変わっていく街

皆さんは自分の住んでいる街の変化を感じることはありますか？？

僕は小学校の途中でそれまで生まれ育った街を離れ、同じ市だけどそこから約20キロほど離れた小さな団地へと引っ越しました。
当たり前ですが、遊びざかりの小学生ですから、友達たちと離れるのはとてもつらかったです。泣きながら転校を阻止しようとしたのを覚えています。(今よく考えたら何もできない子どもなのにどうやって？笑)
ですが、それ以上に悲しかったのはこの生まれ育った街を離れることです。僕はこの何もないけど落ち着く街をとても気に行っていました。

それから引っ越した先の団地に住み始めてからその街に行くことはほぼありませんでした。
まず、用事がなかなかないし、同じ市内に属してるとはいえ、方向が真逆なので、なかなか
腰が重かったです。

引っ越ししてから、約20年ほど経ちまして、
僕はいろいろあって自分の生まれ育った街で
働くことになりました。この街でどっしりと
腰を据えるのはホントに20年ぶりです。
働きながら、仕事終わりなどに自分が住んでいたマンションや当時遊んでいた友達の家など果ては当日好きだった子の家の前を通ってみたり、いろいろ思い出巡りをしました。

そうすると、気付くのは「街の変化」です。
小さい頃通っていた駄菓子屋がもうなかったとか、コンビニや公園がもうなくなってたり、
皆で遊んでいたマンションの裏の遊具がなかったりとたくさんの変化が起きていました。
そして、小さい頃と今では全然景色の見え方が
違うなと感じました。
僕はまだ若いので、今まであまり歳を取ったなと実感することがなかったのですが、一気に歳を取った感じがしました。

逆に全く変わっていないところもあります。
マンションだったり、美容室だったり、スーパーだったり、公園だったり。
また、仕事柄住宅地図を見ることが多いのですが、小さい頃いっしょに遊んだ友達の家がまだあったりします。
そういう変わってないところを見るとちょっと嬉しくなります。
さて、僕もあと数年で30代に突入します。
次もし50代になってこの街へいたらまた、
違う景色を見ることができるんでしょうか。

過去の方向ばかり振り返ってしまう。
僕の悪い癖です。