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試される大地、北海道【7泊8日 北海道一人旅①】

いつの日か、あの四人を狂わせた北欧のように、僕も北の大地で一人狂っていった。



とは言いつつ、ただのフォトブログが始まるだけなのでね。

今回は初のJetstarで札幌入りです。LCCなので当然第二ターミナルだと思っていたら、なんと関空第1ターミナルからの出発です。さすがワンワールド!(よくしらない)
あとよく乗るPeachに比べて、かなり荷物の計量は雑でした。

第1ターミナルなんてホントいつぶりですかね、、、高校生の台湾以来とか…?

さてはて、写真好きの皆さんならもうわかるとはお思いですが、今回はRICOHのGRⅢを携えての旅となります。ちなみにずっとポジ調で取ってました。ここに載せてる写真はポジ調の設定で撮ったそのままで、後からの色調補正等はしていません。してもせいぜいトリミングぐらいです。カメラ内でのノイズ除去等の補正もオフか、最弱の設定にしています。

もちろん買う金なんてないので、ビデオエイペックスさんでレンタルいたしましたよ!日曜日を挟んで借りると一日分お得に借りれたりなので、皆様も是非!SDカードから予備バッテリーもついてスグ撮り始められる状態でお借りできました。

色々言いたいことはあるので、カメラの話は後半でまとめてお送りいたします。。

さて、今回の飛行機がやってまいりました。エアバスのA320でした。

乗り込んだはいいものの、Peachよりもせっまいですね…膝がピッタリくっつきました。諸々の事情もあり久々の飛行機でしたから、こんなもんかと思いましたが…

カメラを借りた当日の出発でしたから、ピントからなにからカメラとの格闘が続きます。なんかね、ずっとソニーを使ってきてた身からすると、自分の設定もあるとは思うんですが、すごい手前にピンが来やすい気がしますね。
下の窓外にピントを合わせた写真を撮りたかったのですが、一枚目適当に切ったら窓にピントが合いました。AFの合焦は鬼速ですし、手前の分かりづらい窓にピッタリ来てるのはそれはそれですごいのですが、いやちゃうねん、、、奥やねん、、、ということがかなりありました。

Jetstarの搭乗は①優先搭乗の人(要介護者とか妊婦さんとか)→②窓際の人→③全員という形で、結構普通でした。
Peachは出来る限りお客様同士の接触を避けるとかで、優先搭乗や、後方窓側、後方、前方とか結構細かく別れてたんですが、まあ特に気になるアレではなかったですね。
搭乗率は3人がけのシートの真ん中がほとんど全席で空くくらいのものでした。
あとPeachと比べて思ったことは、非常時の説明ってCAさんが毎回してくださるじゃないっすか、あれがPerfume並に揃ってたことですね。めちゃくちゃ機敏なのよね。前後二人でするんですけど、マジでMIKIKO先生の指導入った?っていうくらい揃ってました。

さていよいよフライトです。

ポートアイランド?!ポートアイランドにお住まいの方、息してますか?!

伊丹の上を通ったりと、関空から出て神戸空港→大阪空港とぐるっとそれぞれにメンチを切る形で進路を北に取っていました。
仕事で乗ってたときは西や南に行くことが多かったので、ここまで180度旋回するのもなんだか目新しく感じました。

あとそう、琵琶湖がね、くっきり見えたんですよね。なかなかうれしい景色。
琵琶湖ね…徳島もそうですけど、行かなきゃと思ってはいるんですけどね…(前職の闇)

だいたい一時間半程でしょうか、ジワーッと高度を下げだした飛行機から、いよいよ北海道が見えだしました。

フルフラップ!着陸目前です。

白飛び?いいえ、流し撮りの失敗です。
撮影は失敗しましたが、着陸は無事成功です。

『ああ涼…いや寒い!』
寒さのあまりブレています。そう、この時ちょうど大阪は30度を超えているにも関わらず、北海道ではいよいよ冬将軍に肩を叩かれたなんていう状況でした。

