見出し画像

次の本を作る準備中

新刊2冊と一緒に今までに作った小説同人誌も誤字を直して刷り直すので、装丁デザインを一斉に高められるいい機会である。
そのため持ちうる限りの商業文庫本を取り出し目を凝らした。

手元にある愛読書の殆どが新潮文庫だった。例の唯一スピン(紐しおり)を入れている文庫。紐しおりの使い勝手は最高ので、これからも続けて欲しい。
それ以外の文庫には自分で用意した何かしらのしおりが挟まっていた。私は私が作った本をあまり読まないので不便を感じたことはないが幾分長い話ではあるので、いつか腰を据えて読み返す時のために専用のしおりを作っておくのもいいかもしれない。

文庫本を眺めているうちに背表紙の最下部に数字があることにも気付いた。ご丁寧に文庫の値段が印刷されているのだ。これなら本屋の本棚から文庫を取り出さずともその値段がわかる。
今まで管理番号だと思い込みまともに目を通さず、恥ずかしながら一度も利用したことはなかった。なんと便利な工夫だろう。
生々しくならないならば私も文庫本の背表紙の最下部に値段を表記したいと思った。

そして出版社ごとのマーク。コミックスなら決まって背表紙の頂点に据えられているが、文庫では意外に背表紙にそれを有するものは一握りで、それも頂点にあるとは限らなかった。
(かわりにカバー下、特に背面には殆どの文庫が出版社マークを印刷されていた)
とはいえ背表紙に自分の名前を入れたくない私の小説同人誌の背表紙にはまだ遊べる空間があるし、場合によりロゴマークを入れてしまおう。

まとめると検討段階に入ったのは値段表記とロゴマーク。他には裏表紙にバーコードフォントを入れる案がある。これの位置も考える必要がある。やはり二段が文庫らしいか。
3巻の表紙にはゲームパッケージ感を足して、4巻の表紙には作ってもらったロゴを使う。そして全冊並べて見比べるわけだ。わはははは

そのためには今書いている4巻の話を終わらせないとならない。なんだかんだ終わりが見えているから連休明けをタイムリミットに書き終えたいものだ。
もちろん期日を定めたところで義務感で書かれた一次創作BLほど本末転倒なものはない。よって書きたい時に書くのは最優先事項である。

今更気付いたが3巻と4巻は意図的に作業用BGMを設けなかったことが災いして気分を切り替えがたく筆がノロマな気がする。
最初に作業用songを決めておくと書きたいテーマを忘れずにいられたり、曲を流している間は執筆中の話に存分に思いを馳せる時間に充てられたりしてとても助かる。
あった方がよかったなと反省。言うて曲がないなりに作業用songがないverの話が書けたり難点を実感できたのは収穫だ。後からこれと決めると話が曲に引っ張られそうで怖いが、せめて作業が捗るいい感じのsongsだけでも流そう。

私は原稿に直すまでは書き終わった話をあちこちのメモ帳やあらゆるテキストエディタにドラゴンボールしてしまうので集めるまで本文が一体何ページ分あるやらわからない。
248pの1巻と同じくらいの厚さにしようとした2巻は360pになった。推敲/校正作業は地獄のようだった。セクション地獄で生湯をつかって てにをは地獄に誤字地獄。
結果的に各々の厚さの味がわかってよかった。しかし次はもっと予定に従ってページ数をコントロールしたいものである。確認が怖い。最悪私の肩や首は犠牲になることだろう。もってくれよ俺の体と重すぎるパソコン──

読んでくださってありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?