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【溶けない雪】

いよいよ連載開始から1年が経とうとしている。

いちばん初めの投稿を見ると、2019年2月4日の日付となっており、来週、再来週の投稿でちょうど一年を経過したことになる。


続けようか、どうしようか、考えていたのですが、結果、連載は続けることにしました。ひとまず、期間を決めずに。だから、急に辞めるかもしれません。


続ける理由は、辞める理由がないからです。

また、「このまま終わったんじゃあ.......ねぇ...?」という気持ちもあります。まだ何も残していないから。

この連載自体は誰に言われて始めたことでもないから、別にすっぽかしたって構わないはずなんだけれど、でもそういうことじゃないよなって、部屋の隅っこから見られて、言われているような気がするのです。

自分のことじゃないけれど、そういう感覚は大事だと思っています。


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さっき、ちょっと頭を冷やしに外へ出てみました。(ほんとに冷えたぁ...!)


雨が、雪に変わっていました。

でも、みぞれっぽくて、積もらなそうだなぁ、雪合戦できないなぁと思ってたんだけど、停まっている車を見ると、車の上には徐々に徐々に積もり始めていて、ああ、場所によって違うんだなぁ、気付かないところでしっかり残っていくのかと、思ったのでした。


するとなぜか、ぼくが以前、とある店で詩作品の展示をしたことを思い出しました。

3年くらい前の話なんだけど、手書きの詩を額に入れて、展示&販売をしたのです。やってよかったなぁと思いました。

きっといま、自分がこの連載をどうしていくのか考えているから、浮かんできたのだと思います。どうすんだ、自分、と。


この連載は、始めた当初、その詩作品を展示させてもらったお店に毎週毎週紙を持っていく形で更新していました。

だからそこにいる人から、直接感想を聞くことができた。

1年前からネット上に公開の場を移してみて、「スキ」って付けてもらったり、「読んでるよ」って言ってくれたり、それもまた嬉しい限りです。

いつもいいねを押してくれる方、本当にどうもありがとうございます。

心の中でぴょこっと跳ねてますよ。


ただなんかね、もっともっとこう、あなたにショックを与えたいと思っているのです。

野球の壁当てとか、サッカーの壁当てとか、テニスの壁打ちとか、やったことありますか?ぼくは野球なんだけれども。

壁にボールを投げて、跳ね返ってきたボールを取ってまた投げるって、繰り返すやつね。

あれ、強いボールを壁に投げないと、強く返ってこないんです。

壁にも届かない、ワンバウンドのような弱いボールだと、もう全然自分のところまで返ってこなくて、こっちから取りに行かなくちゃいけなくなる。

あれと似てます。


強く投げて、強く返る。あのリズムがいい。

や、読者の方々を悪く言うつもりはないんです、ただぼくの方がもっとしっかり、どーんと投げ込めたらと。置きに行ってる自分に対してのもどかしさです。

...これちゃんと伝わるかな?



今後、どんな形になっていくのかわかりませんが、どうぞ宜しくです。

どうやって強いボールを投げよう。

こんなこと考えるのが、最高に無駄で楽しい時間です。

そういえば、阿久悠さんは、「ヒットのコツは、時代の飢餓感にボールを当てることだ」と仰っていました。



風邪や、流行りの病には、どうかお気をつけて。


読んでくれてありがとう。


今週はShintani Naoyukiさんの写真をお借りました。ありがとうございます。