空港はさっさと出て、快速エアポートに乗り込み札幌を目指します。ボックス席のタイプではなく、ロングシート車でした。

札幌駅到着です。ますます寒いし、車内の時点で感じていましたが、半袖がいません。俺しかいねえ。

駅外に出て、ある意味見慣れた駅ビルを見上げます。いやますます寒い。
『まあよっぽど着ることはないやろうけど、一応持って行っとこう』としていたユニクロのブロックテックパーカを早速着る始末。

札幌に来るのは高校3年生の時に、成績が下から数えて5番目にも関わらず北大に行こうとして、その説明会を聞きに来て以来。すなわち8年ぶりくらいなのですが、なんか…こんなキラキラしたビルいっぱいありましたっけ…?なんかグランフロントとか、北浜とかのあたりにありそうなビルがたくさんありました。

この日の予定はあと函館に行くのみ。かなり無計画です。
今回色々悩んだ末、どうでしょう班と同じくオーロラ号(深夜バス)で、札幌→函館の移動をすることにしました。
レンタカーも考えたんですが、この時間から借りるのももったいないし、ガソリン代とか、高速代とか、色々考えてもバスが最安なんですよね。

てなわけで早速飯を食いに行きます。

駅から近い赤れんがテラスで布袋のザンギです。ザンギ界の中では相当上位らしい。
ただ注文する時にザンギと良い慣れなさすぎて「からあg、あっザンギを…」と言ってしまう始末。


話はそれますが、ザンギと唐揚げの違いってなんなのでしょうか。

北海道では味が濃いものがザンギ、味が薄めのものが唐揚げと判別されることが多いようです。
https://delishkitchen.tv/articles/426




そうなん…?じゃあ俺が常々食ってたのはほぼほぼザンギなのでは…ナチュラル道産子説爆誕…


ビールセットにザンギ3つを追加するという大デブコース。奥のはつけダレでちょっと酸っぱい中華風な味でした。というよりも油淋鶏のタレに近いかも?
肝心のザンギですが、こう、ザンギ界でも上位と期待値をあげすぎたのか『ただただジューシーなデカい唐揚げ』というのが素直な感想です。
いや、美味しいですよ?!もちろん美味しいです。でもこう、ザンギイチ(ザンギ界で一番旨い事)では…ないかな……?なんか王将…いやそこまでいうと怒られそうですけど、北海道道を感じられない自分がいました。
でもう一個、個人的に悲しいのがこのビールセットのビールがサッポロじゃなかったんですよね!アサヒだったかな。いや、初手アサヒかい!ここは関大前の王将かい!って内心突っ込んでました。全部平らげたけどね。

サッポロ焦らしをされた僕はただただサッポロビール、いや出来ればサッポロクラッシックの樽生が飲みたい気持ちに駆られ、足早に店を出ました。
これが間違いの始まりでした。

店を出ると、展望台の文字がありました。どうやら赤れんがテラスの上層階に展望台があるそうです。
エレベーターに乗り込み、展望台のフロアに着くと、まず目に入ったのがiMacと若干不機嫌そうな女性でした。
ここは展望台とギャラリーを兼ねているそうで、エレベーターおりてスグはギャラリーなんだそうでした。女性はそこの管理をされている方で、展望台平常間際に行ったほろ酔いのデブを見て、どうやら不機嫌になられたようでした。
いや、展望台としか書いてなかったやん…!言うといて!ギャラリーあるとかそんなん…

先程から出てくる「赤レンガ」というのは「旧北海道庁の庁舎」のことです。この写真の奥に見えてるやつ。展望台といいつつ、そこまで景色の良いものでもないですね。うん。
ほぼ初手不機嫌顔噛まされて、ヘコんでるだけとは思いますが。

あんまりにもよく見えなかったので、降りて外でも一枚。

このナトリウム灯がいいですよね…。
並んでるベンチで夜のピクニック(野外飲み)をしている人もちらほら。

サッポロビール欲を満たすために向かったのは「ビヤケラー 札幌開拓使店」

サッポロファクトリーレンガ館という、まさにお膝元にあるビアホールです。これは胸が踊る…ッ!

