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名詞的人生と動詞的人生

ネガティブなあなたへ、あなたは常に名詞を意識して生きていませんか。
ポジティブなあなたへ、あなたは常に動詞を意識して生きていませんか。

初っ端からそれっぽく抽象的に書かせていただいたが、実際この記事を読み進めると、「あ、そうかも」と思っていただけると思うので、「なんだこの安っぽい記事は」とか思わないでいただきたい。(安っぽいというかタダではある。)

名詞?動詞?

本記事はそんなに長くないのでもう本題に入る。
名詞というのはものの名前や何かの状態(固定的)をいう。
例えば、TOEIC何点、自分の役職名、達成して得た賞。腹筋バキバキである。太っている。過去。現在。未来。など。
自分の考えがこれらに支配されている場合、あなたの思考はネガティブ寄りであると思う。そうでなくても、状況によってネガティブになってしまう可能性がある。

では、動詞とは?
例えば、TOEICの目標スコアに向けて勉強をしている。役職につきたいので日々努力をしている。入賞に向けて頑張っている。筋肉をつけるためにジムを頑張っている。太っているが、ダイエットに向けて頑張っている。過去を生きてきて現在まで生きてきた。現在から未来へと生きている。

なんとなくわかるようでわからないような。そんな感じだと思う。
本記事のポイントは
「進行中/ in progress」の視点である。
これさえ覚えてくれたらもう十分である。


例と解説


  • 名詞の中でも特にネガティブなものを「進行中」として捉えることで、それを許容できるようになる。例えば「太った自分(名詞)」がいるとしよう。ただしかし、「太った自分(名詞)+ダイエット中(動詞)」を組み合わせることで自分は成長過程・改善過程にいることになる。もちろん何もしていないのにそう捉えてもただただ太った自分は変わらないので、行動するしかないのだが、自分を「太った自分」と固定的に捉えてしまうのと、「太った自分、でもダイエット進行中」と変動的に捉えるのではダイエットへのやる気がまちがいなく変わってくると思わないだろうか。自分は変われると信じるか信じないかにも直結している。

Let's ! in ! progress !


  • 名詞(目標の’状態’)をすでに獲得してもいわゆるバーンアウト(燃え尽き症候群)を経験することなくさらなる高みを目指すことができる。例えば、「テスト100点を取った自分」がいるとしよう。それは名詞だ。しかしながらテストの結果ではなく、テストの勉強をすることに意識をおけばテストの結果で一喜一憂することなく勉強を継続できるようになる。そして満点をとってもそれで終わることなく次へと行ける。

Let's ! in ! progress !


  • 名詞ではなく動詞を褒めることで自己肯定感を高めることができる。
    もうわかってきただろう。名詞、達成したことを褒めるのもいいがそれまでのプロセス、例えばダイエットや勉強は褒めることの範囲外なため、結果が出るまでは報酬のない辛い時期が続く。
    しかしどうだろう、じぶんが動詞を褒めるようになったら、いずれかっこいい体になって自分を褒めることもできるが、ダイエットを頑張っている自分を褒めることさえできるのだ。
    ダイエット開始からダイエット終了の理想の体になるまでずっと自分は「偉い」のだ。
    口調を変えるが、その方が嬉しくない?よくない?シンプルに。

Let's ! in ! progress !

最後に、これを極めることで、人生の本質の一部が見えてくる。
それは何がコントロール可能で、何が不可能か。
この世の中では「じぶんが何をするか」のみがコントロール可能で、それ以外(他人、達成することさえも)はコントロール不可能なのだ。
達成することがコントロール不可能というのは、
テストに向けて勉強をする(じぶんが何をするか:動詞)はじぶん次第だが、
テストで一位(達成すること:名詞)は他の人が死ぬほど頑張ってたら無理かもしれないし、じぶんが風邪をひいて受験できなかったりしたら無理だ。
そう、意外に世の中コントロールできないものだらけなのだ。

では、思い通りにならないこの世界でなぜ頑張るか。
それは
達成したいこと(名詞:コントロール不可能)の可能性は自分が行動する(動詞:コントロール可能)ことでしかあげることができないし、そもそも人生とはこれに尽きるから。」
皆、何かが欲しい、達成したいときにそれを約束してくれる魔法はこの世の中には存在しない。唯一可能なのはそれが実現する可能性を高めること。
だから頑張るし、これを知らない人は基本努力が継続できない。自分の未来、自分の可能性を信じなければそもそも努力は馬鹿馬鹿しいこと限りない。

これ系の自己啓発本の「他人に期待しない」もこれに帰結する。
他人はコントロールできない。それを知ると、自分に、自分の可能性のみに期待することができるようになるので、もっと日々コツコツと頑張れるようになる。
そして動詞を褒めることができると日々自己肯定感が高い状態にいれる。


そんな自己肯定感が常に高くて、日々コツコツ努力ができるような動詞的人生のススメ。
ぜひ意識してみてほしい。人生思ったより悪くないぞ。

Let's ! in ! progress !


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