見出し画像

【第1章-5:決意の留学】ごまんとある語学学校の中で、どこに行くのか?

ありきたりなのだが、まずは語学学校に通うことを考えた。
語学学校は留学の人気国にはたくさんあり過ぎて、どこに行くのかを選ぶのが容易ではなかった。

当時の僕には、『ちゃんと自分の頭で考えて決める』という経験をしたことがほぼなかった。

小学校の頃に始めたサッカーは、周りの友達がやり出して面白そうだったからなんとなく始めたし、
受験では『この学校に行きたい!』と強く思った訳ではなく自分の学力に見合った学校をなんとなく受けたし、
バイトはあまり大変過ぎなさそうなものをなんとなく選んで行なっていた。

人生、そんなものなのかもしれないが、ちゃんと自分の頭で考えて選んできた訳ではなく、周りに流されながら、なんとなく決めて、生きてきた。
そんな自分だったので、『ちゃんと自分の頭で考えて決める』というのは容易ではなかった。

自分は何を優先して学校を決めるのか、考える必要があった。
自分の中で大事にしていたのは、『日本人が少ない学校を選ぶ』ということ。
現地の語学学校で日本人同士がつるんでしまい、あまり英語を話さずに英語力が伸びない人がたくさんいるという話をネットでたくさん目にした。
なので、日本人が少ない学校を探した。

学校によっては、『○○人比率』という、その学校における○○人の人口比率算出しているところがあった。
そしてその比率の低さをその学校の強みとしていた。
つまり、僕のような考えを持つ人をターゲットにしているのだ。
当然、その比率は日々変わるので、普通は参考までにその数字を知るのだが、
私は”今現在の数字”が知りたかったので、
お世話になっていたエージェントには『現時点での日本人比率』を語学学校に聞いてもらっていた。
そのエージェントは私のニーズを理解し、その手間を惜しまず確認してくれた。本当に感謝している。

また、同じ国出身の人が多い学校では、彼らがグループで固まってしまい母国語で話をするので、英語での会話がしにくいことも知った。
なので、色んな国出身の人が集まっているかどうかも確認するようにしていた。

加えて、学校での1日のレッスン時間が違うことも知った。(1日のレッスン時間が5時間のところもあれば、6時間のところもあるといったように。)
教育にちゃんと力を入れていて、しっかりと教えてくれるところが良いと思い、レッスン時間が長いところを選ぶようにした。

これらを基準に、語学学校を慎重に選び、決めた。


エージェントに騙されないようにする!留学の効果を最大にする!
その思いでエージェントと学校を決めた。

この留学エージェント探しや語学学校探しには非常に時間がかかった。

今までは周りに流されていれば生きてこれたが、周りには同じような生き方をしている人がいなかった
なので、流されることができなかった。
自分で考えて、自分で決めて、自分で漕いでいくしかなかった。

後から振り返ると、この『自分の頭で考えて自分で決断する』という経験が、この留学における最も価値のあることの一つだったように思える。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?