歩いて向かう道中、時計台にも寄りました。大泉さんが幾度となく拉致された由緒正しい土地でもあります。

時計台、8年前にもそれこそ行きましたが、ホント不意にビル街の中にでてくるんですよね。

時計台のお隣りにあるのが「時計台ビル」、当時Air-Gの放送局があったところですね。今はどうなんでしょう、あるんですかね?

ほら、ここですよ!大石内蔵助がね。ラグビー部の方と練習したものの、結局魔神にハメられ、ハイエースに突っ込まれた場所。なんともあの笑い声が聞こえてきそうな空間です。

さてここがHTBが入居する「さっぽろ創成スクエア」です。だいぶ見えづらいですが、右下あたりにビルに挟まった白飛びonちゃんが見えます。ほんと真新しいビルで、かなり近代的なというか、なんだか見慣れた建物でした。雪が積もろうがどうなろうが、ビルは特段どんな形でもいいんですね。


さあ!いよいよ!つきましたよ!
…あれ…?お膝元なのに、あまりに静かですね…

アババババババババババババ?!?”?”
なんとたった4日前に…閉店……Googleマップ更新しとけよ!!
怒りのあまりGoogleマップローカルガイドレベル5の僕は、この写真と共に閉業の札をマップ上で掲げてしまいました。

でも皆さん落ち着いてください。ここはお膝元、なぜか真横にビアバーがあります!(なんで?)

いやどういう戦略なん…ありがたいけどよぉ……
店舗に向かうと、かなり狭い店内に店員さんが一人いました。

たしかなんかアンバーだったと思います。まあそら美味いですわね。これで280円とか、なんかそれくらいでした。
このビアバー、かなり思い切ったことにフードの販売がありません!シンプルにビールをかっこめという潔すぎる店舗です。
店員のお兄さんが話してくれたんですが、フードは隣のビアホールと共有していたそうですが、閉店してしまい…近隣の店舗も少し離れているので、なかなか難しいとのことでした。お兄さん自身も近隣の銀座ライオンからの出張らしく『まあビール注ぐだけなので、楽っちゃ楽なんすけどね』みたいな謎主張をしていました。

そんなこんなで不完全燃焼ながら、サッポロビールにありつき、早々に店をでました。
そう、ここ札幌も宣言は解除されたとはいえ、酒類の提供は20時までなのです。すなわち、20時以降ほとんど店が空いていません。
赤レンガの前で夜のピクニックをしていた人たちは、これを見据えていたのです。

ビアバーを出たのが19時半ごろ。バスの出発は24時。無計画が突然襲いかかってきました。
宣言明けの久々の生ビールにテンションは上がっていますが、LCCギリギリの7kgの荷物を背負って、さらにはかなり久々の深夜バス乗車という、如何ともし難いこの状況…… 
初日到着早々でかなりナチュラルにピンチを迎えました。

とはいえバス乗車は、水曜どうでしょうに倣い「大通りバスセンター」からです。バスセンターといえば待合室くらいあるでしょう。あるよね?そう思って、あと4時間ある待ち時間を消費するため、歩き出しました。

道中キューさんの前を通ったり…

ちょっとGRのシャッターを開けてみたり…

テレビ塔を見上げてみたり…いや時間進まねえ!おい!

