんであんな朝早かったのに、深夜ドライブまでする羽目になるんでしょうか… 富良野での不完全燃焼感がどうしても拭えず、よふかしをすることにしました。一種の自傷行為です。
新篠津村を出て、急ぎ「みよしの」へ向かいます。
もっと最寄りは会ったと思いますが、たぶん小樽に行くことを考えてここを選んだんでしょう。
注文したのはこちら。たぶん一番オーソドックスと思われる「みよしのセット」。
餃子とカレーという、マジで摩訶不思議な組み合わせです。これで590円なので、まあ価格は結構リーズナブル。
まあその、感想は新篠津村からまっすぐココめがけて来るもんじゃないなという感じ。なんで?なんでカレーと餃子なん…?別で良くない…?大阪人がたこ焼きと、ご飯を食べるようなマインドなんでしょうか…。
とりあえず食べきりましたが、やはり疑問は尽きません。
空腹感も満腹感もない中、再び車に乗り込みました。
ここから小樽までまた一時間くらいです。もう疲労度合いから一時間程度しか連続して走れません。
色々あって小樽着は22時すぎ。駐車場に車を停めて、ナイトフォトウォークです。
とはいえ、小樽運河を一周するくらいです。
小樽は8年前も来ましたね。札幌から電車で一時間くらい?だったので、なんとなく来ただけだった気がしますが。
人いるかな?と思ったけど、あんまり居なかったすね。小樽一泊の人々がちらほら歩いてるくらい。
空いてるのはびっくりドンキーくらいで、ルンバルンバくらい飲もうかと思いましたが、めんどくさくなり早々に撤退します。感動薄めの小樽。なんかごめん。
あといま知ったんですが、びっくりドンキーの運営会社って「株式会社アレフ」って言うんですね…なんともまあ風評被害被るアレですが、これで名前変えるのも余計わるいですもんね……ぼくは300gのレギュラーバーグディッシュだいすきです!^^
また深夜ドライブで札幌に戻ります。途中モダで給油しながら帰ってると、ホテル着は0時を過ぎていました。
さて明日はウポポイを目指します。
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