そんなこんなで大通りバスセンターにはスグついてしまいました。

だいたい画角的にはこんな感じでしたよね。安田さんも含め3人が、植樹を終えた後にタキシードで並んだ場所。

安田さんの名言『あの人達どこに帰省するんでしょうね…』
そんなことを言っていたのもここだったと思うとテンションも上がります。まだあと3時間ありますが。

この歩道橋を下ったんですね…いやはや感慨深い……

感慨に浸るも、時間はまだたっぷりあります。

テレビ塔の足元まで行ってみました。ここもここで、30時間生テレビのスタート地ですもんね。目張りの良い舞台本番前の大泉さんと、気合の入ったミスター、衣装を用意した小松さん、色んな人が雪の降る中、藤村さんのカウントを見守っていたのを覚えています。
夕方DonDon終わりのお天気カメラでズームインもよかったですよね。でもあれくらいですよね。ほぼ局をあげて30時間生テレビしてたの。
そんな一切生産性のない話を思い出しつつ、意を決してバスセンターに向かいます。

ただここで重大な問題に気づきます。
一つは今回乗るバスはオーロラ号ではないこと。もう一つはバスがバスセンター”前”から発車するだけで、バスセンターからは発車しない、すなわちバスセンター内でいくら待とうにも来ないということです。
1つ目は薄々気づいてはいたのですが、2つ目はマジでビビりました。
それでももう寒いし、ほろ酔いだし、荷物は重いので、こっそりセンターの地下にある待合室へお邪魔することに。

ここからかなり長い戦いが始まります。風はしのげるものの、暖かくもないなにもない環境で3時間。
しかも入ってから気づいたのですが、待合室も23時20分で閉まるため、バスの出発時間である23時50分まで、再度屋外で過ごす必要があります。
これはいきなりの苦行。粋な北の大地からの試練でしょう。

ここで僕は待ち時間を利用して、とあることを調べだしました。
それはこの度のいわば【マックスゴール】である「すすきののエッチなお店に行く」ためです。
札幌には「すすきの」というかなりデカい歓楽街があります。そして言わずもがな「すすきののソープ」というと、全国的にも有名です。

さらにいうと、8年前。まだ17歳だった僕は非常に狡猾な計画を企て、一人で宿泊するホテルの真横のコンビニに、大阪からアマゾンでオナホとぺぺローションを注文するということをやってのけました。

僕はそう、8年前から成長せずに、試される大地へ”試しに”行っていたのです。お恥ずかしい話ですが。

ある意味、ある意味ですよ、ある意味成長したとも言えるかもしれません。ある意味です。お恥ずかしい話ですが。

そんなすすきのからもほど近い、大通りバスセンターの地下待合室の固いベンチの上で、僕は一人悶々としながら、一切選定の基準がよくわからない店を吟味していました。
男が真面目な顔でスマホを見ているときほど、ろくなことをしていません。


しかし23時ごろ。本来のバスセンター発最終便が出たあと、待合室もどうやら店じまいをはじめました。予定より早くセンターを追い出されてしまいました。

本当にどうしようもなくなったので、寒い地上を逃れ、地下街へ向かいました。

札幌というのは個人的見解ですが、かなり地下街が発達しており、梅田の地下街や、クリスタ長堀のように、地下鉄の駅と駅を結ぶように地下道でつながっています。札幌からすすきのまでの2駅ほどを地下を歩いていけるようになっているんですね。

しかしそんな地下街も、23時だとほとんど人気がありません。大阪だとまだここまで人がいなくなるなんてことない気もします。ほんとに人がいません。

しかたないので、また地下街をたどってHTBまで行ったりとか…
(しかもたぶん駐輪場で五十幡アナウンサーとすれ違った)

謎の「小鳥のひろば」なるものも見つけました。
これ、右に見える布がカーテンになっていて、こっそり覗いてみるとわんさかと小鳥がとまっていました…もはやちょっと怖いくらい…

そんなこんなで23時30分をすぎ、最後の力を振り絞ってバスセンターへ戻ります。

バスは時間通りにやってきました。先に乗っていた乗客は3名ほど。オーロラ号と同じく、すでに窓のカーテンは閉まっていました。
また今回乗車したバスはオーロラ号と違い、高速道路を通っていくんだそうです。今回中山峠を超えることはありませんでした。

そんなこんなで波乱の初日は終了します。


続き→2日目 函館

https://note.com/ttttt5tomi5ttttt/n/nfdd9243ef3d7

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